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【JAPAN AI】CHAT 応用ガイド - データ連携と拡張機能の活用

JAPAN AI
2026.02.10

みなさま、こんにちは。植木です。

前回の記事では、CHATの画面構成と主要機能について紹介しました。

後編では、CHATをさらに活用するための応用的な機能として、

社内データを活用するデータ連携、業務効率化に役立つカスタムテンプレートの作成方法、

機能を拡張するプラグイン、専門タスクに特化したエージェントについて紹介します。

 

※前編はこちら

【JAPAN AI】CHAT 基本ガイド - 画面構成と主要機能


目次

1. データ連携

2. カスタムテンプレートの作成

3. プラグイン(拡張機能)

4. エージェント

  


JAPAN AI上にあらかじめ登録したデータを、AIの回答に利用できます。

 

データセットの利用手順

 1. 画面下部のチャットボックス内「+」ボタンを押下

 2. 「データセットを選択」をクリック

 3. 対象のデータセットを選択し、「適用」ボタンをクリック

  ※複数のデータセットを同時に選択可能

 

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データセット作成手順

 1. 「データ連携」をクリック

 2. 「索引」または「議事録」を選択し、「データセット作成」をクリック

   (基本は「索引」を選択) 

 3. 「データセット名」を入力、「共有設定」、「AI OCR for PDF」のON/OFFを選択

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 4. 「データアップロード」を選択し、種類やオプションを設定

  ※URLや外部APIも利用可能

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■対応ファイル形式とオプション

カテゴリ 形式
ドキュメント .txt、.csv、.docx、.pptx、.xlsx、.pdf、.mbox
メディア .mp3、.mp4、.wav、.webm

 

■オプション選択

オプション 用途
テキスト検出 文字情報の読み取り
OCR 画像形式の文字データ読み取り
AI OCR 画像形式のPDFの読み取り

 

【備考】

 ・1ファイルあたりのアップロード可能サイズ上限は200MB

 ・テキスト情報として、組織全体での容量上限は1GB(オプションで容量追加が可能)

 

API連携対応サービス

外部サービスと連携することで、連携先のデータをデータセットとして利用できます。

 

■データ連携可能な主なサービス(2026年2月現在)

Box、Chatwork、Confluence、Dropbox、GENIEE SFA/CRM、

GoogleDrive、OneDrive、Salesforce、SharePoint、Slack、Zendesk

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参照元ファイルのプレビュー機能

回答時に参照したExcel・PDFファイルのページを別タブでプレビュー表示できます。

 

【利用手順】

 1. Excel・PDFファイルをアップロードしたデータセットを用意し、

  データ連携(データセット作成)を行う

 2. データセットを選択し会話(質問)を開始

 3. 回答のデータ参照先が表示されるので、「詳細を見る」をクリック

 4. 確認したい内容をクリックすることで、Excel・PDFファイルが新しいタブでプレビュー表示される

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2. カスタムテンプレートの作成

カスタムテンプレートを作成することで、

よく使う指示を再利用でき、業務効率が向上します。

 

1. 「プロンプト支援」>「テンプレートを追加」を選択

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2. 各項目を設定

項目 説明
テンプレート名 テンプレートの名前
テンプレートの説明 テンプレートの説明
共有設定 組織内の共有設定(共有範囲(部署など)の指定が可能)
カテゴリ テンプレートのカテゴリ
テンプレートの用途 "CHAT/AGENT" か "SPEECH" のどちらで利用するか設定
データセット 利用するデータセットを指定
ファイルアップロード テンプレート利用時にファイルをアップロードするか設定

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3. 任意の変数を追加

 ※テンプレートでは、変化する部分を「変数」と呼ばれる仮の文字列に置き換えて設定します。

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4. プロンプト作成

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※2026年2月現在、表示用テンプレートに記載された内容が、AIへの指示文になっています。

 そのため、AIリクエスト用テンプレートと表示用テンプレートは同じ文章を設定してください。

 

【テンプレート利用時の参考画像】

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3. プラグイン(拡張機能)

画面下部の「プラグインアイコン」からプラグイン機能を切り替えられます。

プラグインは非常に多く随時追加されているため、ここではカテゴリごとに主なものを紹介します。

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■モード系プラグイン

プラグイン名 主な機能 活用シーン例
思考拡張モード AIが深く段階的に思考しながら回答を生成 事業戦略の立案、技術的な問題解決、論理的な文章作成
プランニングモード タスクを細分化し、実行可能なステップに分解して計画を立てる 新規プロジェクトの立ち上げ、イベント企画、業務改善施策

