Office for iPad日本版がついに登場!詳細をレポート

Office for iPad日本版がついに登場!詳細をレポートします。

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11月6日夜、ついに日本のApp Storeでも「Office for iPad」(iPad版のWord/Excel/PowerPointアプリ)が公開されました。これまで海外でしか提供されていなかった“マイクロソフト純正”のiPad版Officeアプリが日本のユーザーにも開放されたことで、ビジネスシーンにおけるiPadの使い方が大きく広がります。ここでは、Office for iPadの利用を開始する方法をご説明します。

ついに日本のユーザーもApp StoreからiPad用のWord/Excel/PowerPointを入手できるように

ついに日本のユーザーもApp StoreからiPad用のWord/Excel/PowerPointを入手できるように

iPad 2以降すべてのiPadに対応

iPad版のWord/Excel/PowerPointでは、いずれも動作条件としてiOS 7.1以降の環境が求められています。これより古いバージョンのOSがインストールされているiPadでOfficeの各アプリを使用したい場合、まずはOSのアップデートを行う必要があります(2014年11月10日現在、OSアップデートを行うとiOS 8.1が導入されます)。

なお、2010年5月に発売された「iPad」(第1世代)のみ、最終サポートOSがiOS 5.1.1となっているため、第1世代のiPadでOfficeを使用することはできません。それ以外のiPad(iPadの第2世代以降およびiPad miniの全モデル)ならすべての機種でOfficeを使用可能ですが、新しい機種ほどCPUの性能が高いため、大容量の文書を扱うときもよりスムーズな動作が期待できます。

iOS 7.1以上が動作しているiPadに対応。初代iPad以外すべてのiPadでOfficeが使用できる

iOS 7.1以上が動作しているiPadに対応。初代iPad以外すべてのiPadでOfficeが使用できる

文書の新規作成と基本的な編集が無料で可能に

Office for iPadの各アプリはApp Storeから無料で入手可能です。従来、海外で提供されていたOffice for iPadでは、アプリをインストールした段階では文書の表示のみが可能で、Office 365の有償アカウントでサインインすることですべての機能が使用可能になる仕組みを採用していました。

しかし、今回日本での提供開始にあわせて、文書の新規作成と基本的な編集機能については、無料の「Microsoftアカウント」でサインインするだけでも使用できるように条件が変更されました。Windows 8へのログインなどで既にMicrosoftアカウントを利用しているユーザーは、新規のアカウント作成や契約などをしなくてもOffice for iPadですぐに既存文書の編集が可能です。

とはいえ、複数ユーザーの間でファイルをやりとりするときよく使われるWord文書への変更履歴の記録や、グラフ要素の編集、PowerPointの発表者ツールなどは「プレミアム機能」となっており、従来通り有償のOffice 365アカウント(※)によるサインインが必要です。ビジネスシーンでOffice for iPadをフルに活用したいという場合は、Office 365の契約を行うのが基本と考えて良いでしょう。

  • (※「Office 365 Business」「Office 365 ProPlus」など、Officeアプリケーションの使用権が含まれるアカウントが必要。「Office 365 Business Essentials」「Office 365 Enterprise E1」など、オンラインサービス専用プランのアカウントは対象外)

無料アカウントで利用中、グラフにデータラベル要素を追加しようとしてもこの表示が出て機能を使用できない

無料アカウントで利用中、グラフにデータラベル要素を追加しようとしてもこの表示が出て機能を使用できない

有効なOffice 365アカウントでサインインし、データラベルを追加できた

有効なOffice 365アカウントでサインインし、データラベルを追加できた

無料アカウントの場合、PowerPointのスライドショーは全画面表示しか対応しない

無料アカウントの場合、PowerPointのスライドショーは全画面表示しか対応しない

Office 365アカウントでサインインすると「発表者ツール」が使用可能に。プロジェクターにはスライドのみを表示しながら、手元では発表者用のノートや前後のスライドを確認できる

