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Automation Anywhere -【A2019】Bot の公開<チームで Bot を共有するには>

AI/RPA
2020.08.12

Bot の共有
RPA Bot を作成したら、個人で管理しておくのではなくチーム内で共有し運用していくことで、
はじめて Bot が効果を発揮します。
本記事では、Automation Anywhere A2019 で作成した Bot を、チーム内で共有する方法を取り上げます。
※本記事は、Automation Anywhere A2019.14(ビルドバージョン 5322)時点での情報です。


□目次

  1. Bot の公開/非公開(チェックイン/チェックアウト)
  2. How to チェックイン
  3. How to チェックアウト
  4. 公開されている Bot でできること/できないこと
  5. おわりに

1. Bot の公開/非公開(チェックイン/チェックアウト)

Automation Anywhere 製品版 の Control Room の Bot ページには、
[公開][非公開]の 2 つのエリアが存在します。
BotPage.png

  • 公開(Public)
    権限を付与された全てのユーザーがアクセスできる、
    Automation Anywhere V11 以前の Control Room(サーバ側)に相当するエリア。
    チーム内で Bot やファイルを共有するためのスペースです。
  • 非公開(Private)
    当該ユーザーのみが利用できる(他のユーザーからは見えない)、
    Automation Anywhere V11 以前の Client(ローカル側)に相当するエリア。
    Bot Creator が非公開で Bot を作成・編集するためのスペースです。

各エリアへのアクセス権限は、付与されているライセンスや権限に応じて、次のようになっています。

ユーザー公開 エリアへのアクセス非公開 エリアへのアクセス
AA_Admin(ライセンス無し) OK_1.png
エリアの全フォルダに
アクセスできます
NG.png
利用できません
Attended/Unattended Bot Runner OK_2.png
エリアのうち権限を付与された
フォルダにのみアクセスできます
NG.png
利用できません
Bot Creator OK_2.png
エリアのうち権限を付与された
フォルダにのみアクセスできます
OK_1.png
このエリアで、Bot を
作成・編集します

非公開 エリアにある Bot を 公開 エリアへ移すことを チェックイン といいます。
公開 エリアにある Bot を編集用にロックし、非公開 エリアへ複製することを チェックアウト といいます。

Bot Creator が作成した Bot は、公開 エリアにチェックインされて はじめて、
AAE_Admin や Attended/Unattended Bot Runner がその内容を確認したり、
実行したりできるようになります。
公開済みの Bot を修正する場合は、Bot Creator が Bot をチェックアウトして
非公開 エリアで編集した上で、再度チェックインを行います。CheckinCheckout.png

※非公開 エリアにある Bot は他のユーザーから見えませんが、Bot を作成/編集/実行「した」という
 操作自体の履歴は監査ログに残るため、誰にも気づかれずに作業をすることはできません。


2. How to チェックイン

前提条件

作成した Bot をチェックインできるのは、下記の権限が付与された Bot Creator です。

  • [Bot を表示 > フォルダーを作成]
    ViewBots.png
  • [パッケージを表示]
    ViewPackage.png
  • 当該フォルダおよびその親フォルダへの[チェックイン]
    CheckInPrivilege.png

手順

  1. 前提条件を満たすユーザーで、Control Room へログインします
  2. [Bot > Bot]画面の[非公開]タブへ遷移します
  3. チェックインしたい Bot のメニューから[タスク Bot をチェックイン]を選択します
    CheckIn1.png
  4. 任意のコメントを入力し、[チェックイン]をクリックすると、Bot が[公開]タブに移動します
    ※[非公開]タブには Bot ファイルが残らず、[公開]タブへ移動する動作となります。
     チェックアウト後再度チェックインする際には、[公開]タブにある Bot が上書きされます。
    ※コメントは、後でその Bot をチェックアウトをしたユーザーが確認できます。
    CheckIn2.png


3. How to チェックアウト

前提条件

Bot をチェックアウトできるのは、下記の権限が付与された Bot Creator です。
他のユーザーがチェックインした Bot であっても、チェックアウトすることが可能です。

  • [Bot を表示 > フォルダーを作成]
    ViewBots.png
  • [パッケージを表示]
    ViewPackage.png
  • 当該フォルダおよび親フォルダからの[チェックアウト]
    CheckOutPrivilege.png

手順

  1. 前提条件を満たすユーザーで、Control Room へログインします
  2. [Bot > Bot]画面の[公開]タブへ遷移します
  3. チェックインしたい Bot のメニューから[タスク Bot をチェックアウト]を選択します
    CheckOut.png
  4. 依存ファイルがある場合は確認画面が表示されるため、[チェックアウト]をクリックします
    CheckOut2.png
  5. Bot にロックがかかり、[非公開]タブに複製されます
    ※チェックイン時の Bot を[公開]タブに残したまま、[非公開]タブに複製する動作となります。
    ※[非公開]タブの Bot を開くと、チェックイン時に入力されたコメントを確認できます。
    BotDescription.png


4. 公開されている Bot でできること/できないこと

公開 エリアにある Bot に対してできる/できない主な操作は、次の通りです。

Bot Runner
による実行
エクスポートクローン削除チェックアウト編集コピー
可能 × ×
チェックアウト
中も可能
× × × ×

公開エリアの Bot でできること

次の 3 つは、他のユーザーがチェックアウト中であっても実施することができます。
ただし、チェックアウトしたユーザーが非公開 エリアで Bot に加えている変更内容は、
再度チェックインされるまで公開 エリアの Bot に反映されません。

次の 2 つは、他のユーザーがチェックアウト中の Bot に対しては実施することができません。

  • Bot の削除
    チェックアウト中の Bot は、削除することができません。
  • チェックアウト
    既に他のユーザーがチェックアウトしている Bot を、更にチェックアウトすることはできません。

※Attended/Unattended Bot Runner が Bot を閲覧・実行するには、
 下記の権限が付与されている必要があります。

  • [Bot を表示 > Bot を実行]
    RunBotPrivilege.png
  • [パッケージを表示]
    ViewPackage.png
  • 当該フォルダおよび親フォルダの[実行](Bot の内容を閲覧したい場合は[View content]も必要)
    RunBotPrivilege2.png

公開エリアの Bot でできないこと

次の 2 つは、公開 エリアにある Bot に対して実施することができません。

  • Bot の編集
    Bot の編集は、対象 Bot をチェックアウトし、非公開 エリアで行います。
  • Bot のコピー
    Bot のコピーは、対象 Bot をチェックアウトまたはクローンした上で、非公開 エリアで行います。


5. おわりに

Automation Anywhere V11 までと異なり、A2019 では Bot ファイルが
全てサーバ上で管理されているため、Bot を閲覧できるユーザーの区別が厳格になっています。
しかし、必要な権限さえ付与されていれば、Control Room 上の操作のみで簡単に Bot を共有できます。

Bot 作成~公開までの流れや権限設定をチーム内できちんと定めておくと、
Bot の共有・運用がスムーズに進むでしょう。

 

AA_EV_Banner2.png

著者紹介

先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
上野 安貴