 

■情報取得系プラグイン

プラグイン名 主な機能 活用シーン例
Webアクセス インターネット上の最新情報を検索・取得 最新ニュースの要約、競合他社の調査、技術情報の収集
Live Search by xAI xAI提供のリアルタイム検索(Web+X)、記事内容を要約 即時性の高い情報検索、最新の技術情報、トレンドワード調査
Googleマップルート検索 目的地までのルート検索や距離、所要時間の確認 訪問先への経路確認、営業活動の計画、周辺施設の検索

 

■外部サービス連携系プラグイン

プラグイン名 主な機能 活用シーン例
Google Workspace Gmail、Googleドライブ、Googleカレンダーなどと連携 メール管理、ファイル検索、スケジュール確認
Microsoft Office Outlookメール、SharePoint、Outlookカレンダーなどと連携 メール対応、SharePoint連携、予定調整

 

■開発・技術系プラグイン

プラグイン名 主な機能 活用シーン例
Code Interpreter Pythonコードを実行し、データ分析、グラフ作成、ファイル処理 データ分析、グラフ作成、ファイル変換
Chromeブラウザ (PlayWright) Webブラウザを自動操作し、情報収集やテストを実行 Webスクレイピング、フォーム入力の自動化、Webサイトのテスト
Codingツール コードの作成、レビュー、デバッグなど、開発業務を総合的にサポート コード生成、バグ修正、コードレビュー

 

■クリエイティブ系プラグイン

プラグイン名 主な機能 活用シーン例
画像処理 (Nano Banana Pro) 画像の高度な分析、編集、変換 画像の説明生成、画像からのテキスト抽出、画像の分類
動画生成 (Seedance) テキストや画像から短い動画を生成 プロモーション動画、SNS用コンテンツ、プレゼン用アニメーション
グラフの描画 データを視覚化し、わかりやすいグラフやチャートを作成 売上推移グラフ、市場シェア分析、KPIダッシュボード
音声合成 テキストを自然な音声に変換 ナレーション作成、音声ガイド、多言語対応

 


4. エージェント

画面左側の「エージェント一覧」から、専門エージェントを選択できます。

エージェントは特定のタスクに特化したAIアシスタントです。

目的に応じて最適なエージェントを選ぶことで、より精度の高い回答や作業支援が得られます。

 

【利用手順】

 1. 画面左側の「エージェント一覧」をクリック

 2. 利用可能なエージェントを選択

 3. 選択したエージェントとの会話を開始

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【会話途中でエージェントを呼び出し】

入力欄の「@エージェント」ボタンをクリックすると、会話の途中で特定のエージェントを呼び出せます。

 

■利点

 ・複数エージェントの使い分け: 1つの会話内で、タスクに応じて異なる専門エージェントに質問可能

 ・文脈の引き継ぎ: それまでの会話履歴を保持したまま、専門家の意見を追加で求められます

 

<使用例>

========================

(通常の会話)

ユーザー:新しいマーケティング施策を一緒に考えてください。

 ⋮

(途中でデータ分析エージェントを呼び出し)

ユーザー:この施策の効果を数値で予測し、グラフを出力してください。
========================

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主なエージェント例

エージェント 用途
コーディング支援 プログラミングやコードレビューに特化
調査・分析 情報収集や比較分析をサポート
文書・資料作成 ビジネス文書や社内通知の作成を支援

※利用可能なエージェントは組織の設定により異なります

 


まとめ

JAPAN AI CHATは、多様なLLM、プラグイン、データ連携、エージェント機能を組み合わせることで、

幅広い業務シーンに対応できる法人向けAIプラットフォームです。

まずは普段の業務で使いやすい機能から試し、

慣れてきたら複数機能を組み合わせて活用してみてください。

テンプレートやデータセットを組織内で共有することで、チーム全体の生産性向上にもつながります。

本記事が、皆さまの業務効率化と、組織全体でのAI活用推進の一助となれば幸いです。

著者紹介

ICT事業本部 技術本部
先端技術統括部 DXコンサルティング部 デジタルイノベーション課
植木 真