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UiPath ビジネスアナリスト プロフェッショナル資格試験を受けてみた

RPA
2025.04.07

 

こんにちは、山崎です。

この記事では、私が【UiPath-ABAv1】UiPath オートメーション ビジネス アナリスト プロフェッショナル 資格 (UiPath Automation Business Analyst Professional資格) を取得するために行ったことを紹介します。

これから試験を受けようと思っていて、学習のポイントについて人の意見を聞きたい方や、他の人がどのような資料を使って勉強したか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 


目次

1. UiPath オートメーション ビジネス アナリスト プロフェッショナル 資格とは
2. まずは試験の予約から
3. 勉強のポイント
4. 学習コース(どう勉強するのか)
5. 受験を終えて


1. UiPath オートメーション ビジネス アナリスト プロフェッショナル 資格

UiPathの認定資格に関する公式ページ

公式ページによれば、オートメーションビジネスアナリストプロフェッショナル認定資格は、UiPath製品を使用して、案件の収集、プロセス発見、プロセス分析、オートメーションの設計と実装に関する知識とスキルを評価することを目的とした資格です。

資格所得に必要な前提条件はありませんが、業務プロセス オートメーションに関する、幅広い知識と実務経験を有する中堅のビジネス アナリストを対象とした資格となっています。

 

試験の概要は以下の通りです:

試験時間  90分
合格点  70点以上
試験場所  テストセンター or オンライン
問題数  60問
合否結果  試験終了後にスクリーンに結果が表示されます
有効期間  取得から3年
受験料  ¥46,200(税込)

※2025年4月時点

 

2. まずは試験の予約から

試験を受ける決心がついたら、まずは予約を済ませる所からスタートします。
私の場合は、とりあえず予約をすませてから勉強をスタートすることが多いです。
※追い込んで無理やり自分を勉強モードに切り替えます...!

ピアソンVUE/ UiPath資格予約ページ

上記リンクからログインし、試験会場・日付・時間を選択して予約します。勉強が間に合わない場合でも、試験の48時間前までなら日程変更が可能です。

 

3. 勉強のポイント

勉強を始める前に、どのポイントを重視すべきかを考えることが大切です。
そのために、UiPathが提供している試験記述文書を読み、試験の傾向を理解することから始めました。

資格試験記述文書

ポイントは、P5~7に詳しく記載されている「試験項目」です。
長くなるので全部はここに載せませんが、一部抜粋すると、

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

■ UiPath 実装手法

• UiPath オートメーションの実装手法のステージ、ロール、および終了基準について説明す

• オートメーションの実装時にビジネス アナリストが生成した成果物について説明する
• オートメーションを実装する際のビジネス アナリストの成功基準について説明する


■ ロボティック プロセス オートメーション (RPA) の基礎

• RPA の定義、動作のしくみ、およびそのメリットを説明する
• 組織レベルのプロセス (メタ プロセス、プロセス、サブプロセス、タスク) のタクソノミー
を説明する)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
などといった試験の傾向が書いてあります。

これを読んで試験傾向を理解し、自分の足りない知識と照らし合わせながら、「プロセス評価ツール?何それ?検索しても出てこないし、アカデミー勉強する時に注意しておいて見つけよう」「組織レベルのプロセスのタクソノミーとか聞いたことないな。これも勉強中にでてきたら注目しよう」といった感じに、自分に必要な勉強を自覚し、ポイントを書き出していきました。

 

4. 学習コース(どう勉強するのか)

さあ、ポイントを押さえたら勉強開始です。
具体的な勉強の為の教材は、やっぱりアカデミーですね。

■UiPath Academy

オートメーションビジネスアナリストトレーニング(英語)

上のリンクが試験範囲を網羅したトレーニングで英語ですが、一部はオートメーション ビジネス アナリスト基礎(日本語)で日本語訳されているので、組み合わせての学習がおすすめです。

※日本語訳が提供されていない所だけ、英語で翻訳しながら勉強など。

そして、ある程度勉強したらUiPath社が用意してくれているプラクティス テストを行います。

 

■プラクティス テスト

公式プラクティステスト (日本語)

このテストで何点とれたのか?
どういった問題が苦手だったのか?
などの結果次第で、再度アカデミーの一部コースを見直すなどしていきながら、仕上げていきました。

 

■公式ドキュメント

アカデミーだけ完璧にすれば100点?...なんてことはありません。ドキュメントに目を通しておくことも求められるのが、UiPathのプロフェショナル試験です。

資格試験記述文書

P9~11に特にちゃんと読んでおく必要のあるドキュメントのリンクが載っています。このドキュメントには必ず目を通すことが試験の助けになりました。

100点レベルで勉強するなら、アカデミーで学習を進めているときにお勧めされるドキュメントリンクも全て網羅する必要がありそう...と感じています。

 

■アカデミーで提供されるテンプレート・資料

上でも紹介したオートメーション ビジネス アナリスト基礎(日本語)のアカデミーコースで提供されるテンプレートや資料にも目を通しました。

ここには、結構実際に出題されたような情報が多かった気がします。
実は1回落ちて2回目でようやく合格したのですが、2回目の試験のために再度勉強している時、このファイルやテンプレートを読みながら「あーこの問題でたなぁ。」と感じることが多かったです。

BA.png

※このzipファイル、2つとも重要です。解答して全部に目を通して記憶しましょう。
※「オートメーションのビジネス分析の基礎」コースの学習リソースからダウンロード可能です。

 

5. 受験を終えて

上でも触れましたが、1回落ちました...。けれど、3週間後に再受験して次は合格できました...!!

勉強している時は、デベロッパープロフェッショナルより簡単かも?

なんて一瞬思ったりもしたのですが、なんていいますかね、、日本語が難しかったり、答えa もbも両方正解な気がするような問題が多かった気がします。

以上、長くなりましたが、この記事が ビジネスアナリスト資格を目指す皆さんの役に立てば幸いです。

著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部 クラウド・ソフトウェア推進本部
先端技術統括部
DXコンサルティング部
山崎 佐代子