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Automation Anywhere -【A360】【パッケージリファレンス】文字列 vol.1

RPA
2022.06.20

【パッケージリファレンス】では、
Automation Anywhere Automation 360 のパッケージで使用できるアクションと、
各アクションの設定パラメータについて、マニュアル形式でご紹介していきます。
今回は、文字列パッケージ第一弾のご紹介です。


文字列パッケージ

本記事は「バージョン:5.3.0-20220118-134628」の情報です。(Build 13343)
最新情報を確認するには、公式ドキュメントも併せてご参照ください。
公式ドキュメント:[文字列]パッケージ

概要

文章から文字列を抽出したり、2つの文章を比較したり、

文字列に対して様々な操作を行うことができます。

アクション一覧

アクション名
英語名:Assign(日本語名:代入)
英語名:Extract text(日本語名:テキストを抽出)
英語名:Compare(日本語名:比較)
英語名:Evaluate variable(日本語名:変数を評価)
英語名:Find(日本語名:検索)
英語名:Length(日本語名:長さ)
英語名:Lowercase(日本語名:小文字)
英語名:Generate random string(日本語名:ランダム文字列を生成)
英語名:Import string from text file(日本語名:テキストファイル)



アクションの説明

アクション:Assign(代入)

変数に文字列を代入します。

2つの文字列変数を連結して1つの変数に代入することや、

空の値を変数に代入することもできます。

代入.PNG


No.1
パラメータ名

elect the source string variable(s)/value
(元の文字列変数/値を選択)

概要 変数に代入する文字列を指定します。
省略可 ○(省略した場合、空の値が代入されます)


使用方法

元の文字列.PNG

変数に代入する文字列を指定します。

値を直接記載するほか、複数の文字列型変数を挿入し連結することもできます。

注:ドル記号 ($) を含む文字列を設定する場合は、

  ドル記号を 2 つ入力する必要があります。

  たとえば、「Pay $$5.00」と入力すると、「Pay $5.00」と表示されます。


No.2
パラメータ名

Select the destination string variable
(ターゲットの文字列変数を選択)

概要 文字列を代入する変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

ターゲット文字列.PNG

文字列を代入する変数を指定します。

文字列型の変数が選択できます。



アクション:Extract text(テキストを抽出)

指定した文字列から特定範囲のテキストを抽出します。

抽出.PNG


No.1
パラメータ名 source string(元の文字列)
概要 抽出対象の文字列を指定します。
省略可


使用方法

元の文字列2.PNG

抽出対象の文字列を指定します。

複数の変数を挿入することができます。


No.2
パラメータ名 Get Characters(文字を取得)
概要 文字列の抽出条件を指定します。
省略可 ×


使用方法

抽出範囲.PNG

文字列の抽出条件を指定します。

条件は下記の3通りです。


①以前

以前キャプチャ.PNG

【テキストの後に開始】フィールドに
抽出開始点として使用する値を指定します。
例えば、「ABCDEF」というソース文字列に対して、
本フィールドに「C」を指定すると、「DEF」という文字列が抽出されます。


【出現】フィールドに何番目に出現する値を抽出開始点とするかを指定します。
例えば、「ABCABC」というソース文字列に対して、
【テキストの後に開始】フィールドに「A」、
【出現】フィールドに「2」を指定すると、
2番目に出現した「A」の後ろの文字列「BC」が抽出されます。


以前および/または以降

依然と移行キャプチャ.PNG

【テキストの後に開始】フィールドに抽出開始点として使用する値を指定します。
【出現】フィールドに何番目に出現する値を抽出開始点とするかを指定します。


【または】と【および】のいずれかを選択します。

【または】を選択すると、【テキストの後に開始】 または 
【テキストの前に終了】 フィールドで指定したいずれかの値が
ソース文字列内にある場合にテキストが抽出されます。

【および】を選択すると、 【テキストの後に開始】および 
【テキストの前に終了】 フィールドで指定した両方の値が
ソース文字列にある場合にテキストが抽出されます。


【テキストの前に終了】フィールドに抽出終了点として使用する値を指定します。
【出現】フィールドに何番目に出現する値を抽出終了点とするかを指定します。
例えば、「ABCDEF」という文字列から「CD」を抽出したい場合、
【テキストの後に開始】フィールドに「B」を指定、
【および】を選択、
【テキストの前に終了】フィールドに「E」を指定します。


③以降

以降キャプチャ.PNG

【テキストの前に終了】フィールドに抽出終了点として使用する値を指定します。

【出現】フィールドに何番目に出現する値を抽出終了点とするか指定します。


No.3
パラメータ名

If no match found, return

(一致する検索結果がない場合は、戻す)