Office 365アカウントでサインインすると「発表者ツール」が使用可能に。プロジェクターにはスライドのみを表示しながら、手元では発表者用のノートや前後のスライドを確認できる

導入方法は簡単で、App StoreからWord/Excel/PowerPointの各アプリをインストールし、初回起動時に表示される画面でアカウント情報を入力しサインインするだけです。サインインをスキップした場合は文書の表示専用、Microsoftアカウントでサインインした場合は基本機能のみ、有効なOffice 365アカウントでサインインした場合はすべての機能が使用可能となります。なお、サインインはWord/Excel/PowerPointのいずれかで1回行えば3つのアプリすべてに対して適用されます。

初回起動画面で[後でサインイン]を選択してスキップした場合、文書の編集は一切できないビューアーとして機能する

初回起動画面で[後でサインイン]を選択してスキップした場合、文書の編集は一切できないビューアーとして機能する

画面左上のユーザーアイコンをタップし、Microsoftアカウントでサインインした状態。基本的な編集機能は無料で利用可能

画面左上のユーザーアイコンをタップし、Microsoftアカウントでサインインした状態。基本的な編集機能は無料で利用可能

アプリ上でDropboxに直接アクセス可能、iPhoneにも対応

Office for iPadの基本的な使い勝手は先日Office 365相談センターブログ(http://licensecounter.jp/office365/blog/2014/11/usoffice-for-ipad.html)でお伝えした通りですが、新機能としてオンラインストレージサービス「Dropbox」のサポートが追加されました。従来Word/Excel/PowerPointのファイルをDropboxに保存していたユーザーは、Office for iPadの各アプリから直接Dropbox上のファイルを開き、また保存することが可能になりました。もちろん、従来通りiPad本体や、「OneDrive」「SharePoint」への保存にも対応しています。

Office for iPadがDropboxに対応。最新のDropboxアプリがインストールされていればアカウント認証もワンタップで完了する

Office for iPadがDropboxに対応。最新のDropboxアプリがインストールされていればアカウント認証もワンタップで完了する

Dropbox上のファイルを直接開いて編集し、再びDropboxに保存できる

Dropbox上のファイルを直接開いて編集し、再びDropboxに保存できる

また、今回公開された各アプリはiPhoneでも使用することができます。従来、iPhone向けには「Office Mobile」と呼ばれるアプリが提供されており、Office文書の閲覧と簡易的な編集が可能でしたが、iPadと同じく単体のアプリとしてWord/Excel/PowerPointが登場。スクリーンが小型なiPhone用に一層シンプルな画面デザインとなっていますが、iPad版同等の機能を搭載しています。PCやiPadと同じように文書の完全なレイアウトを再現できるほか、スマートフォン用に最適化されたレイアウトで表示するモードも備えているので、Wordで書かれた多ページの資料の閲覧なども快適に行えます。

iPhone版Wordでサンプル文書を開いたところ。3段組などの複雑なレイアウトもきれいに再現されている

iPhone版Wordでサンプル文書を開いたところ。3段組などの複雑なレイアウトもきれいに再現されている

テキストに最適化したスタイルでの表示も可能。左右にスクロールせず縦スクロールだけで内容を読んでいくことができる

テキストに最適化したスタイルでの表示も可能。左右にスクロールせず縦スクロールだけで内容を読んでいくことができる

マイクロソフトでは現在Androidタブレット用のOfficeも開発中で、来年初頭にリリースされる予定です。Office 365のアカウントがあれば、PCからタブレット、スマートフォンまで、デバイスの種類を選ばずどこでもOffice文書の閲覧や編集、プレゼンテーションが可能という世界が実現しつつあります。対応デバイスの拡大、無料機能の充実、Dropboxのような他社サービスへの対応といった動きから、マイクロソフトがOfficeにかける意気込みの強さが感じられます。

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