6月のIMAGINE TOKYOでも紹介されていましたAutomation Anywhereの最新バージョンであるA2019のリリースがいよいよ近づいてきました!
Anything Else Will Be Legacy
10/5(土)AM4:30(日本時間)にNYでのマーケットローンチが発表され、その様子がFacebookの Live Streamで公開されていましたが、皆様ご覧になりましたでしょうか?
A2019はこれまで以上に使いやすいだけでなく、ウェブベースであるため、他に類を見ないボットを作成し、管理する際に、直感的なUIを持っているので、それはどこからでも、どのオペレーティングシステムの任意のブラウザからアクセスすることができます。
Web ベースのインターフェイスは、すべてがパブリック クラウド上にあるという意味ではありません。デプロイオークションでは、サービスとしてRPA上にボットインフラストラクチャ全体をデプロイすることができます これは、A2019はインテリジェントクラウドすなわち独自のパブリッククラウドであり、数分以内にボットをインストールして実行することができます。
RPAと完全に統合されたAIで、簡単に構築して利用できます。これは、電子メールやドキュメントが表示され、読み取りまたは理解する必要があるたびに、プロセスをエンドからエンドに自動化し、インテリジェントなプロセスでドキュメントの自動処理のために私たちは5年以上前に生データを理解するAIに投資を開始したので、この分野で最初の認知ソリューションが誕生しました。
AIスキルをドラッグアンドドロップの方法で組み合わせることの価値は、誰でもできるということです。それ誰もができるように、この能力を民主化することです。
A2019はフルスクラッチで製造されているようで、今までのアーキテクチャが刷新され、素敵な機能が沢山搭載されていますので、
本日は少し先行してA2019の機能をご紹介できればと思います!
A2019の最新情報
□目次
- ポイント①:RPA as a Service
- ポイント②:マルチOS対応
- ポイント③:パッケージ管理とカスタムコマンドの実装が可能(SDK提供)
- ポイント④:Attended 2.0
- ポイント⑤:Bot開発がブラウザで行える?
- ポイント⑥:開発画面のフロー / リスト 切り替え
- ポイント⑦:細かいところで変更点をいくつかご紹介
- まとめ
ポイント①:RPA as a Service
今回のA2019では、クラウドでのプラットフォームが提供されます。
つまり、サーバ型RPAだけど、サーバ(Control Room)を自身で構築しなくとも、Automation Anywhere社より提供いただいた環境を利用することができ、
ロボット1台から実行ができる環境が直ぐに利用可能となることを意味しています。
・常に最新版を適応することができる仕組みがある
・サーバの管理が不要
・直ぐに始められる
こんなメリットがあるのではないでしょうか。これはかなりいいですね。
もちろん、従来通りのオンプレ版、ハイブリット版(パブリッククラウド)での提供もあるようです。
ポイント②:マルチOS対応
今までWindows OSのみのサポートでありましたが、LinuxやMac OSのサポートも対象となるロードマップを公開されています。
具体的にいつなのか?はこれからとなりますが、マルチOSのサポートは他のRPA製品ではないことですし、
自動化の幅が広がりますので期待が高まりますね。
ポイント③:パッケージ管理とカスタムコマンドの実装が可能(SDK提供)
パッケージの管理画面が追加されました。
パッケージとは従来のコマンドのことを意味しています。
どのパッケージがどのバージョンを適用しているかが一覧で確認できます。
・パッケージに不具合があった時
・機能が追加された時
に最新のバージョンのパッケージを取得、適用することが可能になるようです。
今まではClientやControl Roomのバージョンアップが都度必要になりましたが、パッケージ単位でアップデートができるようになるということです。
これも良い機能ですね。
パッケージを表示させると、パッケージ内に含まれるアクションの詳細を確認できます。
ちなみに、以下はExcelを操作するコマンドです。47個ものアクションが提供されています。
パッケージのバージョン管理もでき、どのバージョンの適用させるかもここで選択ができます。
RPA as a Serviceとして利用していると、このバージョン管理に最新のものが随時入ってき、ユーザが適時バージョンを適用できる仕組みができることが想像できます。
また、上記はAutomation Anywhere社から提供されるパッケージですが、A2019ではカスタムパッケージを作成することも可能になります。
カスタムパッケージとは、自分でAAのコマンドを作成できるというもので、SDKが提供されるようです。
パッケージを追加というメニューがあり、そこからCRへアップロードできるようです。(jarファイル?)
作成したパッケージはBot Storeにて、広くあまねく利用していただけるよう公開することも可能になるそうです。
こちらも自動化の幅が広がりますので期待できますね!
ポイント④:Attended 2.0
あまり情報なく、書けることがないですが、A2019でもAttended 2.0を活用できるようです。
ポイント⑤:Bot開発がブラウザで行える?
A2019の開発はブラウザで行います。
今までのように開発環境にAAE Clientをインストールするということはなくなります。
Control RoomにClientの開発が合体したイメージです。Bot画面からTaskBotの作成が可能に!
じゃあ、どうやってクライアントのアプリのオブジェクトを認識させるのかというと、Agentを事前にインストールさせておく必要があります。
AgentがClientの情報をControl Roomにあげてくれる役割を果たしているということになります。
Agentをインストールしたデバイスは管理され、開発する際にどのデバイスを利用するか選択できます。
ポイント⑥:開発画面のフロー / リスト 切り替え
今までスクリプトベースの開発画面(リスト型)のみでしたが、A2019から、フロー型で実装も可能になりました。
さらに、フロー型、リスト型を両方表示させながら実装することができる、Dualモードも搭載されています。
Bussinessユーザはフロー型で、Developerはリスト型で開発をするなど、様々な方に親しんでいただける画面が提供されています。
慣れてしまえばリスト型でもどんどん開発できると思いますが、最初のとっつきやすさはやはりフロー型でしょうかね。
ポイント⑦:細かいところで変更点をいくつかご紹介
- 型の扱い
v11では厳格な型はありませんでした。
(v11.3.3からDictionaryは追加されましたが)
https://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/articles/20190912_automation_anywhere_variables.html
しかし、A2019では、型がついに登場となりました。
・文字列
・数字
・日時
・Boolean
・ファイル
・リスト
・ディクショナリ
・記録(Recordの意味だと思われる)
・テーブル
・ウィンドウ
- アクションのフィルタ機能が実装
コマンドの検索機能が実装されました。この機能はマストですね。
よく使うコマンドなんかも出てくれると嬉しいです(機能追加希望!)
- Stepアクションによる処理をまとめることが可能になった
まとめた処理の表示・非表示を切り替えることができるので、可読性(見やすさ)がアップ!この機能もマストです!
- Errorハンドリングの変更
v11でもエラーハンドリングはありましたが、A2019ではよりプログラムよりのエラーハンドリングになっていますね。
んー個人的には以前の方が分かりやすかった気もしますが・・・Try、Catch、Finallyってわかりますかね??
- エラーのThrow
v11で未実装であったThrow Exceptionも実装されました!
以降の処理をする必要がない場合などにはErrorとしてThrowし、さっさとプロセスを終了させたいときなどにはとても有効ですね。
まだまだありますが、今日はこのあたりで・・・次回乞うご期待!
まとめ
いかがだったでしょうか?進化していますね!
更に使いやすいものになっていそうで期待が高まります。
トライアルやコミュニティは10/25より利用可能となるようです。
Can Be Great!
おすすめの記事はこちら!
著者紹介
先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
池田 康一
写真アップデートしました
Can Be Great!