概要 一致する検索結果がないときの条件を指定します。
省略可 ×


使用方法

一致する検索がない場合.PNG

検索結果がないときに、「元の文字列」フィールドのテキストを

変更せず変数に代入する場合は「元の文字列」を指定します。

空の文字列を変数に代入する場合は、「空(Null)の文字列」を指定します。


No.4
パラメータ名 Number of characters to get(取得する文字の数)
概要 抽出する文字数を指定します。
省略可 ×


使用方法

取得する文字数キャプチャ.PNG

条件に当てはまる全ての文字列を取得するときは「すべて」を指定します。

指定の文字数のみ取得するときは「限定」を選択し文字数を指定します。


No.5
パラメータ名

Trim the extracted text (remove blank spaces)

(抽出したテキストをカット (空白スペースを削除))

概要 テキストから空白スペースを削除します。
省略可 ×


使用方法

空白削除キャプチャ.PNG

抽出したテキストから空白スペースを削除するときに選択します。


No.6
パラメータ名

Remove Enter from the extracted text

(抽出したテキストから Enter を削除)

概要 テキストから改行を削除します。
省略可 ×


使用方法

改行削除キャプチャ.PNG

抽出したテキストから改行(キャリッジリターン)を削除するときに選択します。


No.7
パラメータ名 Assign the output to variable(出力を変数に代入)
概要 抽出した文字列を代入する変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

出力をキャプチャ.PNG

抽出した文字列を代入する変数を指定します。



アクション:Compare(比較)

2つの文字列を比較し、同じ文字列の場合は「True(真)」を変数に代入します。

比較.PNG


No.1
パラメータ名 source string(元の文字列)
概要 比較対象の文字列を指定します。
省略可 ×


使用方法

元の文字列3キャプチャ.PNG

比較対象の文字列を指定します。


No.2
パラメータ名 Compare to string(文字列と比較)
概要 比較する文字列を指定します。
省略可 ×


使用方法

文字列と比較キャプチャ.PNG

ソース文字列と比較する文字列を指定します。


No.3
パラメータ名 When comparing(比較時)
概要 大文字/小文字の区別を指定します。
省略可 ×


使用方法

比較時キャプチャ.PNG

大文字/小文字まで厳密に比較するか指定します。

例えば、「大文字と小文字を区別」が選択されていると、

「Abcde」と「abcde」という2つの文字列を比較した場合、

結果は「False(偽)」となります。


No.4
パラメータ名 Assign the output to variable(出力を変数に代入)
概要 比較結果を代入する変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

変数に代入キャプチャ.PNG

比較結果を代入するBoolean型変数を指定します。



アクション:Evaluate variable(変数を評価)

指定した文字列型の変数が Bot 内に存在するか検索し、

見つかった場合は一致した変数に格納されている値を返します。


変数を評価.PNG


No.1
パラメータ名 Variable expression(変数式)
概要 検索する変数式が格納された変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

変数式キャプチャ.PNG

検索する変数式が格納された変数を指定します。


No.2
パラメータ名 Assign the value to a variable(値を変数に代入)
概要 検索結果を代入する変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

値を変数に代入キャプチャ.PNG

検索結果を代入する変数を指定します。


使用例

例えば、変数名【A】に「$sample$」という文字列(変数式)が格納されていた場合、

Bot内に【sample】という名前の変数が存在するか検索します。

変数を評価概要キャプチャ.PNG


変数名【sample】が見つかった場合、【sample】に格納されている文字列を

指定した別の変数に代入します。

変数見つかった場合キャプチャ.PNG


見つからなかった場合、「$sample$」という文字列を指定した変数に代入します。

変数見つからない場合キャプチャ.PNG



アクション:Find(検索)

