※本投稿で紹介される内容は、発表当時のものであり将来のアップデート内容をお約束するものではありません。
こんにちは。SB C&Sの真砂です。
この記事ではNutanix .NEXT 2023 Day1の速報をお伝えさせていただきます。
開催地と会場の周辺
今回の.NEXTは約3年ぶりにオンサイトで開催され、以前COVID-19で中止となった「Nutanix .NEXT 2020 Chicago」のリベンジ開催となりました。
私は開催の1日前にシカゴへ入り、会場周辺やシカゴの有名なスポットを調査してきました。
なお、日本からシカゴへは約11時間のフライトで時差は14時間遅れになります。
シカゴは雨が非常に多い地域となっており、到着日も残念ながら雨が降っていて良い景色を見ることはできませんでした・・・
曇りのとき(今回撮った写真) | 晴れのとき(サンプル) |
霧がかかって上階が見えない・・・ | 本来はこのように街が一望できるようですが、この日はすりガラスのように何も見えませんでした・・・ |
そして.NEXTの会場は「McCormick Place」という場所で行われました。
・会場の外観
※開催初日は珍しく快晴でしたが、会場にずっと缶詰だったのでちょっと残念でした。
・受付
・モニュメント
・General Sessionルーム前
・General Sessionルーム内部
※開場直後の写真のため空席ばかりですが、最終的に満席となってました。(約1300席ほどあったようです)
・ソリューションEXPO会場
Partner Xchange Keynote
Partner Xchange Keynoteは主にパートナー様向けに情報を発信する趣旨のセッションになります。
これまでも発信しているNutanixの優位性を説明しつつ、IT市場におけるチャネルの状況やトレンド、ビジネス機会といった分析情報を紹介しながら、今後チャネルの強さに寄り添う形で案件登録の優位性やリッチなリベート・インセンティブの拡大といった内容が発表されていました。
General Session : Opening Keynoteのダイジェスト
それでは、Opening Keynoteのダイジェストをお伝えします。
はじめにCMOのMandy Dhaliwal氏からNutanixの新たなブランディングやNutanixは1つのプラットフォームでアプリとデータをどこでも実行できる、マルチクラウド時代の課題を解決できるソリューションであると説明がありました。 | |
次にNutanixの現CEOであるRajiv Ramaswami氏が登場しました。 Rajiv氏はCOVID-19が流行したあとの世界で新たな変化が起ころうとしており、今後数年間で扱うデータ量も爆発的に増加すると想定しているようです。 大量のデータを扱う新たな環境を迎えても、Nutanixを利用すればシステムのサイロ化が発生することなく、統合された単一のプラットフォームでデータを実行および管理を実現します。 |
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Nutanixは以前からシステムのサイロ化を解消することを目標に作られコンピュータ、ストレージ、ネットワーク、データベースを一つのプラットフォームにまとめることでシンプルな運用を実現していました。 また、これによりハードウェアや特定のクラウドに囚われず、好きな環境への移動を実現します。 |
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また今後は新たに以下の3つを実現します。 ①すべてのアプリケーションをクラウドプラットフォームで実行 ②それらをデータセンターからパブリッククラウドに拡張し、ハイブリッドマルチクラウド環境全体で効率的に運用 ③開発者がすべての環境で利用できる、一貫したデータサービスを使用してアプリケーションを構築可能
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さらに、あらゆるベンダー、ハードウェア上のすべての主要なハイパーバイザーで、最新のコンテナー ベースのワークロードを最高のパフォーマンスで実行できる高性能アプリケーションを実行できます。 また、すでにIOPSのパフォーマンスは最適化により過去の6倍、トランザクションの処理能力は2倍に向上しています。 |
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ここではNutanixを導入したユーザーの事例紹介が行われました。 ①Temenos社 ②Verizon Communications社 ③forestry land Scotland社 いずれもNutanixの強みを生かした先進的な事例が紹介されました。 |
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Nutanixの3つの新機能について紹介が実施されました。 まず1つはNutanix Centralと呼ばれる、オンプレミスはもちろん、NC2やAWSやAzureなどのパブリッククラウドを含めたハイブリッドクラウド環境に対して、一貫した運用を可能にする製品が紹介されました。 |
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2つ目はマルチクラウドスナップショットテクノロジー(MST)です。 Nutanixは従来から優秀なスナップショットの技術を持っており機能拡張されたようです。 これらの新たなスナップショット技術を利用して復元はもちろん、異なるパブリッククラウドなどへ移行する手法としても利用できるようです。 |
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3つ目はProject Beaconです。 コンテナとKubernetesによりアプリケーションは環境間で移植が簡易になりましたが、それらのデータを保持するデータベースなどのサービスは特定のクラウドに紐付けられているため、移植が困難でした。 従来はデータベースサービスの移植には高いコストを必要としていましたが、Project Beaconより管理されたデータベースはパブリッククラウドを含めた異なる環境へ対して、データベースサービスの移植を実現できるようになります。 デモにて実際の操作を紹介しており、その中では数ステップのGUI操作でAWS上のデータベースをAzureへ移植を実施していました。 |
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次はNutanix COOのDavid Sangster氏と長年Nutanixの顧客であるGrainger社の事例を紹介されました。 ここでは大規模なEUC環境を構築した例を上げ、その中でNutanixによるサポート品質の高さを評価されていました。 |
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最後はスペシャルゲストのオリンピックメダリスト Allyson Felix氏のセッションとなります。 Allyson氏はアスリートとしてはもちろん、Nikeというグローバル企業への挑戦や母親として歩んだこれまでの体験談をお話されました。 |
Day1の速報は以上となります。
私は初めて.NEXTの現地で参加したのですが、良い意味で一種のお祭りのような雰囲気を感じることができました。
Day2の速報もご期待ください。
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著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 第3技術部 1課
真砂 暁 - Akira Masago
お客様へより良いシステムのご提供を目標に、インフラ周りのプリセールスエンジニアとして活動。
現在は仮想化製品を担当すべく、日々精進しております。