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タグVLAN環境におけるCohesityのセットアップ

データマネジメント
2020.09.18

皆さんこんにちは。SB C&SでCohesityのプリセールスを担当している風間です。

今回はCohesityをセットアップする際のネットワークについて紹介します。

 

Cohesityをご購入される際、既にネットワーク構成が決まっている中で導入を検討される案件が多く見受けられます。

その際、クラスタ間ネットワークがポートVLANなのかタグVLANなのかで、初期セットアップの方法が変わってきます。

ポートVLANの場合は通常のクラスタリングセットアップを行えば問題ございません。

セットアップ方法はこちらで紹介しています。

しかし、タグVLANの環境ではセットアップ前にあらかじめVLAN設定を行う必要があるため、その方法を紹介していきます。

 

事前準備

下記の構成のようにCohesityのノードにディスプレイ、キーボードを接続してください。

VGA.png

 

VLANの設定

1. CLIログイン

CLIのログインについてはこちらの"1-1.CohesityにSSH接続する"を参考にしてください。

2. /home/cohesity/bin/network/configure_network.shを入力し、ネットワークの設定メニューを開く

ネットワーク設定2.png

 

3. 10を選択し各種設定を入力

例)

VLAN ID : 5

IP address : 172.16.5.101/24

Default Gateway : 172.16.5.1

VLAN.png

※ VLAN設定はクラスターに参加する全てのノードで実施してください。

 

4. ip aを入力し、IPアドレスやVLANの確認

ip-a.png

 

6. 全ノードで完了したら、クラスタリングを実施

こちらを参考にし、クラスタリングを実施してください。

 

今回ご紹介したように、タグVLAN環境の場合はセットアップにおいて一手間必要になります。

Cohesityのセットアップという観点では、Native VLANでクラスター間のネットワークを組むことを弊社は推奨しております。

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著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 第3技術部 1課
風間 亮