みなさまこんにちは。SB C&S 岡村です。
先日第15回目の開催があったAA de Knightの様子をこちらでレポートいたします。
今回はA360.25のアップデート情報やTips、AAを利用したソリューションの詳細など、貴重な情報が多くございました。
ご参考になれば幸いです。
□目次
- アジェンダ
- 当日の振り返り
・Automation Anywhere の重鎮登場!日本語ドキュメントの充実化について
・ローコードプラットフォームとAutomation Anywhereの連携によるビジネス企画部門でのDX加速
・AA API連携活用法
・A360 .25 最新情報 & Tips - Botもバージョンアップしよう- - 当日のQA
- 次回予告
アジェンダ
2022年7月29日(金)
時間 | プログラム |
18:30~18:35 | ご挨拶 |
18:35~18:55 | Automation Anywhere の重鎮登場! 日本語ドキュメントの充実化について オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 Luciano Arruda 様 佐野 千紘 様 |
18:55~19:15 | ローコードプラットフォームとAutomation Anywhereの連携による ビジネス企画部門でのDX加速 株式会社デジタルワークフォース 石垣 英雄 様 |
19:15~19:35 | Automation 360 v.24 What's New SB C&S株式会社 永瀬 晋作 |
19:35~20:05 | A360 .25 最新情報 & Tips - Botもバージョンアップしよう- オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 広瀬 雄治 様 |
20:05~20:10 | クロージング |
当日の振り返り
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Automation Anywhere の重鎮登場!
日本語ドキュメントの充実化について
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
Luciano Arruda 様
佐野 千紘 様
Automation Anywhere の重鎮登場!ということで、
皆さまからよくご要望いただく「Automation Anywhereの日本語ドキュメント」についてご紹介いただき、大変貴重なセッションでした。
ドキュメントの日本語化までにはすごく作業があり、翻訳の裏側を丁寧に教えていただく機会はなかなか他ではなかったのではないでしょうか。
今後は英語のコンテンツのローカライズだけでなく、日本語の独自のコンテンツも力を入れていくとのことでとても楽しみです。
ぜひ、今後の開発や運用に活かしていただければと思います。
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ローコードプラットフォームとAutomation Anywhereの連携による
ビジネス企画部門でのDX加速
株式会社デジタルワークフォース
石垣 英雄 様
ローコードプラットフォームとAutomation Anywhereの連携により、更にDXを加速させる方法を実際の具体的な事例を交えてお話いただきました。
RPAでの自動化のみならず、業務改善、業務改革という観点でも大変有意義な内容でした。
今後はRPAと他ツールの組み合わせも必ず必要になってきます。
皆さまも、ぜひAutomation Anywhereと他SaaS製品との連携などにチャレンジしてみてください!
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Automation 360 v.24 What's New
SB C&S株式会社
永瀬 晋作
API連携の活用法ということで、APIとは?からTIPS、実際のDemoを交えてご紹介いただきました。
APIを活用することで、更に自動化の幅が広がることご理解いただけたのではないでしょうか。
少々難しい部分もありましたが、とても便利なので、ぜひチャレンジしてみてください!
20220729 AAdK15 C&S 永瀬 A360 API 【配布用】.pdf
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A360 .25 最新情報 & Tips - Botもバージョンアップしよう-
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
広瀬 雄治 様
A360.25 最新情報 と Tipsを丁寧にご紹介いただきました。
検索機能の強化で変数が検索できるようになったり、レコーダーキャプチャの技術選択により安定感が更に増しますね。
Demoでのご紹介もあったので非常にわかりやすかったのではないでしょうか。
ぜひ、実業務にもお役立ていただけたら嬉しいです。
AA de Knight 20220729 Hirose WhatsNew 25 & AA Tips -Botもバージョンアップしよう-.pdf
当日のQA
ご質問をいただいた内容を抜粋する形で掲載いたします。
- Q1)KBも改善の対象になりますか?
A1)KBに関しては、現時点では移行に関するトピックが優先となっていますが、それ以外のトピックも順次改善していけるよう取組中です。
- Q2)ドキュメントについて
日本語へのローカライズだけではなく、図解、動画もたくさん使用してほしいのですが、計画はありますか?
A2)Automation Anywhere University (Eラーニング)の日本語化を充実できるよう取組中です。
- Q3)できれば、画像をいつもつけてほしいです。
A3)画像の重要性については重々承知しております。コメントいただきありがとうございます。
- Q4)ドキュメンテーションの英語と同時リリースの日本語化ですが、AAソリューションすべてが対象ですか?(A360、IQ-BOT、AARI・・・等)
A4)今後のバージョンに関しては、RPA workspace だけでなく、IQ Bot や AARIなどすべてのリリースノートが対象です。
ですが、古いバージョンでまだ翻訳が間に合っていないものもあり、こちらは順次対応予定です。
- Q5)ドキュメントが更新されたら、一覧や通知がほしいのですが機能改善の計画はありますか?
