皆さんこんにちは!SB C&Sで Fortinet 製品のプリセールスを担当している長谷川です。
今回は、FortiAP と FortiAP Cloud について、紹介いたします。
FortiAPとは、APという名前のついている通り、WiFi用のアクセスポイントです。
FortiGate管理(統合型)や、クラウドで管理することができます。
動作としては、主にFortiGateへCAPWAP経由で通信を行うトンネルモードと、ブリッジモードの2種類となります。
FortiAP Cloud で管理する場合、FortiAP Cloud上にアカウント(無償)が必要になります。
アカウントと、FortiAPを紐づけることで、FortiGateを利用しなくても、FortiAPを管理することができます。
FortiAP Cloudは、グローバル/ヨーロッパ/日本のリージョンにデータセンターがあり、日本でFortiAPを購入した場合は、日本のサーバに接続するようにあらかじめ設定されています。
FortiAP Cloudと接続するために、いくつかポートの開放が必要です。
FortiGate管理では、ライセンスが必要なく、すべての機能が利用できますが、FortiAP Cloudで管理かつ、ダイナミックVLANや、エアタイムフェアネスといった高度な機能を利用するなど下記の機能が必要な場合、AMLライセンスが必要となります。
FortiAPを起動した後、WiFiコントローラを探す順番です。
基本的に、DHCPサーバのあるネットワークに導入してただければ、FortiAP Cloudへ接続できるようになります。
FortiAP Cloudへ接続ができる準備が整ったあとは、FortiAP Cloudに登録を行います。
簡単な方法は、クラウド上で操作し、AP Keyを入力する方法です。
登録が済むと、インベントリに登録されるため、AP管理ネットワークに配備することで、各種設定ができるようになります。
Eメールを使い稼働状況などを報告するといったことも可能です。
クラウド管理の仕組み上、通信が途切れるといったこともありますが、そこはご安心ください。
FAPクラウド側のサービス(ユーザ認証、CaptivePortalなど)を使っていなければ、継続してサービスの提供は行われます。
FAPをリブート時に、FAPクラウドに接続できなくても、以前の設定で起動してサービス提供します。ただし、設定変更を行う際は、FortiAP Cloudからとなりますので、ネットワーク切断が起きないようにしてください。
AMLライセンスは、FortiAP自体に紐づいているため、未購入のFortiAPに対しては適用されません。AML機能を利用する場合は、管理対象のすべてのFortiAPのAMLライセンスはご購入下さい。
以上、ご拝読ありがとうございました。
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著者紹介
SB C&S株式会社
技術統括部 第2技術部 1課
長谷川 聡