こんにちは。 SB C&S の市島です。
私は VMware 製品のプリセールスエンジニアチームに所属しており、主に VMware EUC製品 を担当しております。
今回は、VMware Horizon と VMware Carbon Black Cloud を組み合わせた活用方法についてご紹介します。
※以下、VMware Horizon はHorizon、VMware Carbon Black Cloud はCarbon Blackと記載します。
■HorizonとCarbon Black
「Carbon Black」は、エンドポイントを監視し攻撃の検出や被害の可視化を行うEDR(Endpoint Detection and Response)機能を提供するソリューションです。また、EDR機能だけではなく、NGAV (Next Generation AntiVirus)と呼ばれる、未知のサイバー攻撃からエンドポイントを防御する機能を提供しています。
昨今の高度化するサイバー攻撃から、社員のPC環境などのエンドポイントを守るソリューションとして、Carbon Blackは非常に注目されています。
企業の"エンドポイント"を守る機能を提供するCarbon Blackですが、この"エンドポイント"にはHorizonの仮想デスクトップ、RDSH(Remote Desktop Session Host )も含まれています。
Horizonは仮想デスクトップ環境(VDI)を実現するVMwareの代表的なソリューションです。持ち出しPCのセキュリティ対策や、リモートワーク・在宅勤務におけるリモートデスクトップ環境を実現するソリューションとして多くの企業で活用されています。
この、「Horizon」と「Carbon Black」を組み合わせることで、仮想デスクトップ環境をよりセキュアに守ることができます。
このような別々のソリューションの組み合わせ(EDR製品とVDI製品)となると、製品同士の互換性・サポート状況に関して、事前の確認や検証に手間がかかるケースも少なくないと思います。
HorizonとCarbon Blackは別々のソリューションですが、同じ"VMwareのソリューション"として、インストール方法や設定のベストプラクティス、バージョンの組み合わせにおけるサポート有無など、詳細情報がVMwareから提供されています。
本ブログでは、HorizonとCarbon Blackの組み合わせにおける、サポート情報やインストール方法・構築時のポイントなどをご紹介致します。