Network Serviceを見ると3つの選択があり、それぞれの動作は以下になります。
- トラフィックを WAN 回線から宛先に直接送信します。
※Multi-Pathの説明について、今回は割愛させて頂きます。
トラフィックをEdgeから別のEdge(もしくはGateway) に送信します。
※Internet Backhaulは、マッチ条件DestinationをInternetに設定した時に設定可能になります。
インターネット向けトラフィックを、Hubに指定したEdgeへ送信します。
このような複雑なトラフィックコントロールは、一般的なルーターでもポリシーベースルーティングを用いることで実現可能ですが、大変な複雑で難しく製品に精通している専門的なスキルが必要となります。
VMware SD-WANでは、『ビジネスポリシー』を利用することでシンプルで簡単な設定手順でルールを作成することができ、アプリケーションのトラフィックフローを定義することができます。
次回は応用編(仮)として、"ビジネスポリシーを使ったトラフィックフロー"の詳細について、ご説明していきたいと考えております。
本ブログでもVMware SD-WANに関する情報を積極的にお伝えしていきたいと思います。
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著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術統括部
第1技術部 1課
平田 裕介 - Yusuke Hirata -
VMware vExpert
NW機器メーカ、SIerでインフラエンジニアの経歴を経て、SB C&Sに入社。
SIer時代にサーバ仮想化と出会い、人生が大きく変わる。