セールスセンター2023.03.27
【まとめ】シマンテックよくある疑問スッキリ解消セミナーvol.2
シマンテックでは、提供する製品についての疑問や不明点に答えるためのWebセミナーを定期的に行っています。
今回は、先日開催された「よくある疑問スッキリ解消セミナーvol.2」の内容をお届けします。前回に引き続き、SB C&Sの岸野課長、石塚さんにスタンドアローン環境におけるエンドポイント製品についてご紹介いただきます。
シマンテックのEPP製品について
シマンテックでは、現在以下のエンドポイント製品(EPP)を提供しています。
- Symantec Endpoint Protection(SEP。従来製品)
- Symantec Endpoint Security Enterprise(SESE。後継製品)
- Symantec Endpoint Security Complete(SESC。後継製品の上位版)
詳細については、前回記事で詳しくご紹介していますのでぜひご一読ください。
SEP/SESはスタンドアローンで利用できるの?【よくある疑問スッキリ解消セミナーVol.1まとめ】
前回セミナー(vol.1)の振り返り
こんにちは。早速ですが石塚さん、ちょっと前回の振り返りからしましょうか。
はい。前回vol.1ということで、こちらの3つの疑問を取り上げて回答しました。
まず、オフライン(スタンドアローン)環境での使用については基本的にご利用いただくことができます。2点目、EPP製品のライセンスの買い方については、基本的にデバイス数をカウントいただければ大丈夫です。3点目のEPP製品の検証は、現在可能になっております、ということでした。
ありがとうございます。バッチリですね。詳しくは本シリーズのアーカイブ配信をご用意させていただいておりますので、ぜひシマンテックセールスセンターのWebサイトやYouTubeチャンネルをご覧いただければと思います。
シマンテックセールスセンター オンデマンドセミナー
シマンテック(Symantec)セールスセンター YouTubeチャンネル
今回のテーマ
さて石塚さん、ここからは本日のテーマですね。よくいただく疑問や質問ということで、今日はどんなテーマでしょうか?
はい。本日は、1点目がEPP製品について「MacあるいはLinuxでできること、できないことがあるんですか?」という質問です。2点目が、「オフライン端末の定義ファイルの更新方法はどうしたらいいですか?」、そして3点目は「現在のシマンテック製品では開始日を指定できますか?」という内容です。どれも多くいただいている質問ですね。
なるほど。ありがとうございます。特に、2番目のオフライン端末の定義ファイル更新方法については、前回も少し触れていますが、セミナー後も多くの声をいただいているのでより詳しくお伝えできればと思います。
Mac・Linuxでできることできないこと
石塚さん、まずは「Mac・Linuxでできることできないこと」こちらを見て行きたいと思います。
お願いします。
はい。本日は現在展開しているSESEとSESCについて、できることできないことをご紹介させていただければと思います。基本的にはSESEと従来のSEPなら、できることできないことはイコールというふうに思っていただいて大丈夫です。
なるほど。では、SESEとSESCの違いだけでいいんですね。
はい。その通りです。では、まずSESEでできること、できないことを紹介します。Windowsにおきましては、ここに書かれている機能はすべて可能です。
一方、Macの場合はこの中のメモリエクスプロイト緩和機能が使用できません。Linuxでは、このメモリエクスプロイト緩和機能に加えて、IPSも使えなくなってしまうなど、機能に若干の制限がある点を覚えておいてください。
わかりました。
続いてSESCです。表の上からクライアント管理までは先ほどのSESEと同じです。
SESCではSESEの機能に加え、さらに多くの機能が追加されます。皆様からのお問い合わせの多いEDRや、シマンテック独自の防御機能であるAdaptive Protection(適応型防御)、AD(アクティブディレクトリ)の脅威保護などです。
はい。ご質問も多く、関心の高い部分ではないかと思います。
EDRに関してはWindowsでもMacでもLinuxでもですね。どのOSでもすべて機能を使っていただくことができます。一方、残念ながらこのAdaptive ProtectionやADの脅威保護に関しましてはWindowsでは使っていただけますが、MacやLinuxでは使えませんのでご注意いただければと存じます。
わかりました。OSごとの使える機能に注意が必要ですね。
はい。実は他社様の製品でも同様にMacやLinuxは機能制限がかかっています。これはOSの仕様上の問題が背景にありますので、決して製品がダメということではない点をご理解いただければと思います。その他、細かい部分でわからない点や、できる、できないが気になる場合はぜひSB C&Sまでお気軽にお問い合わせください。
オフライン端末の定義ファイル更新方法
それでは岸野さん、続いて2点目ですが、オフライン端末の定義ファイルの更新方法はどのようにやればよいのでしょうか?
はい、こちらは前回のセミナー後もたくさんのご質問をいただきましたので、分かりやすくまとめさせていただきました。本日は詳細に6ステップでお伝えさせていただきます。
はい。よろしくお願いいたします。
まず、ステップ①。オフラインの端末用の定義ファイルを提供しているウェブサイト(https://www.broadcom.com/support/security-center/definitions)へアクセスします(図の①)。
そしてステップ②。アクセス後、定義ファイルを更新する製品を選択します。SEP、SESEともですね。Symantec Endpoint Protection 14をご選択いただければと思います。
わかりました!
