
企業の本番環境にも非常に多く導入されている5.x台最後のメジャーバージョンである vSphere 5.5 ですが、
実は、すでに2018年9月時点で EOGS (End of General Support) を迎えています。
つまり "General Support" が終了し、現在は "Technical Guidance" というステータスとなっています。
この "Technichal Guidance" ですが、「Windows の延長サポート」などとは似て非なるものです。
下記のリンク先には次のように書かれています。
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During the Technical Guidance phase, VMware does not offer new hardware support, server/client/guest OS updates, new security patches or bug fixes unless otherwise noted.
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テクニカルガイダンスの段階では、特に明記しない限り、VMwareは新しいハードウェアサポート、サーバー/クライアント/ゲストOSのアップデート、新しいセキュリティパッチ、又はバグ修正を提供しません。
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(<https://kb.vmware.com/s/article/51491>より抜粋)
つまり、今後新規に脆弱性やバグが発見されても、 VMware は原則パッチを提供しません。
そのため早急にvSphere6.xにアップグレードしていただきたいわけですが、そう簡単に重い腰が上がらないのも事実。
そこで今回、「3-Tier で構成された vSphere 5.5 の旧環境を、vSphere 6.5 & vSAN 環境に移行する」検証を行ってまいりました。
重い腰を上げるため、少しでもご参考としていただければ幸いです。
著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術統括部 第1技術部 2課
中田 浩嗣 - Hirotsugu Nakata -
VMware担当を経て、現在ストレージ担当の中でもPure Storageを専任に担当するプリセールスエンジニア