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【TANIUM】導入最初のステップ、IDP連携と初回ログイン

セキュリティ
2024.07.24

はじめに

こちらの記事ではTANIUM Cloud Homeへの初回ログインまでの流れについてご紹介させていただきます。

目次

  1. 初回に受領するメール
  2. 「Cloud Management Portal」へのサインイン
  3. IDPとの連携、SAML認証設定
  4. 「TANIUM Cloud」へのサインイン
  5. URLの違い

 

1.初回に受領するメール

01招待メール.pngのサムネイル画像02招待メール.pngのサムネイル画像

受信した2通目のメールにはユーザーネーム「~~~@tanium.local」と初期パスワード「Temporary Password」が記載されております。
「Get Started」のリンクから「Cloud Management Portal」へのサインインにお進みください。

 

2.「Cloud Management Portal」へのサインイン

03_portal.png

メール記載のユーザーネーム、初期パスワードを使用してサインインを実施します。

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※ログインできないときはパスワード期限切れの可能性があります。
05expire.png06reset.png
パスワード期限切れの場合「Reset Password」からパスワードを再発行します。

再発行時に指定するメールアドレスは初回メールを受領したメールアドレスをご指定ください。

07verif.png

メールアドレスにワンタイムコードが送付されますので「Code」に入力して確認を行います。

再度「Temporary Password」の記載されたメールが届きますので同じように「Get Started」のリンクからサインインをお試しください。


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04_portal.png

パスワード設定の要求がありますのでご指定のパスワードを入力ください。

パスワード要件:14文字以上、大文字、小文字、特殊文字それぞれ1文字以上を含む

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082factor.png

MFA設定の要求がありますのでGoogleやMS、OktaといったAuthenticatorアプリケーションにQRコードかマニュアルコードを使って登録し、表示されたワンタイムコードを入力して確認「Verify」を実施します。

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09StartWindow.png

以上で「Cloud Management Portal」へのサインインが完了となります。同画面の「Get Started」からIDPとの連携設定におすすみください。

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3.IDPとの連携、SAML認証設定

10setup.png

こちらの環境ではIDPにAzure AD(現Entra ID)を利用いたします。
「Identity Provider Name」を任意で設定し、XMLファイルをダウンロードします。
※AzureADやOktaなどXMLファイル(メタデータファイル)による構成が可能なIDPは設定がかなり簡易になります。

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11Azuread.png

AzureAD(Entra)管理センターにてTanium SSOアプリケーションを追加します。

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12AppSSo.png

13userattach.png

追加したアプリに対して、ユーザーまたはグループを追加し、割り当てます。

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14SAML.png

シングルサインオンの項目から「SAML」を選択します。

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15MetaUpload.png先ほどダウンロードしておいたXMLファイルを指定して追加します。

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16save.png

構成が読み込まれたら「保存」をクリックします。

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17SSOtest.png

SSOのテストを実施するかの確認がありますが、「いいえ、後でtestします」で構いません。

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18FedMetaUrl.png

「アプリのフェデレーション メタデータ URL」をコピーします。

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19IDpMeta.png

「Cloud Management Portal」に戻り「Identity Provider Metadata」の「Enter URL」の欄に先ほどコピーした「アプリのフェデレーション メタデータ URL」を貼り付け、「Test URL」をクリックします。
問題無ければ緑のチェックが表示されます。

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20AddDomainNtest.png

「Specify Login Domain(s)」に実際にサインインするユーザーのアドレスのドメインを指定し追加します。

追加後に「Apply Changes」をクリックし、適用完了まで待ちます。問題無ければ緑のチェックマークが表示され、「Test IDP」のボタンが押せるようになりますのでこちらをクリックします。

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21TestIDP.png

「Congrats!」と表示されればSAML認証によるSSO設定が完了となります。

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22SSOCMP.png

一度サインアウトし、SSOにて「Cloud Management Portal」にサインインできるかをお試しください。

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23launch.png

SSOで使用するメールアドレスでサインインできていることを確認し、「Launch Console」からHome画面へのサインインへとおすすみください。

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4.「TANIUM Cloud」へのログイン

24_ConsoleSSO.png

26dashboard.png

Home画面が表示されれば完了となります。

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27Language.png

28japanese.png

Home画面右上のユーザーアイコンから「Preferences(基本設定)」→「Language(言語)」から日本語を選択いただくことで日本語表記へ変更可能です。

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5.URLの違い

https://portal.<申し込み時の任意の文字列>.cloud.tanium.com Cloud Management Portal
https://<申し込み時の任意の文字列>.cloud.tanium.com TANIUM 管理コンソール

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おわりに


次回はエージェントのインストールと基本機能のQuestionでの情報取得について解説させていただきます。

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※本ブログの内容は投稿時点での情報となります。
 今後アップデートが重なるにつれ正確性、最新性、完全性は保証できませんのでご了承ください。

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著者紹介

SB C&S株式会社
技術統括部 第2技術部 2課
宇都宮 修平