A5)通知に関しては、対象とする言語の絞り込み・通知の手段など、いくつかの考慮事項があります。
皆様のアイディアをぜひお寄せいただければ幸いです。
- Q6)Deeplの前はどういう翻訳ツールを使っていましたか
A6)ライオンブリッジというツールを使っていました。
ライオンブリッジ:https://www.lionbridge.com/ja/content-transformation-services/translation-localization/
- Q7)A360のオンライントレーニングの教材の日本語化もお願いしたい。まだ日本語版のトレーニング教材が少ないので。
A7)この四半期(8~10月)に15個の教育コンテンツを新たに日本語化するよう、鋭意対応中です。
(かなりアグレッシブな努力目標ですが、みなさんのために頑張ります!)
- Q8)OCRの修正処理を行うのはどこのポジションの方でしょうか?スキャンした人でしょうか?会計処理をする人でしょうか?
A8)OCRの運用側で修正します。お客様側で修正が必要がないように作成されています。
- Q10)電子帳簿保存法に準拠とのことですが、御社自らソリューションを構築されたのでしょうか?
それとも当該法律に準拠している他社ソリューションよりOEM提供などのコラボをされているのでしょうか?
A10)独自の作り込みとなります。
名称もリネームをかけてることができるようにしており好評な機能となっています。
- Q11)OCRの認識率はどのくらいでしょうか?
A11)帳票によりブレはあります。学習により改善され、人手の修正により100%で運用しています。
- Q12)APIを使用時にPOSTMANを使用していますが、1つずつ手動でAPIの登録が必要です。
POSTMANでAPI設定を一括導入できるCollection(APIの集合)が存在してますか?
A12)POSTMANはトレーニングドキュメント(英語)が充実してるのでご確認ください。
- Q13)APIを使用時に20分ぐらいでセッションが切れます。デフォルト時間の変更はどこで変更できますか?
A13)設定を確認いただき変更ください。リフレッシュにより更新されると思われます。
- Q14)WEBとAPI両方ログインすると、2回ログオンのエラーができますが、回避方法がありますか?
A14)CRにマルチログインのバージョンが付いているので設定し回避可能です。
- Q15)クラウドサービスのA360を使っているとき、バージョンアップにより 突然 APIが動作しない可能性はありますか?
A15)API のパラメーターが変わる場合は、API のパスの途中の v1 や v2 をインクリメントして対応します。
なので、基本的には、今まで動いていた API 呼び出しが急に動作しなくなることはありません。
- Q16)A360バージョンアップ後の動作確認は、ユーザーより先に確認する手段がありますか?
A16)A360のSANDBOXにより新バージョンリリース前に検証が可能です。
- Q17)APIでImport処理などローカルファイルのアップロードができますか?
A17)ロールの権限が必要かと思いますが可能です。
- Q18)レコーダーキャプチャーについて、ドロップダウンで表示されるリストの中でとある対象メニューを選択したい場合に、リストの中身が多すぎて選択
(クリックまたは左クリック)ができなかったのですが、どれを選択したら選択できるようになりますか?
※リストの途中までは選択できることが確認できてます
A18)テクノロジータイプをUiオートメーションにしてお試ししてみてください。
- Q19)パッケージをバージョンアップした後、それらを簡単に本番環境に持っていけるともっと良いのですが、良い方法はありますか?
その先が1個1個だと大変なのですが。
A19)一括更新の機能を使用し、開発環境のパッケージを一括更新いただき、その後、本番環境へBot一括ダウンロード/アップロードいただく方法があります。
または一括更新の機能を使用し、本番環境のパッケージを一括更新いただくことでも可能です。
- Q20)A360.25のCRメニューにラーニングインスタンスが追加されたとのことですが、現在運用しているIQBotが不要になるということでしょうか。
A20)よく利用されるラーニングインスタンスをAA社で作成し利用いただけるようにしています。
カスタマイズはこれまでのIQBotでインスタンス作成が必要です。
- Q21)アクションの設定画面内にLINE番号が表示されると解りやすいなと思ったのですが表示することはできないでしょうか?
A21)フロー表示、リスト表示画面上で行番号は確認が可能です。
- Q22)パッケージ単位で、全部更新になるのですか?
全てのパッケージを一度にUPDATEできるわけでは無いのですか?
A22)パッケージ単位での更新になります。全てのパッケージ更新は今後予定されています。(時期未定)
- Q23)Botを指定してパッケージを一括更新する機能を追加する予定はございますでしょうか。
A23)今後のアップデートで追加される予定です。(時期未定)
- Q24)アクションの設定をする時に右側に表示されるエリアの中には行番号を表示できないですか?
A24)アクション詳細には表示されません。フローやリスト内で確認ください。
次回予告
今回も大変多くの方にご応募、ご参加いただき、誠にありがとうございました。
オンライン開催と言うことで、全国ユーザーの皆さまへ情報発信できるこの場に大変意義を感じております。
3ヶ月後を予定しています。(2022年10月下旬頃)
を予定しております。
ますますお役立ていただける情報を発信できるよう努めて参りますので、次回もぜひご参加ください!
窓口:SBCASGRP-rpa-developers@g.softbank.co.jp
過去のレポートはこちら♪
著者紹介
先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
岡村 尚紀
SAPエンジニア、データアナリティクスを経てRPAエンジニアへ