皆さんこんにちは!SB C&Sで Fortinet 製品のプリセールスを担当している長谷川です。
今回は、SMSを使用したワンタイムパスワードについて、紹介いたします。
今回の手法では、個別のSMSプロバイダと契約する必要はなく、Fortinet社がSMSプロバイダとなります。
ワンタイムパスワードの利用イメージ
ワンタイムパスワードを利用するケースとしては、リモートアクセスが想定されます。
検証にあたり、FortiClientを利用しています。
今回のSMS以外にも、ワンタイムパスワードには、FortiTokenを利用することも可能です。
SMSライセンスの登録
SMSを利用する前に、SMS利用のアクティベート作業を行います。
この作業は、CLIから行う必要があります。
アクティベートを行うことで、SMSの利用可能回数が、0 から 100 に加算されます。
SMSの利用期限は、登録から1年となりますので注意してください。
SMSを利用するユーザの作成
SMSによるワンタイムパスワードをするユーザを作成します。
WebUIからでは、SMS認証設定ができないため、CLIから実施します。
CLIから作成したユーザについては、WebUIから参照することができます。
SMSによるワンタイムパスワードを利用する
今回は、作成したユーザに対し、SSL-VPN機能の認証で利用しました。
登録した電話番号に対し、SMSによるワンタイムパスワードの通知が届きます。
今回の検証では、"+1(アメリカ)" からの国際SMSが届いています。
SMS認証を行うと、利用した回数に加算されますので、利用状況の確認ができます。
いかがでしたでしょうか。
SMSであれば、電話番号のある端末であれば、気軽に利用することができます。二要素認証を行うことで、より強固な認証を実現ができますので、二要素認証を実現する1つの方法としてご留意いただければ幸いです。
以上、ご拝読ありがとうございました。
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著者紹介
SB C&S株式会社
技術統括部 第2技術部 1課
長谷川 聡