SB C&Sの最新技術情報 発信サイト

C&S ENGINEER VOICE

SB C&S

【Ansys Discovery】形状作成・修正がヒストリーベースでできる! ~Ansys Discoveryで操作方法を見てみよう~【共通編】

CAE
2023.11.06

 形状作成・修正(モデリング)を3D CADで行うときに、「ヒストリーベース」と「ノンヒストリーベース」の2種類の方法があるのをご存知でしょうか?ヒストリーベースでは作業手順の履歴が残り、ノンヒストリーベースでは履歴が残らないという違いがあります。Discoveryモデリングならどちらの方法も使用することができます。Discoveryモデリングを使って、ヒストリーベースとノンヒストリーベースそれぞれの操作方法を確認してみましょう。
 今回は以下のようなヒートシンク形状を作成してみます。blog_32.png

 まずは、ノンヒストリーベースで作成してみます。こちらは特に設定等は必要なく、そのまま操作できます。32-1.gif 次に、ヒストリーベースで作成してみます。左上の「ヒストリートラッキング」をオンにすることで、履歴が残るようになります。32-2.gif 形状作成の手順はどちらも同じでした。では、形状の変更はどうでしょうか?フィンの長さを30 mmから35 mmに変えてみます。
 ノンヒストリーベースの場合は次のようになりました。32-3.gif

ヒストリーベースでは次の通りです。32-4.gif

 ノンヒストリーベースではフィン一つずつの長さを変えましたが、ヒストリーベースでは最初に作成した作成したフィンの長さを変更できるので、形状変更の手間が少ないことが分かります。後で形状変更を行いたい場合は、ヒストリーベースでモデリングしておくと便利ですね。

 このように、Discoveryではノンヒストリーベースとヒストリーベースの両方でモデリングできます。どちらを使うかも簡単に変更できるので、作成したい形状に応じて使い分けてみるのはいかがでしょうか?

 Ansys Discoveryに少しでも興味が湧きましたらSB C&Sまでお問い合わせください。


・IT-EXchange Ansys Discovery特設サイトは次のリンクから
bnr-630x180.jpg

・Ansys Discoveryを使って効率化を実現した3つ事例をご紹介

honda.pngnikki.pngVW.png

C&S ENGINEER VOICE Ansys Discovery記事一覧

著者紹介

SB C&S株式会社
C&S Engineer Voice運営事務局

最新の技術情報をお届けします!