カムシャフトはエンジン内でバルブの制御を担当する重要な部品であり、設計においてその動的挙動を理解することは非常に重要です。しかし、カムシャフトは複数の部品が複雑に相互作用しているため、モデルの規模が大きくなりがちで、過渡応答を解析するにはかなりの計算リソースが必要です。
以下の事例では、「Ansys Mechanical」を使用して、カムシャフトのフルアセンブリモデルに対して過渡応答解析を行いました。この事例では、フルの3Dモデルとは別にシェル要素を使用したモデルに対しても解析を行っています。カムシャフトの動きは両モデルで大きな違いはありませんが、計算時間を大幅に短縮することができ、効率的に評価することが可能となっています。
- 解析モデル
3Dモデル シェルモデル - 計算結果
3Dモデル結果(解析時間:約2時間) シェルモデル結果(解析時間:約30分) 3Dモデルピストン部分 結果 シェルモデルピストン部分 結果
著者紹介
SB C&S株式会社
C&S Engineer Voice運営事務局
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