そうですね。続けてステップ③です。製品を選ぶと画面が次のように切り替わりますので、「Definitions」というボタンを押します。するとダウンロードページに遷移しますので、ダウンロードを行います。これがステップ④です。
なるほど。操作は簡単ですね。
はい。しかし、バージョンの間違いで失敗することも結構ありますので、使っている製品のバージョンをご確認いただきながら対応する定義ファイルをダウンロードいただければと思います。
ここまでは定義ファイルのダウンロードの説明になりまして、後は2つの操作で完了です。次に、ダウンロードしたファイルを、定義ファイルを更新したい端末に移動します。そして、移動した端末で定義ファイルの更新ファイルを実行し、実行後に表示される画面で「はい」を選択してください。これがステップ⑤です。
なるほど。端末間でファイルを移動させて実行する必要があるんですね。
はい。ファイルを実行すると、定義ファイルが更新されますので、終わったら「OK」を押して適用完了です。石塚さん、この6ステップなら、IT苦手な方やちょっと不慣れという方でも安心してできると思いませんか?
はい、思ったより簡単ですぐできそうです。
良かったです。石塚さんも今後、端末を管理する中でこうした更新があればこの手順でしっかりと対応いただければと思います。
ありがとうございます!
【オフライン端末の定義ファイル更新 6ステップまとめ】
ステップ①:定義ファイルの配布サイトへアクセス
ステップ②:定義ファイルをあてたい製品を選択
ステップ③:「definition」ボタンを押してDLページへ移動
ステップ④:利用バージョンに合ったファイルをDL
ステップ⑤:DLしたファイルを端末に移動して実行
ステップ⑥:ダウンロード完了
開始日指定について
それでは最後の3つ目の質問になります。「シマンテック製品では、開始日指定はできるのでしょうか?」というものです。
石塚さんはできると思いますか?それともできないと思いますか?
うーん…。でき…ない。
正解はですね、「開始日指定できる」でした。ただ、注意点がありますので、今回はこの部分を掘り下げて紹介させていただきます。
よろしくお願いします。
開始日指定ができる範囲ですが、基本的には注文当月と翌月の2カ月間となっております。具体的な例で見てみましょう。
たとえば、現在ご契約いただいている契約が11月22日までとします。22日まで契約があるので、23日から開始したいという方が多いでしょう。このように続けてご契約されるケースではご注文は開始日よりも前になるかと思います。
注文日と開始日は違う、ということでしょうか?
はい。ご注文いただければその後すぐに納品できますが、このケースのように契約期間が残っている場合、検収および開始日はこの23日からにできます。
そうなんですね。
注文日が10月中なら当月と翌月になるので、10月と11月の中から開始日を選択できます。一方、12月10日から使用を開始したい場合は、10月中のご注文だと期間外になってしまいますので、この場合は11月までお待ちいただく必要があります。
わかりました。
ぜひ、「注文当月」と「翌月」の2カ月間であるという点を覚えておいていただければと思います。
まとめ
はい。それでは石塚さん、今日の3点について改めて振り返りをお願いできますか?
わかりました。本日のまとめは次のとおりです。
<まとめ>
- Mac・Linuxでは、一部機能に制限がある
- オフライン端末の定義ファイル更新は簡単6ステップで可能
- 開始日は、注文当月と翌月の2カ月の間で日にちを指定できる
その他のご質問についても、次回以降のセミナーにて随時ご紹介させていただければと思います。ぜひお楽しみに。それでは本日はありがとうございました。
質疑応答より
Q.開始日を設定しない場合、自動的に契約終了日の翌日からの開始になりますか?
A.契約更新の場合、2022年12月の申請書改定に伴い、契約開始日はContract Numberに紐づくようになりました。そのため申請書にて開始日の指定はせずとも、自動的に契約終了の翌日からの開始日に設定されます。
Contract Numberの入力は必須のためご留意ください。
Q.既存契約の期限日の前日に注文した場合、翌月1日の指定は可能でしょうか?
A.この場合も、契約更新時の契約開始日はContract Numberに自動的に紐づくため、開始日の指定はできかねます。
※新規契約は開始日指定可能です。
例:11月23日期限で、11月22日に12月1日を開始日に指定して注文
→ 11月23日期限のContract Numberで1年契約更新した場合、ご注文時期に関わらず11月24日~1年の契約が更新されるため、12月1日を開始日に指定して注文することはできない。
Q.Linuxのエージェントで検知したウイルスはクラウドの管理コンソール(ICDM)にも通知されますか?
A.通知されます。
Q.エンドユーザー様のアカウント情報を確認してもらうことは可能ですか?
A.都度、個別の対応とさせていただきますので、営業担当またはシマンテックセールスセンターまでお問い合わせください。
Q.年末年始の開始日指定は可能ですか?
A.開始日指定は可能ですが、担当者が手配できない可能性があります。早めにご注文いただけますようお願いいたします。
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