みなさまこんにちは。SB C&S 池田です。
先日第13回目の開催があったAA de Knightの様子をこちらでレポートいたします。
実演Demoが多めのコンテンツで、久々に技術者の方向けのより具体的な内容が多かったのではないでしょうかね。
ご参考になれば幸いです。
□目次
アジェンダ
2021年6月18日 (金)
時間 |
プログラム |
18:30~18:35 |
ご挨拶 |
18:35~18:55 |
AA Tips -Engineer Voiceを使いこなそう!
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18:55~19:15 |
AA Tips -if文を使いこなそう!
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19:15~19:35 |
Automation360 Master資格はこうやって取る!
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19:35~19:45 |
休憩 |
19:45~20:05 |
Community Edition版で統計解析ソフトgretlを動かしてみたい
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20:05~20:45 |
自動化と同時にデータ分析もできる!~Bot Insight ライブデモ~
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20:45~20:50 |
クロージング |
当日の振り返り
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AA Tips -Engineer Voiceを使いこなそう!
SB C&S株式会社
西尾 玲改めて、Engineer Voiceの紹介がなされました。
AA de Knightに参加いただいている方は一度はご覧いただいているかもしれませんが、
実は知らなかったことがあったようで、アンケートでも多く「意外と知らなかった」のお声がありました。
ぜひ、いまいちど活用の糧になればと思います。
みなさまからのリクエストもお待ちしておりますので、もしこういう記事、連載もの、製品特化、、、
ご希望ありましたらいただけますと幸いです。
まずはブログマップから入っていただけると、全体感を俯瞰して確認できるのでオススメです。
https://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/articles/20200401_AutomationAnywhere-Map.html -
AA Tips -Engineer Voiceを使いこなそう! -
AA Tips -if文を使いこなそう!
今回より連載が開始になりました。初回の紹介はif文でした。
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
広瀬 雄治様
よく使うTOP3には入ってくるであろうアクションなので、マスターしておきたいものですね。
基本編と応用編でいくつ理解があったでしょうか。この機にキャッチアップしましょう。
また、Engineer Voiceでもif文の紹介をしていますので、ご参考にいただければと思います。
【パッケージリファレンス】If vol.1
【パッケージリファレンス】If vol.2
【パッケージリファレンス】If vol.3
非常に好評だったので、次回のテーマにも期待ですね。
AA Tips -If文を使いこなそう -
Automation360 Master資格はこうやって取る!
Master資格はお持ちでしょうか??
SB C&S株式会社
前田 由委
その資格取得に役立つ情報を発信いたしました。
もし未取得の際は、一度ご確認いただくと合格への近道になると思います。(答えは載っておりません。)
実際の画面も交えて実装方法も紹介しているので、より理解が深まると思います。
また、前段に取得が必要なアドバンスドの対策は以下の記事で公開していますので、ご参考にいただければと思います。
Automation Anywhere - 【A2019】認定アドバンスドRPAプロフェッショナル(A2019)対策
Automation360 Master資格はこうやって取る!
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Community Edition版で統計解析ソフトgretlを動かしてみたい
株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ
田北 沙織様
- 2回目のご登壇、ありがとうございました。
今回はgretlという統計ソフトの自動化にチャレンジされたお話でした。
レコーダーでうまくオブジェクトを捉えることができず、キー操作に切り替えたりして調整されていましたが
メニューのショートカットが同じキー割り当てのものがあったりでそこでもうまくいかない事象があったりしたようです。
レコーダーの原因をもう少し詰めて、工夫・調整ができないかなと聞いていて感じました。
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自動化と同時にデータ分析もできる!~Bot Insight ライブデモ~
Bot Insightに関するリクエストはアンケートでも多くいただいておりましたので、この度実演いただく運びになりました。
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
佐野 千紘様
オペレーションダッシュボードとビジネスダッシュボードのデモもあるので、具体的なイメージがついたのではないでしょうか。
アンケートでも満足度高く、ご感想多くいただいておりました。
まだまだ知られていないことが多いBot Insightですので、ぜひ一度機能確認いかがでしょうか。
自動化と同時にデータ分析もできる!~Bot Insight ライブデモ~ -
QA
ご質問をいただいた内容を抜粋する形で掲載いたします。 - Q1) エンジニアリングボイスについて、一般ユーザでもコンテンツの要望を受付けていただけるのでしょうか?
A1) 受け付けております。直接メールも可能です⇒SBCASGRP-rpa-developers@g.softbank.co.jp - Q2) Excelファイルを更新するために開く時に他の人が開いていると読み取り専用になってしまって更新できないのですが、Excelを開く前に他の人が開いていることを検知する方法はないでしょうか?
