みなさまこんにちは!林田です。
先週末(12/4)に開催しました「第六回 AA de Knight」はいかがだったでしょうか。
今回も大変多くの方々にご参加いただいております。当日の内容、様子などをレポートさせていただきます。
目次
アジェンダ
2020年12月4日 (金)
時間 |
プログラム |
18:30~18:35 |
ご挨拶 |
18:35~18:55 |
Automation Anywhereと「国産ERP」の連携 ~「国産」の自動化にこだわりました~
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18:55~19:15 |
A2019 使い始めのトラブルシューティング
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19:15~19:35 |
A2019 最新情報:IQ Bot 「Tegaki」
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19:35~19:45 |
休憩 |
19:45~20:05 |
自分が感じた、Automation Anywhereの強みと弱み
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20:05~20:25 |
製品ロードマップ最新情報
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20:25~21:10 |
技術コンテスト『Find the Knight』#3
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21:10~21:15 |
クロージング |
当日の振り返り
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Automation Anywhereと「国産ERP」の連携 ~「国産」の自動化にこだわりました~
株式会社アテナ 稲冨様より、Automation Anywhereを使用したERPの自動化について、ご紹介頂きました。
特に「国産ERP」にこだわって自動化を行っているということで、大変貴重な内容だったのではないでしょうか。
実際の事例を元に問題点や改善点をわかりやすくお伝えいただき、ありがとうございます。 -
A2019 使い始めのトラブルシューティング
弊社西尾より、ヘルプデスクに多くお問い合わせを寄せていただいているA2019導入時のトラブルシューティングについて、ご紹介させていただきました。
特にClientへのBotAgent導入時にControl Roomとの接続がうまくいかないことがあるようですね。
弊社ブログでもご紹介していますので、お困りの際は是非ご覧ください。
Automation Anywhere -【A2019】デバイス登録とBot Agent -
A2019 最新情報:IQ Bot 「Tegaki」
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 佐野様より、IQ BotのTegakiについてご紹介いただきました。OCRの手書き対応については、弊社にも多くお問い合わせ頂いており、とてもホットな話題ですね。
今回は、スペシャルエディションということでPoCの実績を元に「IQ Botに"向かない"ユースケース」をご紹介頂きました。
紙を使用している業務の自動化をお考えの方々には参考になる内容だったのではないでしょうか。
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自分が感じた、Automation Anywhereの強みと弱み
株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ 田北様より、いろいろなRPA製品を試した経験から思うAutomation Anywhereの強みと弱みをお話しいただきました。
フォルダーのコピーを題材にBot構築のわかりやすさや簡単な操作感が伝わったのではないでしょうか。RPA製品を選定中の方々には、ヒントとなる内容でしたね。 -
製品ロードマップ最新情報
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 横山様より、製品の最新情報として、A2019.17をご紹介いただきました。
A2019.17で追加された機能は多数ありますが、横山様がピックアップした機能について実際にライブデモを見せていただきました。ご覧になられた方は実際に試してみたくなったのではないでしょうか。
Automation Anywhere A2019.17新機能の紹介 (AA de Knight #6) from Automation Anywhere JapanA2019.17のリリースノートが公開されていますので、是非確認してみてください。
Enterprise A2019.17 Release Notes -
技術コンテスト『Find the Knight』#3
毎回、ご好評いただいております技術者コンテストを今回も開催いたしました。
業務でも使用することが多いPDFを題材に2問出題させていただきました。今回は、実演を弊社前田がお届けしております。
時間内に速度、正確性を考え実装する緊張感は、毎回手に汗を握りますね。
その中でKnightとなった方は、以下のお二人です。
Level1:株式会社システムサポート 藤井佑太さん
Level2:C社 ひろさん
実際Botの実装を行わなかった方々も、次回は是非ご参加ください!少々早いですが、Knightになられた2名にはプレゼントも用意されていました。
おめでとうございます!また、弊社池田よりIQ Botを使用したデモ動画はいかがだったでしょうか。実際、動いているものを見るとイメージが沸きますね!
IQ BotはCommunityEditionで試せるということですので、是非体感してみてください。
Automation Anywhere Community Edition
参加者のご意見(抜粋)
役に立ったと思われるところはどんなところでしょうか。
- ユーザセッション
- ユーザー(開発側)目線の内容が充実していた点
- やはりユーザー枠のセッションは興味深く拝聴しました
(コメント)やはり実際の事例は参考になりますね。
- A2019 使い始めのトラブルシューティングなどユーザーからの声があった部分はとても良かったです。
- シューティングの説明が現場に即していてよかった
(コメント)弊社ブログ(エンジニアボイス)はアクションの使い方やトラブルシューティングを掲載しております。ご興味のある方は、ご覧ください。
- IQBotの実際の向き不向きに関する説明
- IQBotに向くユースケースで製品理解が深まった
- A2019に関する情報収集(IQBotとTegakiは興味深いです)
(コメント)私自身、AI-OCRは何でもできるわけではないというお話は大変勉強になりました。
- ロードマップ
(コメント)毎回人気のコンテンツです。新しい機能はワクワクしますね。今後も注目です!
