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セールスセンター2023.05.19

シマンテック製品を提供するブロードコムはGoogle Cloudアワードを受賞した世界的なソフトウェア企業です。

シマンテック製品を提供するブロードコムはGoogle Cloudアワードを受賞した世界的なソフトウェア企業です。

現在、シマンテック製品はブロードコムソフトウェア(Broadcom Software)より提供されています。ブロードコムソフトウェアは、クラウドサービス大手Google Cloudが毎年表彰しているGoogle Cloudアワードにおいて複数カテゴリで表彰されており、グローバルに高い評価を受けています。

本記事では、Google Cloudアワードでの受賞内容や、ブロードコムとシマンテックの歩みについてご紹介します。

この記事を読むのにかかる時間:6分

目次

  1. Google Cloudアワードとは?
  2. ブロードコムについて
  3. シマンテックとブロードコムの歩み

Google Cloudアワードとは?

Google Cloudアワードとは、世界中の主要な業界におけるイノベーションや変革の事例を表彰するものです。毎年、Google Cloudの利用者の中から、カテゴリ別に表彰が行われています。

シマンテック製品を提供するブロードコムソフトウェアは、このGoogle Cloudアワードで複数の受賞歴を持っています。

2021年:Google Cloud DevOpsアワード受賞

ブロードコムソフトウェアは、2021年のGoogle Cloudアワードにおいて、DevOpsアワードを受賞しました。DevOps(デブオプス)とは、システムの開発(Development)と運用(Operations)を一体として考えるソフトウェアの開発手法で、今日のシステム開発に欠かせない概念です。

このDevOpsアワードは、DevOpsの新しい未来を作ったことを表彰するもので、優れた体験を提供し、パフォーマンスを発揮して成功を収めた企業が選ばれます。

ブロードコムソフトウェアでは、複数のソフトウェア企業を買収したために、80以上に上るサービス・製品がパブリッククラウド、プライベートクラウド、その他独自の環境でそれぞれ開発・運用されていました。セキュリティ要件を満たしつつ、それらの製品をGoogle Cloud上で効率的に提供できるようにするよう改革に取り組みました。また、これらを扱う上で共通のDevOpsプラクティス(※)を使用するよう定めました。

※DevOpsプラクティス:DevOpsの達成のための効果的な方法や手法。環境構築、テストの自動化、パフォーマンス監視をはじめ、内容は多岐にわたる。

一部のメンバーの反対や多数のテクノロジーの統合といった課題を乗り越え、結果的に環境やソフトウェアの展開が高速化し、多くの業務プロセスを自動化することに成功。そして、お客様への製品のスピーディーな提供も可能となりました。また、インフラの最適化やコンピューティングリソースの最適化を実現し、収益性の向上にも成功しました。

こうした取り組みがGoogleに評価され、2021年のGoogle Cloud DevOpsアワード受賞に至るようになりました。

参考:Google Cloud DevOps Awards

2021年:Google Cloudカスタマーアワード受賞

ブロードコムソフトウェアは、2021年のGoogle Cloudアワードにおいて、カスタマーアワードも受賞しています。

カスタマーアワードは、Google Cloudを利用する組織の中でも、クラウドにおける革新的な考えや技術、および変革を生み出した企業を表彰するものです。

ブロードコムソフトウェアでは、数々の製品群をクラウド化し、開発環境をコンテナ化、そしてこうした環境をKubernetes(※)のオーケストレーション(自動化機能)で実行することで、サービス提供の標準化に成功。結果、大規模で費用対効果が高く、拡張性の高いインフラとSaaSサービスを提供できるようになりました。

※Kubernetes(クーバネティス):多数のコンピュータで構成されるシステムを管理するためのツール。システム拡張、負荷分散、プログラム実行環境の管理などをはじめ、多くの作業を自動化すると共にシステムのパフォーマンスを効率化できる。

ブロードコムソフトウェアは、AIOps、サイバーセキュリティ、バリューストリーム管理、DevOps、メインフレーム、決済セキュリティなど、さまざまな製品・サービスを提供しています。事業戦略の方向性やインフラ、セキュリティソフトウェアのポートフォリオにより、世界中の企業に拡張性、スピード、セキュリティ強化などの価値を提供できるようになったことが、高く評価されて受賞できました。

参考:Broadcom Software、「Google Cloud Customer of the Year」を受賞

ブロードコムについて

ブロードコムは、ヒューレット・パッカード、アジレント・テクノロジーの半導体部門が起源となっている米国の企業です。近年、仮想化やクラウドのプラットフォームを提供するCAテクノロジー社やシマンテック社を買収し、ブロードコムソフトウェアのブランドでソフトウェア事業を推進しています。

ソフトウェア事業はグループ収益25%程度でしたが、50%程度に引き上げることを目標に研究開発に多くのリソースを投入しています。上記の受賞はこうした努力が形になりつつあることを示すものです。ブロードコムソフトウェアが事業の大きな柱となるように、引き続き注力していく考えです。

シマンテックとブロードコムの歩み

2018年、ブロードコム社がCAテクノロジー社を買収し、ブロードコム社のソフトウェア事業が本格的にスタートしました。

2019年11月、シマンテックのエンタープライズ(法人)事業を買収。個人向けのノートン・ライフロックは別会社となり、法人向けのシマンテック製品はブロードコムより提供されるようになりました。

その後、ブロードコムソフトウェアのブランドでグローバルにソフトウェア事業を展開。事業の新たな柱としてグループからも期待されており、多額の研究開発投資が行われています。結果、新技術の開発や製品間の統合によるイノベーションが加速し、3200を超えるソフトウェア関連の特許を持つ、世界でも有数のソフトウェア企業になっています。

現在、ブロードコムソフトウェアではエンドポイントセキュリティやアイデンティティ管理を中心にした、セキュリティソリューションを展開。特に製品間連携に注力することで、ユーザー企業の多様な状況におけるセキュリティの確保だけでなく、運用効率化につながる製品・サービスを提供しております。

シマンテックはグローバルブランドの製品ですが、このシマンテックセールスセンターは国内で独自運営されており、日本国内のお客様向けの情報発信を目指して情報を発信しています。企業の経営者様、担当者様の情報収集や製品選びの場としてご活用ください。

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須賀田 淳
記事監修
須賀田 淳
マーケティング
ICT商材のマーケティング歴20年。広告代理店で著名な外資系ITベンダーの支援を行った後、NTTDグループで自動車業界向けソフトウェアの拡販とユーザーコミュニティの育成を担当する。2020年からSBGに参画し、LINEを経てセキュリティ製品のマーケティングを行う。インタビューでの情報収集を好む。
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