A2) 読み取り専用の際のポップアップウィンドウをチェックするか、ウィンドウタイトルに「-読み取り専用-」という文字があるかをチェックすることで検知できます
- Q3) 色が判定できるんでしょうか?そうなるととても良い機能ですね。
A3) 画像認識の条件分岐か、レコーダーのオブジェクトのプロパティに色情報があると判定できます
- Q4) IFのウィンドウの判定で、「ウィンドウが存在する」と「同じタイトルのウィンドウが存在します」とあります。いずれもウィンドウ変数を引数にとりますが、この2つの明確な違いはなんでしょうか。
A4) 「同じタイトルのウィンドウが存在します」は「ウィンドウが存在する」よりも、より厳格な判定になっています。
タブブラウザなどの場合はタブが変更されるたびにウィンドウ名が変更されます。
このような場合に、何度も同じウィンドウ名を判定する場合は「同じタイトルのウィンドウが存在します」を利用する必要があります。
「ウィンドウが存在する」または「ウィンドウが存在しない」の場合は、Bot実行中に1度でも存在すると判定した場合その結果がBot中で継続します。
そのため、一度しか出てこないようなケースは「ウィンドウが存在する」「ウィンドウが存在しない」を利用いただき、
複数回判定をする場合は「同じタイトルのウィンドウが存在します」をご利用いただければと思います。
- Q5) edgeで表示しているサイトがダイアログを出すとき、レコーダーでボタンをキャプチャできない時があります。edgeを上手に操作するノウハウがあったらご教示ください。
A5) Edgeのポップアップなど、Webサイト内の要素でないケースはキャプチャできないケースが現在ございます。
その場合は画像認識やキーストロークをご利用いただくことで自動化が可能です。
今後、レコーダーで取得できるように対応予定です。早ければ次のA360 V.24で対応する可能性があります。
※Chronium Edgeを想定しています。
- Q6) レコーダの条件などの場合、認識する判断はオブジェクト、画像のような優先順位で自動で行ってくれるのでしょうか?
A6) レコーダーのみ場合は、A360の場合はオブジェクトのみの判定となり、画像は利用されません。
Ifで存在チェックをする場合は、下記のように組み合わせていただくとよいかと思います。
ネスト型:
1.If「レコーダー:オブジェクトが存在」
2. Else If「画像認識:ウィンドウがウィンドウで見つかる」
複数条件型
If「(レコーダー:オブジェクトが存在)または(画像認識:ウィンドウがウィンドウで見つかる)」 - Q7) ①AA360に関してお勧めの本ががあれば、教えていただきたいです。
②Hands-on用の無料環境はありますか?Community版で実践できない機能があります。
A7) ①書籍は残念ながらA2019という名称で呼ばれていた頃に発刊された一冊しかございません。
【Automation Anywhere A2019シリーズではじめるRPA超入門】https://www.amazon.co.jp/dp/B08CX44SR1/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_56V3G43HP7XWJGZN1CW9製品は順次アップデートされているため書籍の場合は情報が古い可能性がございます。
AA様ドキュメントサイトや、先にご紹介させていただいたEngineerVoiceのご利用をお勧めさせていただきます。
https://docs.automationanywhere.com/
https://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/articles/20200401_AutomationAnywhere-Map.html②残念ながら一般のお客様向けにはCommunity版しか用意されておりません。
- Q8) SOAP APIは対応しなくなったのでしょうか?Python対応とあったので多分Python経由で利用出来るとは思いますが、どうなのでしょう。
A8) 「SOAP Web サービス」パッケージがご利用頂けます。 - Q9) 余りの計算方法を教えてください
A9) JavaScriptやVBScriptを利用するほうが考えらえます。また少し特殊ですが、変数式の変換を利用することで可能です。
1.「10%3」という数式を文字列変数に保存する。
文字列:代入""10%3""から$計算式$へ
2.文字列変数の変換式を使用して、文字列変数に結果を代入する。
変換式は$変数名$の場合、「名」と「$」の間で「.(ドット)」を入れると候補が出ます。
文字列:$計算式.LegacyAutomation.parseVariableOperations$から$計算結果$へ
3.結果が文字列で取得できます
メッセージボックス:$計算結果$ (今回は1が表示されます)ちょっと数学的ですが、整数同士なら
剰余=被除数ー除数 ×(商:被除数÷除数)で出す方法も考えられます
次回予告
次回のご案内です。
次回は
2022年4月22日 (金) 18:30~ Zoomでのオンライン開催
を予定しております。
また、ご登壇者もお待ちしておりますので、ご連絡お待ちしております。(ご相談ベースからでも もちろん大丈夫です)
窓口:SBCASGRP-rpa-developers@g.softbank.co.jp
またのお越しをお待ちしております!
過去のレポートはこちら♪
著者紹介
先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
池田 康一
写真アップデートしました
Can Be Great!