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【CrowdStrike】2025年の脅威にCrowdStrikeが"エンドポイント"から始める理由

セキュリティ
2025.10.03

はじめに

みなさんこんにちは!
今回は昨今の脅威動向から改めてCrowdStrikeのエンドポイントセキュリティの重要性および初期設定に関するご案内の記事となります。
ぜひご覧いただければと思います。

Agenda
 ・脅威動向
 ・「エンドポイント」から守るのが合理的な理由
  -なぜエンドポイントセキュリティ=CrowdStrikeなのか!!?
 ・最初の1分を固める、"初期設定"の重要性
 ・CrowdStrikeで構成する"セキュリティプラットフォーム"

 

脅威動向

"最初の1分"で止められるか?

2025年の脅威に、CrowdStrikeが「エンドポイントから始める」理由

攻撃者は待ってくれない──最速51秒で始まる横展開

CrowdStrikeが発表した2025年版グローバル脅威レポートによると、攻撃者が環境へ侵入し、ネットワーク内で横展開を始めるまでの平均時間はわずか48分。最も早いケースでは51秒でブレイクアウト(横展開)が始まったとされています。

これはつまり、侵入を前提に、最初の1分で被害を止める状態があるか否で、被害の大きさが決まる時代にまでなっているということです。

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「エンドポイント」から守るのが合理的な理由

NWやアプリケーション、PC、サーバーなどといったお客様のIT環境に適切にセキュリティ対策を実施することは重要な対策となります。
多層的なセキュリティ対策、最新のIT環境に対応したテレワークやDXに対応した対策の重要性は変わらないです。


本来はお客様のセキュリティ課題によって何を導入すべきか、という事もありますが漠然とセキュリティ対策を実施していく、となった場合まず最初に手を打つべき場所はエンドポイントです。
理由としては、攻撃者が足場を作る場所はまずユーザーのエンドポイントであり、横展開や情報搾取など侵入の出発点でもあります。また、最終的なデータの操作であったり、攻撃行為はエンドポイントで行われます。


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なぜエンドポイントセキュリティ=CrowdStrike!!?

ここまでエンドポイントセキュリティについて記載したのですが、タイトルにもなっている、なぜエンドポイントセキュリティといえばCrowdStrikeなのか、逆にCrowdStrike=エンドポイントセキュリティ、EDRというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。CrowdStrikeが高く評価されている理由は、大きく3点あります。

 

・高水準の防御/検知率
CrowdStrikeのエンドポイントセキュリティはエージェントは端末上で最小限の処理を行い、プロセスやファイル、ネットワークのテレメトリをFalconクラウドと呼ばれるクラウド上に送信し分析します。クラウド側でAI・機械学習によるリアルタイム解析が行われ、マルウェアや不審行動、ゼロデイ攻撃を検知します。第三社機関によるテスト結果も非常に高評価であり、他社と比較しても高水準の防御、検知率を提供します。

第三者機関によるテスト結果
https://www.crowdstrike.com/ja-jp/why-crowdstrike/crowdstrike-industry-validation/

・セキュリティ運用性

運用面では、クラウドネイティブ基盤と軽量エージェントで管理負荷を最小化し、運用を効率化します。
自動化された検知・対応に加え、直感的な可視化や脅威ハンティングサービスを備え、SOCのリソース不足を補完。迅速かつ確実なセキュリティ運用を実現します。


・優れた拡張性
CrowdStrikeが提供するプラットフォームであるFalconプラットフォームは、数多くのセキュリティ製品を ONEエージェントかつONEコンソール で提供します。こちらについては、後ほど概要をご紹介いたします。

 

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最初の1分を固める、"初期設定"の重要性

エンドポイントセキュリティ、特にEDRをご利用の場合はシンプルに「入れるだけ」で終わるツールではございません。導入の際のセキュリティ設定およびその後の運用こそが、機能を最大限に活かす鍵となります。本ブログではCrowdStrikeの初期セットアップガイドを下記URLからダウンロードいただけます。
ぜひこの機会にCrowdStrikeの運用性についてご覧いただければ幸いです。


資料アジェンダ
 ・コンソール初回ログイン
 ・センサーインストール
 ・ホストグループと各種推奨ポリシーの設定
 ・エンドポイントの状態確認

📘 資料ダウンロードはこちら
▶︎ [【CrowdStrike】CrowdStrike_初期セットアップ手順(無料)]
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センサー配布からポリシー設定、必要な初期操作がすべて網羅

※一部資料抜粋

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CrowdStrikeで構成するセキュリティプラットフォーム

さきほどまでエンドポイント(NGAV、EDR)にフォーカスして記載させていただきましたが、CrowdStrikeの最大の特徴はエンドポイント以外のセキュリティ分野に関してもONEプラットフォームで統合管理できる点でございます。
また、以下のような製品群をONEエージェント/ONEコンソールで利用出来る点もメリットになります。

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まとめ:エンドポイントから始める、プラットフォームを広げる

2025年、攻撃のスピードは増し、攻撃者の手口はより巧妙になってきています。その中で、"最初の1分"に何ができるかが、セキュリティ対策の明暗を分けるポイントにもなります。

CrowdStrikeのFalconプラットフォームは、エンドポイントのNGAV、EDRの導入から始め、必要に応じてアイデンティティ、クラウドセキュリティ、XDR、と広げられる柔軟性と拡張性を備えております。

まずは「最初の1分」を固めるところから。
Falcon 初期設定ガイドを活用し、自社のエンドポイントセキュリティを見直してみてはいかがでしょうか!


※この記事は投稿時点の情報をもとに執筆しています。製品仕様や評価レポートの内容は
今後変更される可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

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著者紹介

SB C&S株式会社
技術本部 技術統括部 第4技術部 1課
宮尾 優一