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Automation Anywhere - Control Room v11.3.2 をインストールしてみよう!(Express インストール編)

RPA
2019.07.23

Automation Anywhere はサーバー型のRPAですので、サーバーが必ず必要になります。
残念ながら、クライアントだけインストールしても動かすことができません。
サーバーをインストールするとなると、難しそうなイメージですが、Expressインストールすると、意外に簡単にインストール、設定ができます!
そこで、今回は Automation Anywhere Enterprises の Control Room(v11.3.2) を Expressモードで簡単にインストールする手順を解説します!

※執筆時点では、v11.3.2 が最新版となります。バージョンが違う場合、手順が変わる可能性があります。ご了承ください。

Control Roomインストール


目次

  1. SQL Serverをインストールしよう
  2. SQL Serverを設定しよう
  3. Control Roomをインストールしよう
  4. Control Roomの初期設定しよう

1.SQL Serverをインストールしよう

同梱されている AAE_MSSQL_Express_2014SP1.exe を実行します。

インストールの準備が始まり、ファイルを展開するフォルダを設定し「OK」ボタンを選択します。

SQL01.png

ファイルの展開が完了すると、SQL Server Installation Center 画面が表示されます。

New SQL Serverstand-alone installation or add features to an existing installation を選択します。

SQL02.png

SQL Server 2014 Setup 画面が表示されます。

License Terms 画面で I accept the license terms. にチェックを入れ、「Next >」ボタンを選択します。

SQL03.png

MicroSoft Update 画面はそのまま「Next >」ボタンを選択します。

SQL04.png

Feature Selection 画面はそのまま「Next >」ボタンを選択します。

SQL05.png

Instance Configuration 画面はそのまま「Next >」ボタンを選択します。

SQL06.png

Server Configuration 画面はそのまま「Next >」ボタンを選択します。

SQL07.png

Database Engine Configuration 画面はそのまま「Next >」ボタンを選択すると、インストールが開始します。

SQL08.png

インストールが完了すると、Complete 画面が表示されますので、「Close」ボタンを選択します。

SQL09.png

これで、SQL Server のインストールは完了です。

2.SQL Serverを設定しよう

Windowsのスタートメニューから SQL Server 2014 Configuration Manager を実行します。

SQL Server Network Configuration の Protocols for SQLEXPRESS の TCP/IP がDisabledになっているので、Enable に変更します。

変更するには右クリックでメニューを表示し、Enable を選択します。

SQL10.png

warning のダイアログが表示されますが、「OK」ボタンを選択します。

SQL11.png

また、TCP/IP については、以下のようにポートの設定を行います。

設定するには、右クリックでプロパティを選択します。

すると、TCP/IP のプロパティ画面が表示されます。

IP Address のタブを選択し、IP All のTCP Port 項目に1433を入力し、「OK」ボタンを選択します。

SQL12.png

warning のダイアログが表示されますが、「OK」ボタンを選択します。

SQL13.png

SQL Server の再起動を実行します。

SQL ServerServices の SQL Server(SQLEXPRESS) を選択し、右クリックでメニューを表示します。

Restart を選択し、再起動を行います。

SQL14.png

これで、SQL Server の設定は完了です。

3.Control Roomをインストールしよう

Automation Anywhere Enterprise_11.3.1.2.exe を実行します。

実行すると、Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package(x64) をインストールする画面が表示されます。

「Install」ボタンを選択します。

CR01.png

インストールするサーバーがインストール要件を満たしていない場合、以下のようなダイアログが表示されます。

その場合でも、「Yes」ボタンを選択すると、インストールができます。

※ただし、インストールが完了しても、期待通り動作しない可能性があります。

CR02.png

InstallShield Wizard 画面が表示されますので、「Next >」ボタンを選択します。

CR03.png

規約の確認画面が表示されますので、I accept the terms in the license agreement を選択し、「Next >」ボタンを選択します。

CR04.png

インストールタイプの選択画面では、Expressが選択されていることを確認し、「Next >」ボタンを選択します。

CR05.png

データベースサーバーの設定画面になりますので、すでにインストールした SQL Server を指定し、「Next >」ボタンを選択します。

CR06.png

「Install」ボタンを選択すると、インストールが開始されます。

CR07.png

インストールが完了すると、完了画面が表示されますので、「Finish」ボタンを選択します。

これで、Control Room のインストールが完了です。

4.Control Roomの初期設定しよう

インストールが終わると、以下の画面が自動的に表示されます。

ここでは、管理者の設定を行います。以下の項目を設定し、「Next >」ボタンを選択します。

  • Username
  • Email
  • Password

CR09.png

各Question と Answer を設定し、「Next >」ボタンを選択します。

CR10.png

Express mode が選択されていることを確認します。

Master Keyは「Copy」ボタンを選択し、メモ帳に張り付け保存してください。

※Master Keyは通常使う必要はないですが、後々必用になる場合があります。大切に保管してください。

「Next >」ボタンを選択します。

CR11.png

これで、初期設定が完了しました。

Control Roomが表示できたでしょうか?

CR12.png

以上で、Control RoomのExpressインストールについての説明を終わります。

いかがだったでしょうか。

それでは、Happy な RPA ライフを!

著者紹介

先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
林田 啓太

役者 → SE → RPAエンジニア → ?
日々進化します!