セールスセンター2023.10.20
【まとめ】シマンテックのかんたん導入講座Vol.2~契約後の第一歩!セットアップから利用開始まで~
シマンテックでは、製品を利用中・利用をご検討中のお客様向けに、役立つ情報を提供するオンラインセミナーを定期的に行っています。
今回は、「15分でわかる!シマンテックのかんたん導入講座」より、Symantec Endpoint Security(SES)のインストール方法や事前準備についてシマンテック製品の技術担当をしている中村さんから解説いただきます。
この記事を読むのにかかる時間:約6分
安心と安全を提供する Symantec
本日のテーマ
早速ですが、今回はSESのクラウド版における利用開始までの手順についてご説明いただけるということですね。
はい。契約後、すぐにSESでのエンドポイントの保護が始まるわけではありません。インストールや初期セットアップなどが必要です。
なるほど。では、こちらについて本日は3つのステップで解説いただきます。
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STEP①:ブロードコムアカウントの登録作業
はじめに、製品をご利用いただく前に必要な手順を紹介いたします。
まず、契約が完了した後、シマンテック製品を提供しているブロードコム社から2通のメールが届きます。
届くメールは2通なのですね。どのような内容でしょうか?
このメールには、Support Site IDやContact #(契約番号)といった情報が記載されています。Site IDはSESのご利用開始時やサポートへのお問い合わせに必要な情報です。Contact #は契約更新時にも必要ですので、どちらも大切に保管をお願いいたします。
メールの件名が英語になっていますが、本文も英語でしょうか?
はい、本文も英語です。メールは英語での表記ですが、利用開始に必要な手順はこれからご紹介いたしますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
はい、ぜひ詳しく教えてください。
では、ブロードコムアカウントの作成からお話しいたします。
まずアカウントの登録が必要になるのですね。このアカウントはいつ使用するのでしょうか?
こちらはメーカーのサポートサイトなどへのアクセスに使う他、購入後のサポートケース(※)の申請にも利用します。
※ケース:契約者の製品利用中に生じた不具合やトラブルへの対応依頼のこと
なるほど。では、必ず登録しておくべきですね。
はい。では手順ですが、先ほどのメール内の「Broadcom Support Portal」というリンクをクリックしてサポートサイトにアクセスします。サポートサイト右上に「Register」という部分がありますので、こちらからアカウントの登録を開始します。
アカウント登録の最初の画面で、管理者様のメールアドレスを入力します。入力したメールアドレスに認証コードが記載されたメールが届きますので、確認したら次の画面入力してください。
その後、名前などの必要な情報を入力したら、規約をご確認の上、「Create Account」をクリックしてください。以上でブロードコムアカウントの作成は完了です。
名前や名字を入れるところがありますが、これは契約情報と一致した情報を英語で入れる必要があるということですか。
はい。その通りです。
わかりました。では、最初に届くライセンスメールを見て入力すると間違いがなさそうですね。
では、次にSite IDの紐づけを行います。Site IDはご契約の製品ごとに発行されるお客様固有の番号で、これを先ほど登録したブロードコムアカウントに紐づけることで製品のダウンロードやライセンス管理、お問い合わせ、ケース管理などが利用可能になります。
手順ですが、サポートサイトにログインし、右上のアカウント名をクリックして「My Profile」をクリックします。名前や会社名などの必要な情報を入力して、「Build Your Profile」をクリックしてください。
こちらで入力する情報も、契約者情報と一致する必要がありますか?
はいその通りです。企業名とメールアドレス、ドメインが一致していなければなりません。
もし、一致しない場合は登録できないのでしょうか?たとえば、契約者の代わりに問い合わせを行う場合もあるかと思いますが。
この場合はブロードコムから契約者の許可の有無について確認があります。許可についてメールなどのエビデンス(証拠)を提出することで登録可能です。
なるほど。では、登録は可能ということですね。
次に、画面下に表示される「Yes, I want to Build my Profile」をクリックします。次に表示される画面で「Broadcom Software」にチェックを入れます。
出現した入力欄にSite IDと電話番号を入力して「Submit」をクリックします。「Confirm &Continue」を選択してSite IDの紐付けは完了です。
最初のメールが英語でしたので心配でしたが、意外と簡単にできるのですね。
はい。このあたりの手順につきましては、弊社セールスセンターの「ユーザーサポート」ページに動画も公開されておりますので、ぜひ参考にしてください。
ちなみに、どうしてもうまくできない場合はどうしたらいいでしょうか?
