こんにちは、Microsoft 365 相談センターの五味です。Microsoft 365・Microsoft 365のプラン一覧を見ていると、妙に安いプランがあることに気付いた方はいらっしゃるでしょうか?特に販売店の方はこの存在に気付き、「このプランを提案しちゃ駄目なの?」と一度は悩まれたことがあるかもしれません。
Microsoft 365 相談センターのこのウェブサイトではあまり大々的にご案内していないのですが...、それが「Fプラン」と呼ばれているプラン群です。
今回の記事では、 【 Microsoft 365・Office 365の「Fプラン」とは何なのか 】 を解説します。
Microsoft 365/Office 365には特別なプラン「F」プランがあります。
Fプランの「F」とは、Frontline Worker:最前線で業務を担当される方(現場で作業を担当される方)を意味します。想定されるユーザーは、「製造」「店舗」現場で作業や接客業務などを担当されている「専用のPC」を持たない方です。
上記のように利用される方を限定的に想定している「Fプラン」は、他のMicrosoft 365/Office 365プランと比較すると非常に「安い」価格が設定されています。しかし、「安い」のには訳があります。
「安いからこのプランでいいじゃん」と安易に選ぶのはやめましょう。
Fプランには下記の種類があります。
※価格はいずれも、2024年9月時点のCSP年契約・月払、1ユーザーあたりの税抜価格です。
※ Fプランは「Enterprise」系に位置づけされていて、「Business」系プランのような、契約ライセンス数300ライセンスまでの契約数上限の縛りはありません。
※2024年より新規でご購入いただく上記プランにはTeamsが含まれなくなりました。Teamsもご入用の場合には、Teams Enterpriseのご契約が別途必要です。
マイクロソフトの「製品条項」に利用資格が厳しく定義されているため、「ライセンス資格」がない方が利用すると「ライセンス違反」となります。
一般的なPCサイズの専用端末を持っている方は利用できないこと、端末を共有している場合の利用形態、さらにこの利用資格が「厳しい内容に変更」されたこともあり、契約更新時には、この利用資格を守る事が記載されています。
Fプランは、先述の通りその利用者を「製造」「店舗」現場で作業や接客業務などを担当されている「専用のPC」を持たない方と限定した想定の作りになっているため、通常のMicrosoft 365/Office 365の「Business」系、「Enterprise」系プランの機能と比較すると、機能が大きく限定されます。
特に、
・Webブラウザー版とスマホ/タブレット版のOfficeアプリだけの提供で、さらに一部プランではOfficeアプリにも利用制限があること
・Exchange OnlineやTeams、SharePoint Online/OneDrive for Businessの利用にも各種制限があること
...などがあります。
しっかりと通常のプランとの違いを確認し、本当にFプランで良いのかどうかをご契約前に確認ください。
併せて、MicrosoftのFプランのページもご確認くださいね。
いかがでしたか?今回は、 【 Microsoft 365・Office 365の「Fプラン」とは何なのか 】 を解説しました。
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それではまた、次回のブログでお会いいたしましょう!
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