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【Ansys Discovery】Ansys Discoveryで形状の良し悪しを素早く判断! ~リアルタイムシミュレーションのスゴイところ~【構造解析編】

CAE
2022.10.20

製品の設計をする際、何度も試作・検討を繰り返して理想に近い形状を模索しますよね?
ですが、設計→解析→形状変更→解析・・・と手順を繰り返していくと、形状変更をするたびに複数のソフトをいくつも行き来したり、解析条件をいくつも設定したり、と少々不便なことはありませんか?
そんなお悩みはAnsys Discoveryのリアルタイムシミュレーションで解消しませんか?
今回はリアルタイムシミュレーションのスゴイところをご紹介します。

■ダイレクトモデリングとリアルタイムシミュレーション
形状検討をする際、形状修正ツールの使いやすさはもちろん、応力集中する箇所の確認など、解析結果を見ながら検討できたらと思うことはありませんか?
Ansys Discoveryならそれが簡単にできます。
早速その様子を見てみましょう。
まずは形状修正の様子です。

No.12-1.gif直感的に操作しやすいツールで形状の変更も簡単です。
さらに、簡単に応力解析をしながら形状も修正してみましょう。No.12-2.gif

形状が変更されるとリアルタイムで解析結果が更新されているのがわかります。
形状変更するたびにCADのソフトと行き来する必要が無く、ダイレクトに変更することができるので効率的ですね。
これなら、その形状変更が適したものなのか、確認しながら修正することができるうえ、モデルの違う部分だけを修正すればよいので、いくつもファイルを分けて作成する必要がありません。
解析するために違うソフトに書きだす必要もないのでとても簡単ですね。

■解析結果ログと一括設定&シミュレーション
設計をしていると、複数のパターンで比較を行う場合もありますが、パターン毎に解析モデルを作成して後からデータを取りまとめて比較することが多いですよね?
Ansys Discoveryならモデルを一つ用意するだけで、複数パターンの解析結果を容易に比較することができます
では見てみましょう。No.12-3.gif
また、負荷の大きさを変えて解析をしたい場合、1度にすべての条件を設定することができます。
その様子がこちらです。No.12-4.gif

解析作業のステップを分けたり、CAD等でモデルを修正することなく、荷重の大きさを一括で設定することができました。
解析もワンクリックで全てできてしまうため簡単です。

リアルタイムシミュレーションの便利さ、お分かりいただけたでしょうか?
Ansys Discoveryでは、解析条件や形状を変更することで結果が随時更新されるので、こんなにも効率的に作業ができるようになります。
参考までに、同一のモデルでDiscoveryと一般的なCAEツールで、解析作業に要した時間を比較してみました。Discoveryでは、形状修正したものと条件設定を変更したものを含めた都合3回の解析作業に対して、一般的なCAEでは同じ3回の解析で3倍の時間を要する結果となりました。ad_018_001.png作業工数に大きく差が出ることがわかりますね。
解析結果を比較してみると・・・ad_018_002.png

数値的には結果にわずかに差があるものの、どちらも同様の応力分布が得られています。
形状検討の確認には十分なレベルではないでしょうか?

シミュレーションソフトの導入を検討中の方、今よりもっと作業を効率化したい方、Ansys Discoveryの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

お問い合わせはSBC&Sでお待ちしております。


・IT-EXchange Ansys Discovery特設サイトは次のリンクから
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・Ansys Discoveryを使って効率化を実現した3つ事例をご紹介

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著者紹介

SB C&S株式会社
C&S Engineer Voice運営事務局

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