テキストから指定の文字列を検索し、何文字目に出現するかを数値で返します。

例えば、「ABCDE」というテキストから「CD」という文字列を検索した場合、

結果は「3」になります。

検索.PNG


No.1
パラメータ名 Source string(元の文字列)
概要 検索対象の文字列を指定します。
省略可 ×


使用方法

元の文字列4キャプチャ.PNG

検索対象の文字列を指定します。


No.2
パラメータ名 Find string(文字列を検索)
概要 検索する文字列を指定します。
省略可 ×


使用方法

文字列を検索キャプチャ.PNG

検索する文字列を指定します。


No.3
パラメータ名 When finding(検索時)
概要 検索するとき大文字/小文字を区別するか指定します。
省略可 ×


使用方法

検索時キャプチャ.PNG

検索するとき大文字/小文字を区別するか指定します。


No.4
パラメータ名 The "find string" is("検索文字列"は次のとおりです。)
概要 検索する文字列の形式を指定します。
省略可 ×


使用方法

検索文字列はキャプチャ.PNG

検索する文字列の形式を指定します。

正規表現を選択すると、正規表現による検索を行うことが出来ます。

正規表現の詳しい説明はこちらをご参考にしてください。

非正規表現を選択すると、文字列による検索を行います。


No.5
パラメータ名 Start from (開始(任意))
概要 検索結果が複数あるとき何番目の結果を返すか指定します。
省略可


使用方法

開始キャプチャ.PNG

検索結果が複数あるとき何番目の結果を返すか指定します。

例えば、「ABC DEF ABC DEF」という文字列から「ABC」を検索し、

開始フィールドに「2」を指定した場合、

結果は「9」(2回目に出現した「ABC」の位置)になります。


No.6
パラメータ名 Assign the output to variable(出力を変数に代入)
概要 検索結果を代入する数値型変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

出力をキャプチャ.PNG

検索結果の数字を代入する数値型変数を指定します。



アクション:Length(長さ)

指定した文字列の文字数を変数に代入します。

長さ.PNG


No.1
パラメータ名 source string(元の文字列)
概要 文字数を取得する文字列を指定します。
省略可 ×


使用方法

元の文字列4キャプチャ.PNG

文字数を取得する文字列を指定します。


No.2
パラメータ名 Assign the output to variable(出力を変数に代入)
概要 検索結果を代入する数値型変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

出力をキャプチャ.PNG

検索結果の数字を代入する数値型変数を指定します。



アクション:Lowercase(小文字)

指定した文字列を小文字に変換します。

小文字.PNG


No.1
パラメータ名 source string(元の文字列)
概要 小文字に変換する文字列を指定します。
省略可 ×


使用方法

元の文字列4キャプチャ.PNG

小文字に変換する文字列を指定します。


No.2
パラメータ名 Assign the output to variable(出力を変数に代入)
概要 変換結果を代入する変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

出力をキャプチャ.PNG

小文字に変換した文字列を代入する変数を指定します。



アクション:Generate random string(ランダム文字列を生成)

大文字と小文字の英数字の文字列を生成し変数に割り当てます

ランダム.PNG


No.1
パラメータ名 String length(文字列の長さ)
概要 生成する文字列の長さを指定します。
省略可 ×


使用方法

文字列の長さキャプチャ.PNG

生成する文字列の長さを指定します。


No.2
パラメータ名 Enter the destination variable(ターゲット変数を入力して)
概要 生成した文字列を代入する変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

ターゲットキャプチャ.PNG

生成した文字列を代入する変数を指定します。



アクション:Import string from text file(テキストファイル)

テキストファイルに記載された値を文字列変数へインポートします

例えば、テキストファイルに【color=red】と記載されていた場合、

変数キーに「color」を指定すると、

これに紐づく「red」という値を取得し指定の変数に代入することが出来ます。

テキストファイル.PNG


No.1
パラメータ名

Import string from text file
(値をテキスト ファイルから文字列へインポート)

概要 使用するテキストファイルを指定します。
省略可 ×


使用方法

値をテキストファイルからキャプチャ.PNG

使用するテキストファイルを指定します。

ファイルがControl Roomにアップロードされている場合は、[Control Room ファイル]を選択します。

ファイルがClientデバイスのローカルにある場合は、[デスクトップ ファイル]を選択します。

変数を使用する場合は[変数]を選択します。ファイル型の変数のみ使用できます。

(文字列型の変数は使用できません)


No.2
パラメータ名 Variable key(テキストファイルの変数キー)
概要 使用するキーを指定します。
省略可 ×


使用方法

テキストファイルの変数キーキャプチャ.PNG

取得する値のキーを指定します。

テキストファイルには、 "[キー]=[値]" の形式でキーと値を紐づけて

記載しておく必要があります。

また、"[キー]=[値]"は1行につき1組ずつ記載することができます。

注:このフィールドでは大文字と小文字が区別されません


No.3
パラメータ名  Assign the output to variable(結果を変数に保存)
概要 取得した値を保存する変数を指定します。
省略可 ×


使用方法

結果を変数に保存キャプチャ.PNG

取得した値を保存する変数を指定します。



いかがでしたでしょうか。

次回は、置き換え、反転、分割、従属文字列、Boolean に変換、

ロケール番号、数値に変換、削除、大文字 アクションをご紹介する予定です。

Bot開発の参考になれば幸いです。

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著者紹介


植木 真