SB C&Sの最新技術情報 発信サイト

C&S ENGINEER VOICE

SB C&S

SDNとは

ネットワーク用語辞典
    2019.06.27

    SDNとは?

    SDN(Software Defined Network)を直訳すると「ソフトウェアによって定義されたネットワーク」です。その名の通り、物理的に構成されたネットワークの各機器を単一のソフトウェアにより、集中的に管理、設定可能とするような技術の総称を指します。

    SDNができること

    従来のネットワークでは各ネットワーク機器1台ずつに対して、Telnetやターミナルソフト等でアクセスし、設定していく必要があります。そのため、新規で導入する場合や既存の論理構成を大幅に変更する場合は、複数台の機器に1台ずつアクセスして設定を変更していくといった作業が発生します。しかし、SDNにおいてはそのような煩雑な作業は必要ありません。コントローラと呼ばれる管理ツールにおいて、どのように論理構成を変更するか定義するだけで、すべてのネットワーク機器にその情報が反映され、一括で各機器の設定を変更することができます。

    これは従来のネットワークの機能をコントロールプレーンとデータプレーンに分離し、トラフィックの転送ルールを決定するコントロールプレーンの機能を、コントローラ上に集約することにより実現。それぞれのネットワーク機器は、トラフィックの転送だけを担うデータプレーン専用の機器として機能することになります。

    ネットワークの構築・運用の手法がこれまでとは大きく異なるため、専門的な知識がなくても管理ツールの使い方やネットワークの基本的な知識さえあれば、運用・管理していくことができます。またコントローラ上に実装されたAPIを利用し、ネットワーク制御をプログラミングすることも可能です。それに伴い、運用コストを大幅に削減できることから、各企業において加速度的に導入が進められています。

    関連記事はこちら

    著者紹介

    SB C&S株式会社
    C&S Engineer Voice運営事務局

    最新の技術情報をお届けします!