- PDFから指定の値をExcelに抽出する方法
- 実際にリアルタイムで作成していただいたところが勉強になり良かったです。
- 実際に作成手順を見られるので参考になります
- 実際のボット作成を解説付きで見れたこと
- 文字列置換アクションにて、空欄にすると指定の文字が削除されるなど、細かいテクニックを学ぶことができた。
- IQ Botなど、自社ではライセンスがなく検証できない内容に関してとても参考になりました。 また、技術コンテストにおいて、実際のBot開発におけるTipsを学べたことも、とても勉強になりました。(アクションの詳細画面で文字列型→数字型の変換ができるなど)
(コメント)うれしいコメントを多数いただき、大変ありがとうございます。これからも少しでもわかりやすくお伝えできるよう頑張っていきます。
今後希望するコンテンツがありましたらお聞かせください。
- CoEとしての進め方(全社推進の好事例)コンテンツがもし可能なら企画いただけると嬉しいです。
- 実務で役立つワンポイントアドバイス
- エラー処理や標準化、開発効率や保守効率が上がる作成ノウハウ
- IQBotを実際に作成する過程のイロハを初心者が学べるコンテンツがあればいいなと思っています。
- 今回のIQBotの説明のような製品仕様の限界や期待値調整のような話が参考になります。
- 移行体験談
- 会話型AIとRPAの連携ソリューション
(コメント)多岐にわたるコンテンツのご希望ありがとうございます。とりわけ、マイグレーション、IQ Botは多くご希望頂いております。ご期待に沿えるようコンテンツを考えていきます。
全体についてご意見・ご要望等
- イベントが終わってからでも質問を受付けるようにして欲しい。
- これからも継続開催をお願いします
- 自社利用以外にも顧客納品時に発生する問題等に関するTipsがあればお伺いしたいです。
- エンジニア向けのコミュニティという点に理解はしていますが、エンドユーザーの声、社内展開状況・事例等について生の声を聴きたいです。「こんなところに使っている」みたいな点。
(コメント)大変貴重なご意見、ご要望ありがとうございました。これからも良いコンテンツをご提供できるよう運営一同頑張ってまいります。
当日のQA
今回もQAが少なかったです。みなさまの疑問点について、お答えできる貴重な場でもあります。気になることがありましたら、ご遠慮なくご質問ください!
Q1.自社で行っているアンケートではなく、お客様が実施している手書きアンケートを代行入力している業務などでも、IQBotは不向きでしょうか?
向き不向きでいうと不向きです。
Q2.OMRは不向きということですか
マークシートですね。IQ Botの処理対象ではないですね。ご期待に添えず申し訳ありません。。。
Q3.タイムカードはIQBotに不向きでしょうか?システムから出力されたPDFファイルが同じテンプレートの帳票でも異なる帳票として認識されたり、固定フォーマットの帳票に手書きの時間を記入したものをスキャンしても、ラベルは認識できるがデータは読み取れない状況であり、IQBotでのデータ読み込みがうまく進まないです。
なるほど。タイムカードは、本来はIQ Bot向きのケースです(磁器カードなどの場合はフォントが少し心配ではありますが)。読み込みがうまくいかない原因が何なのか、帳票の現物を見て判断したいところです。。。
Q4.ボット実行環境としてAzure WVDは今後サポート予定でしょうか?
現行のロードマップには含まれておらず、未定となっております。
Q5.v11にあったPDF Extract Form FieldsはA2019.18でリリースされますでしょうか?
A2019.18 に含まれる予定です。A2019.18のリリースは2021年初め頃を予定しております。
次回予告
今回も多数の方々にご参加いただきました。本当にありがとうございます。
いつものことながら、今回も時間をオーバーしてしまいました。ご登壇者の、少しでも多くの情報をみなさまにお伝えしたい思いの結果なのかなぁと感じています。後ろの時間に余裕をもって、リラックスしながらご参加いただけますと幸いです。
次回は
2021年2月19日 (金) 18:30~ Zoomでのオンライン開催
を予定しています。
是非ご参加ください。
12月に入り寒くなってきましたが、体調にお気をつけお過ごしください。
次回のご参加を運営一同お待ちしております!
著者紹介
先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
林田 啓太
役者 → SE → RPAエンジニア → ?
日々進化します!