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【連載:WS1を知る】Workspace ONEを導入する際の検討事項 〜後編:各種コネクターについて〜

Omnissa
2020.10.04

こんにちは。

入社2年目の近藤です。

私は新卒で入社後、プリセールスエンジニアとしてデジタルワークスペース実現のためのソリューション展開を行っており、主にVMware Workspace ONE を担当しております。

今回は、「Workspace ONEを導入する際の検討事項」の後編として、以下の構成図の赤枠で示されているAirWatch Cloud Connector、Workspace ONE Access Connector、Unified Access Gatewayの機能や構成する際の注意点について、ご紹介したいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

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Workspace ONEを導入する際の検討事項

前編:提供方法について

中編:構築、設計、連携について

後編:各種コネクターについて


後編: 各種コネクターについて

AirWatch Cloud ConnectorとWorkspace ONE Access Connector

AirWatch Cloud ConnectorとWorkspace ONE Access Connectorの機能についてです。

まずAirWatch Cloud Connectorの主な役割としては、オンプレミスのActive Directory(AD)Workspace ONE UEMとの連携があります。ADからWorkspace ONE UEMへ同期したユーザーの認証や、社内にあるADCSとの連携(証明書サービスとの連携)、Workspace ONE UEM上のSyslogをオンプレミスに転送するといった機能を持ちます。

次にWorkspace ONE Access Connectorについてです。Workspace ONE Access Connector は、Workspace ONE Accessとの連携をするコネクターです。主な役割としては、ADとの連携、ユーザー認証、Workspace ONE Accessで利用する認証コネクター、HorizonThinAppCitrix などといった仮想アプリとの連携があります。

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②UAG (Unified Access Gateway)について

UAG (Unified Access Gateway)の機能と注意点についてです。

UAGは社内ネットワークに存在するシステムに対して、社外からアクセスを行う際のゲートウェイ機能、社内ネットワークへのVPNをつなぐVMwareトンネルなどの機能を提供します。

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先程説明したコネクターと異なり、UAGLinuxベースの仮想アプライアンスとして提供されます。My VMwareMy Workspace ONEからダウンロードし、仮想マシンとして展開します。

UAG (Unified Access Gateway)の構築する上で、2点注意事項があります。

1つ目はUAGのネットワーク構成です。UAGは構成パターンが3種類あり、NICの数が異なります。社内システムに外部デバイスからアクセスする際に、どのような構成をするかによって変わります。

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2つ目は、UAG3.7以降は名前解決をするときに「.local」ドメインの解決ができないことです。

例えば、UAGと連携するHorizonの接続サーバーが「XXXXX.test.local」といったFQDN (Fully Qualified Domain Name)の場合、名前解決ができないため通信することができません。

そのため社内で「.local」のドメインを使っている場合は注意が必要です。


Workspace ONEを導入する際の検討事項」について全3回に分けてご紹介させていただきました。

Workspace ONEやその他ITソリューションについて、ご興味があれば是非弊社までご連絡ください。

記事を読んでいただきありがとうございました。

著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術企画室 技術企画課
近藤 泰介 -Taisuke Kondoh-

2019年に新卒として、SB C&S株式会社に入社。
主にデジタルワークスペース実現のためのソリューション展開、案件支援、先進事例の獲得、協働パートナーの立ち上げを経験。現在はDevOps/DevSecOps領域商材のプリセールスを行いながら、新興技術調査、新興企業の目利きを行う。