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進化をつづけるHololens2 ー5G×クラウドレンダリングで大活躍!ー

AR/VR・グラフィックス
    2020.05.27

    5GとHoloLens 2を使った屋外でのクラウドレンダリングで大容量データのAR可視化をやってみた!

    こんにちは。テクニカルマーケティングセンターでAR/VR/MRソリューション担当をしている遠藤です。

    先日、「進化をつづけるHoloLens 2ーついに5Gに対応!ー」というタイトルで、5GとHoloLens 2との接続成功をご報告させていただきました。

    今回は、「せっかく5Gを使うなら大容量高速通信のメリットを享受したい!」ということで、屋外でクラウドレンダリングとAR可視化に挑戦してみました。

    目次

    1. クラウドレンダリングとは
    2. Azure Remote Renderingとは
    3. 大容量BIMデータをmixpaceでコンバートする
    4. USB有線テザリングで5Gを接続
    5. Azure Remote RenderingでARモデルを動かしてみる
    6. 5G接続でのHoloLens 2業務活用を検討されている方に

    1. クラウドレンダリングとは

    今回の場合は、一般的に高負荷な処理とされる3Dデータのマテリアルやテクスチャの計算や出力を、ローカル(エッジデバイス)ではなくインターネット上のクラウド環境にて行うことと定義しています。

    クラウド側で処理することにより、ローカル側でのコンピューターリソースだけに頼らない作業が期待できます。

    2. Azure Remote Renderingとは

    hololens21.png

    Azure Remote Rendering (ARR)は、高品質でインタラクティブな 3D コンテンツをクラウドでレンダリングし、HoloLens 2 などのデバイスにリアルタイムでストリーム配信できるようにするサービスです。

    2020年4月にパブリック プレビューが公開されていて、誰でも検証できるようになっています。

    hololens23.png

    上記写真は2020年5月22日のマイクロソフト社主催のMR Dev Daysのセッションの中で説明されていたARRのネットワークの要件になります。
    ARRを使用するうえで、下りのネットワーク回線速度として「最低50Mbps、推奨は100Mbps」とのことです。

    4Gスマホなどを使った無線Wi-Fiテザリングだとこの要件を満たすのはかなり難しくなります。

    3. 大容量BIMデータを「mixpace」でコンバートする

    hololens24.jpg
    (↑元となるBIMデータ)

    今回は、Revit User Group(RUG)さんのサンプルBIMデータを借用させていただきました。
    さらに意匠と構造と設備の各サンプルデータを合体したAutodesk Revitのデータ形式(RVTデータ)をホロラボの龍さんに作っていただきました。
    ・容量サイズは108MB
    ・530万ポリゴン

    このサイズ、ポリゴン数だとHoloLens 2のローカルレンダリングでは重すぎます。
    なんとか表示できたとしても1FPSくらいになってカクカクした動きになってしまいます。

    hololens25.png
    (mixpaceでRVTデータをGLB形式に変換)

    ARRではRVTデータをサポートしていないため、ホロラボが開発、弊社が販売を担当している「mixpace」でRVTデータをGLB形式に変換してエクスポートします。
    「mixpace」はデータをアップロードするだけで自動変換してくれ、今回は2分弱で完了しました。
    すごく早くて簡単です。

    4. USB有線デザリングで5Gを接続

    hololens261.jpg

    前回ブログ の手順で、5GスマホとHoloLens 2をUSB有線テザリングで接続します。
    なんと今回は下りで650Mbpsも速度出ています!すごい!これ屋外での速度です!

    5. Azure Remote RenderingでARモデルを動かしてみる

    5GとHoloLens 2でAzure Remote Renderingをやってみた1ヌルヌル動きます

    早速、ARRでクラウドとHoloLens 2を接続してモデルを表示させてみます。
    かなりヌルヌルで動きます。ニヤニヤして変な笑いが止まりません。

    Azure Remote Renderingを使うと、「断面カット」して見てみるとか、「個別パーツを手でつかんで切り出して」見てみるとかもできちゃいます。
    かなり楽しいです。

    5GとHoloLens 2でAzure Remote Renderingをやってみた2~「断面カット」して見てみる

    5GとHoloLens 2でAzure Remote Renderingをやってみた3~「個別パーツを手でつかんで切り出して」見てみる

    なお、今回の検証にあたり、いつもお世話になっているホロラボの中村さん、龍さん、岩本さんにデータや環境整備で多大なご協力をいただきました。

    この場をお借りして御礼申し上げます。

    6. 5G接続でのHoloLens 2業務活用を検討されている方に

    SB C&S並びにソフトバンクでは、5G及びHoloLens 2関連のデバイスやソリューションを積極的に推進しています。

    「5G & HoloLens 2 & Azure Remote Rendering & mixpace」の組み合わせで今まで困難であった大容量BIMデータのAR可視化検証をやってみたいという建設・土木関係の方、お気軽にご相談ください。

    ・HoloLens 2の見積・購入依頼はこちら
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    著者紹介

    SB C&S株式会社
    テクニカルマーケティングセンター
    遠藤 文昭

    HoloLens 2やiPadを活用してCAD/BIMデータをAR向けに自動変換・可視化するクラウドソリューション「mixpace」を企画立ち上げ。HoloLensコミュニティ活動に積極的に参加・推進中。