2024.01.23

OSSのアイデンティティ/アクセス管理のデファクトスタンダード Red Hat build of Keycloak #2

佐藤梨花
SB C&S株式会社 テクニカルマーケティングセンター
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はじめに

みなさんこんにちは、SB C&Sの佐藤梨花です。今回はRed Hat社のRed Hat build of Keycloakについてご紹介します。 

#1記事: JSP・サーブレットといえば Red Hat JBoss Web Server (Apache Tomcat)#1

OSSのアイデンティティ/アクセス管理のデファクトスタンダード Red Hat build of Keycloak

Keycloak画像①.png

Red Hat build of Keycloakはアイデンティティ/アクセス管理を行うOSS製品で、その名の通りKeycloakをUpstreamとしています。一つ前のバージョンは同じくKeycloakをUpstreamとしていますが、Red Hat Single Sign-onという名称でした。

Keycloakは企業内外で「シングル・サインオン」を行うために利用されることが多く、OpenID Connect / OAuth2 / SAML2 プロトコルでアプリケーションと連携できます。多要素認証に対応しており、標準ではワンタイムパスワード、WebAuthn、X.509クライアント証明が利用可能です。特にWebAuthnはいわゆる「パスワードレス認証」技術の本命と見なされており、アプリケーションのセキュリティを飛躍的に向上させる事が可能です。

既存のユーザー基盤であるLDAPやActive Directoryのユーザーを利用することも可能で、ソーシャルIDと既存ユーザー基盤をミックスして、新世代のシングル・サインオンアプリケーションを作成することができます。

また、Red Hat build of KeycloakはIDaaSによくあるユーザー数課金ではなく、サーバーの規模に応じたサブスクリプションで利用可能です。IDaaSを使って小さく始めたサービスが、大きく育つ際に増大していくユーザー管理コストを、Red Hat build of Keycloakに移行することで削減することが可能です。

KeycloakはCloud Native Computing FoundationのIncubating Projectとして承認済

Keycloak画像②.png

Keycloakは2023年4月にCloud Native Computing Foundation(以下 CNCF)のIncubating Projectとして承認されました。CNCFはクラウドネイティブコンピューティング技術を推進する非営利団体で、OSS技術の標準化を行っています。CNCFのプロジェクトとして承認されることは、標準技術としてデファクトスタンダードの位置に近づいたことを示しています。

Red Hat build of Keycloak サブスクリプション価格

Red Hat build of Keycloakの1年あたりの定価ベースの金額(2024年1月時点)は以下のようになっています。

Red Hat build of Keycloakはミドルウェアバンドル、プラットフォームバンドルのどちらかのサブスクリプションとして購入することができます。これまでご紹介してきたようなRed Hat build of OpenJDKやRed Hat JBoss Web Serverのような単体サブスクリプションは2024年1月現在存在しないためご注意ください。

図1.png

ご検討をはじめたいお客様は、ぜひ「DevOps Hub お問い合わせ」よりお問い合わせください!

多方面での利用実績

Red Hat build of Keycloakは出たばかりのバージョンに相当するため、一つ前のバージョンに相当するRed Hat Single Sign-onの実績をご紹介します。

Keyclork画像③.png

ユーザー数ではなくサーバーの規模に対するサブスクリプションでご利用可能なため、サービスのユーザー数が非常に大きいお客様に特にご好評いただいております。

おわりに

今回は、KeycloakをUpstreamとしたRed Hat build of Keycloakのご紹介でした。
次回は、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (JBoss EAP)のご紹介です。

関連リンク

https://www.keycloak.org/

https://access.redhat.com/products/red-hat-build-of-keycloak/

https://rheb.hatenablog.com/entry/2023/12/18/125316

この記事の著者:佐藤梨花

SB C&S株式会社 テクニカルマーケティングセンター

勤怠管理システムの開発(使用言語:Java)に約8年間従事。
現在はエンジニア時の経験を活かしたDevOpsやDX推進のプリセールスとして業務に精励しています。


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