「クラウドネイティブ道場 全体像から理解するクラウドネイティブ基礎」研修レポート
はじめに
みなさん、こんにちは。株式会社カサレアルの伊藤雅人です。
2022年2月8~9日に当社の研修サービス「クラウドネイティブ道場」の基礎編である「全体像から理解するクラウドネイティブ基礎」を開催いたしましたので、その模様をご紹介いたします。
研修の概要
仮想マシン上でWebアプリを構築するところから始まり、Dockerへの移行、テストやリリースのコード化、最後に Kubernetesによるデプロイを随時ハンズオンを織り交ぜながら体験していただきます。
オンプレミスからクラウドへの変化を体験することで、クラウドネイティブで何が実現できるのか、従来のやり方ではなく何故DockerやKubernetesを使うのかが分かります。
AWS上で実施するハンズオンでは以下のサービスを利用しますが、受講生の皆様がそれらを触ったことがなくてもスムーズに進めるよう構成されています。
利用するAWSのサービス
- Cloud 9(IDE)
- EC2(仮想マシン)
- EKS(Kubernetes)
- ECR(Dockerイメージリポジトリ)
- CodeCommit(Gitリポジトリ)
研修の模様
ハンズオンのカリキュラムは簡単なWebアプリの構築をまずは仮想マシン上で行い、次にDockerコンテナ、Dockercomposeによる起動を学びます。その後、DBの持ち方の工夫、テストフレームワーク(Jest)によるテスト自動化、JenkinsによるCI/CDとIaCを学び最後にKubernetesによるデプロイを体験します。
オンプレミスからクラウド、IaCによる構築を通して、クラウドネイティブの全体像が把握できる内容です。
(図:オンライン受講風景)
受講者の方々は、初めてDockerやKubernetesを触られる方が多いです。
質問にすぐ回答できるようサポート講師もおりますので、初めてでも取り組みやすいです。
受講者アンケートには
・今後のプロジェクトで必要だから受講したが、クラウド技術の基礎が理解できた
・Dockerに関する基礎知識が身についた
・開発環境の統一や管理が容易にできそう
といったご回答をいただき、クラウドネイティブとは何か手ごたえを感じていただけたようです。
受講者の皆様、どうもありがとうございました。本研修で学んだものが皆様のお役に立てれば幸いです。
おわりに
本研修は、クラウドネイティブ道場シリーズの基礎編にあたります。
- 「全体像から理解するクラウドネイティブ基礎」コースでアプリ・環境の作成
- 「動的なクラウドネイティブ環境のメトリクス監視入門」コースではそのアプリ環境をモニタリング
- 「Kubernetesにおける運用基本操作」コースではモニタリングで発生したアラートをもとに対応をおこない
- 「Terraform、Ansible を使ったインフラストラクチャアズコード入門」コースでは手動で作成した環境を自動化して作成する
上記のモデルケースを通じ1つ1つの技術・ツールを個別に学習するのではなく、全体を関連付けて学習することで高い学習効率を得ることができます。
これらの研修は毎月開催しておりオンライン/オフライン、お1人様から申込み可能なオープン研修や1社向けの研修、カスタマイズの実施など多岐のご要望にお応えできます。
ぜひお気軽にご相談ください。
関連リンク
この記事の著者:伊藤 雅人
組み込みソフトウエア開発から、情報システム部門での業務改善、AnsibleによるNW運用自動化など幅広い分野を経験。現在は、クラウドネイティブ推進支援業務に携わり、顧客のDevSecOps導入を支援しながら研修の講師を担当中。
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