みなさん、こんにちは。
SB C&Sでプリセールスを担当しております、舘林です。
Cohesiyではデータを利活用するために様々な機能を提供しています。
皆様のイメージとしてCohesityはストレージやバックアップ製品というイメージが強いのではないでしょうか。実際の案件でもストレージやバックアップの要件でお話を頂くことが多く、Cohesityの機能紹介をしていくとこんな機能もあるんですね!といった反応を頂く機会があります。
今回はCohesity Marketplaceを使用することで、低コスト、簡単、すぐにアプリケーションを実装できるといった観点でご紹介します。
Cohesity Marketplaceとは?
Cohesity上で動作させることができるアプリケーション群です。
DR自動化ツールとしてRunBook、ファイル監査としてSpotlight、アンチウイルスソフトてしてClamAVなど様々なアプリケーションがございます。
また、SDKを公開しているのでユーザ様が開発したアプリケーションをCohesity Marketplaceに掲載することもできます。
Cohesity Marketplaceの特徴の一つとして、アプリケーションをCohesityのクラスター上にデプロイすることで運用、管理、アプリケーションサーバを必要としない、サーバレスの環境を実現できます。
この利点をアプリケーションを従来の構成(3Tier)と、Cohesityのクラスター上にデプロイした構成とで比較してみましょう。
①手間やコストカット
運用、管理、アプリケーションサーバが不要になることにより、サーバに関するコストの削減や管理者の負担が軽減されます。
また3Tier構成ではデータの容量の増加に伴い、アプリケーションによってはデータを処理する量が増加することからアプリケーションサーバを増設する場合がでてきます。そのさいにサーバの調達、ラックの調整、電源やネットワーク周りの作業が必要となってきます。Cohesityではデータの増加に伴いノードを追加することで、容量だけではなく性能も拡張されるので先の3Tierの考慮は不要となります。
②Cohesity内でデータ処理
3tier構成ではストレージからデータを読み込むさいに、ネットワーク間でボトルネックが発生する可能性があります。Cohesityにデプロイした構成ではCohesity内のデータに対してデータの読み込みを実施するのでネットワークのボトルネックもなく、高速にデータ処理が可能となっています。
③簡単にかつ迅速に導入できる
Cohesityではアプリケーションを導入するにあたり、別途必要なものはございません。そのため、3tierの構成に比べて設計、調達、サーバ構築が不要のため、非常にスピーディーに導入が可能です。
また、Coheistyにデプロイする手順も3ステップと非常に簡単なものとなっています。
①Heliosに登録
②アプリケーションのダウンロード
③アプリケーションの起動
実際にアプリケーションを導入する手順については以下のブログ記事にて紹介されておりますので、是非ご参照頂ければと思います。
Cohesity Spotlightによる監査ログレポート
さいごに
いかがだったでしょうか。Cohesityでは保存されたデータを活用するために様々なアプリケーションがラインナップされています。また、冒頭にもご紹介しておりますが、SDKを公開しているので自社開発したアプリケーションをMarketplaceで活用することで、既存のラインナップ以外にもCohesityにデプロイすることができます。Cohesityをご提案やご活用するさいにはMarketplaceの機能の活用をご検討頂けたら幸いです。
他のおすすめ記事はこちら
著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 第3技術部 2課
舘林 恵祐