セラミック材料は義歯に理想的な材料であり、生態的剛性や化学耐久性を備えています。しかし、製造プロセスにおける熱処理により義歯内に残留応力が発生します。そのため、不具合の回避や義歯の寿命予測のためには、熱処理による伝熱荷重による残留応力を予測することが重要です。
このページでは、「Ansys Mechanical」を使用して義歯に対する時刻歴伝熱解析と構造解析を実施し、義歯内の残留応力を評価する事例を紹介します。時刻歴伝熱解析には粘弾性材料モデルを適用し、その結果を初期条件として構造解析を行い、応力を計算しています。
- 解析モデル
解析モデル 断面図(外部と内部で材料特性が異なる) - 解析結果
外表面での温度分布
内部での温度分布
外部表面での応力分布 内部での応力分布
著者紹介
SB C&S株式会社
C&S Engineer Voice運営事務局
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