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AIで業務効率化する具体的な方法とは?
事例も合わせてご紹介

2024.03.15

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AIを活用することにより、業務効率化を進める流れが定着してきているいま、どのような業務にAIを導入して効率化できるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、AIで業務効率化を実現する具体的な方法を、事例と共にご紹介します。

1.AIで業務効率化を実現できる理由

AIは「Artificial Intelligence」の略語で、日本語では「人工知能」と訳されます。人間が繰り返し学習した内容を応用することと同様のことを、テクノロジーで実現するものです。

●AIを活用することで業務効率化につながる理由

AIは、さまざまな用途でビジネス利用が進んでいますが、多くのシーンで人間が行う業務を効率化することに役立っています。

例えば、AIは定型的なフローが定められたルーチンワークやデータ入力などの繰り返し作業を自動化することが容易にできます。

膨大なデータの処理や分析から書類の作成、メール文の作成などの作業を自動化することで、業務の質を向上させながら作業時間を大幅に短縮することができます。さらに省人化につながることもでき、少子化で労働人口が少なくなっている中、期待されているサービスです。

特に大量のデータを処理する業務の場合、AIは人間よりも圧倒的な処理速度と精度を発揮することから、業務効率化につながります。

●RPAとの違い

業務の自動化という観点からは、RPAも一つの選択肢に上がります。RPAとは「Robotic Process Automation」の略称で、あらかじめ定めたルールに従い、繰り返しの作業などの定型作業を自動化します。すでにRPAツールの導入も進んでおり、業務効率化を実現しているケースも少なくありません。

AIもRPAも業務効率化につながる点は共通していますが、RPAはあくまでロボットであり、設定された通りのステップで動きます。AIのように自らデータから学び、判断することがない点で異なります。

AIはその点から、より高度な業務をこなすことができるといえます。

関連記事:そもそもAIとは?概要やモデルについて解説

2.業界・業務の種類別! AIで業務効率化を実現する具体的な方法

具体的に、AIを使って業務効率化を実現する方法を業界や業務の種類別にご紹介します。

●問い合わせ対応

AIが搭載されたチャットボットは、顧客や社員からの問い合わせ対応に柔軟に応じることができます。
例えばWebサイト上からの問い合わせを自動受付にすることにより、オペレーターの業務負担を軽減し、業務効率化につながります。

●営業

営業の業務においては、例えば顧客情報を自動収集して分析することにAIを役立てられます。顧客のニーズを収集し、分析を行った結果をもとに売上予測を立てれば、質の良い営業戦略の立案、提案につながります。AIの活用により、提案の成功率が高くなり、業務効率化につなげることが可能です。

●一般業務

一般的な事務作業全般にもAIは役立ちます。会議の議事録作成の自動化、ポイントまとめ、要約などの記録だけではなく、AI技術を活用したOCRであるAI OCRなどで事務処理もはかどります。さらに最近では生成AIの精度が向上し、相手やシーンに応じたメール文作成、翻訳なども可能になりました。AI活用により業務スピードや精度が大幅に向上したり、手間を省いたりすることで業務効率化を実現します。

●マーケティング

マーケティング分野では、AIを営業同様に顧客分析に役立てられます。またAIを活用した広告運用も可能であり、例えば、昨今流行しているCopilot、Azure OpenAI Serviceなどの生成AIを用いれば効果的なキャッチコピーや集客文などを作成することもできます。マーケティングのターゲット精度が上がり、マーケティング文書の作成をよりスピーディーに行えるようになることなどで、広告運用の業務効率化が実現します。

●製造業

製造業においては不良品の検品などに役立てられます。例えば食品製造業では、精度の高い画像認識機能を用いて、食品や材料の色や品質を検品することができます。これにより、人の目や手による検品作業の負担がなくなることで業務効率化を進めることができます。

●保守・点検

保守・点検の分野では、設備や機械の老朽化や故障などを検知する業務にAIを用いることで、従来、人の目で行われていた場合に業務効率化につながります。例えば機械の動作について通常と異なる箇所はないかを常時監視し、異常を早期発見したり、劣化具合から故障の可能性の有無も検知したりします。

3.AIを活用して業務効率化を実現した成功事例

実際に、AIを活用して業務効率化を実現した成功事例を見ていきましょう。

●社内問い合わせ対応をAIチャットボットで効率化した事例

ある企業は、社内の問い合わせ対応が社員の大きな負担になっていました。そこで全社的にAIチャットボットを導入し、社員が抱える業務における不明点をいつでもすぐに、柔軟に解決できる環境を作りました。ある部署では人による対応が減った結果、電話やメールによる問い合わせ件数が最大で約5分の1まで減り、大幅な業務効率化を実現しました。

●銀行の書類作成をAI OCRで大幅に効率化した事例

ある銀行では、顧客に手書きで記入してもらった書類を、行員がPCに手入力してデータ化しており、大きな業務負荷がかかっていました。AI OCRを導入したことで、精度高く書類のデータ化が迅速に進むようになり、年間約5,000時間分の作業負担を軽減したことで業務効率化につなげました。

●食品工場の不良品検知にAI導入で作業負荷軽減を実現した事例

ある食品メーカーでは、食品工場の製造ラインにAIを導入し、原材料の不良品検知を行わせることにしました。AIにはあらかじめ良品データを学習させ、良品・不良品を見分けるルールを設定。工場の製造ラインに流れる食品を撮影した動画をもとに画像解析を行うことで、検知精度や速度両方の向上を実現しました。これまでの人による検品が不要になり、作業負荷を軽減できたことで業務効率化につなげています。

関連記事:AIのビジネスへの活用方法から事例、メリットまで解説!

4.まとめ

AIは多様なシーンで業務効率化を実現するのに役立ちます。現在、業務負担の高い部署や、精度や速度を高めたい業務に対して、AIの活用が可能かどうかについて検討を進めてはいかがでしょうか。

AIを導入するなら、Microsoft Azureを利用することも可能です。Azureでは、「Azure OpenAI Service」を通じてAIが活用でき、業務効率化につなげることができます。

SB C&Sでは、AzureおよびAzure OpenAI Serviceの導入サポートを行っており、業務効率化を実現するお手伝いができますので、ぜひお気軽にお声掛けください。

関連記事:Azure OpenAI Serviceとは?概要やChatGPTの利用についても解説

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