はい。アカウント登録専用のお問い合わせ窓口がございますので、こちらに氏名、企業名Site ID、エラー状況を記載してお問い合わせください。
問い合わせもできるなら安心ですね。ありがとうございます。
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STEP②:SESの管理コンソールでの設定
では、次のステップです。ここからは、管理コンソールへのアクセスとデフォルトポリシーについてご説明いたします。 管理コンソールはSESの利用に必要なクラウド上の管理画面です。
なるほど。そこでSESの管理ができるというイメージですね。
管理コンソールにはWebブラウザからアクセスでき、デバイスやポリシー、ログなどのすべての管理が行えます。では、アクセス手順をご紹介します。
最初に届いたメールの本文に「Getting Started」というリンクがありますのでクリックします。遷移先で、「Symantec Endpoint Protection Cloud」のリンクをクリックしていただくと、管理コンソールにアクセスできます。トップページ右上の「サインイン」から、作成したブロードコムアカウントでログインしてください。
この画面は今後もたくさん利用するのでしょうか?
はい。管理コンソールへログインする際は毎回使いますので、ブックマークしておくと便利です。
はい、わかりました。
管理コンソールにログインするとダッシュボードが表示され、脅威情報やデバイスの状態を確認できます。
左側にメニューアイコンがあり、カーソルを重ねるとメニューが表示されます。今回は「デバイス」を開いて、インストール作業の前にデフォルトで適用されるポリシーを確認してみましょう。「デバイスグループ」の「ポリシー」タブから適用中のポリシーを確認できます。
あの、すみません。「ポリシー」とは何でしょうか?
ポリシーは、SESのセキュリティ機能の設定やルールだとお考えください。初期状態では10個の推奨ポリシーが適用済みですので、特に設定しなくともそのままでご利用いただけます。必要に応じて新規のポリシーの作成も可能です。
SESでは細かな設定をしなくても、デフォルトで基本的な保護が網羅されていてそのまま使えるのですね。
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STEP③:エージェントのインストール
最後に、デバイスにSymantec Endpoint Protectionというエージェントをインストールする手順をご紹介いたします。管理コンソールのメニューで「設定」を開き、「インストールパッケージ」をクリックします。
次に、デバイスの「O S」「エージェントのバージョン」「デバイスグループ」をそれぞれ選択します。「インストールの種類」は、今回はオンラインインストールパッケージを選択いたします(※)。すべて選択いただいたら、右下の「パッケージをダウンロード」をクリックし、操作中のデバイスにインストールパッケージがダウンロードします。
※実際の環境では、インストール方法は状況に合わせて選択してください。
ダウンロードしたパッケージをダブルクリックするとインストールが始まります。完了後はコンピュータの再起動が必要ですのでご注意ください。
再起動が完了したら、端末の保護状態を確認します。インストールしたSymantec Endpoint Protectionを開き、「このコンピュータは保護されています」と表示されていればOKです。また、ツールバーのアイコンからも確認できます。
ありがとうございました。これでデバイスは保護されていると考えていいのでしょうか?
はい、これで設定は完了です。安心して端末をご使用いただけます。
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本日のまとめ
- 製品の利用開始前に、ブロードコムアカウントの作成とSite IDの紐づけが必要
- 契約後に届く2通の英語のメールは保存し、早めにアカウント登録は済ませておく
- クラウド版では、Web上の管理コンソール(ICDm)からポリシーの設定やデバイスの管理などを行える
- SESでは、デフォルトでポリシーが設定されているためそのまま使用可能
- 管理コンソール上でインストールパッケージを作成し、必要な端末に配布してインストールを行う