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【連載/かんたんCohesity】【第2回】Cohesityはセットアップも「かんたん」

データマネジメント
2019.09.11

こんにちは。SB C&S 中原です。

「かんたんCohesity」と題してCohesityの機能を連載でご紹介しています。 Cohesityに様々な機能があることはこれまでにご紹介しましたが、本連載を通して「多機能な製品を簡単な操作でコントロールできる」ことをお伝えしていければと思います。

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プロローグ セカンダリストレージとは
第1回 Cohesityの「買い方」
第2回 Cohesityはセットアップも「かんたん」
第3回 NASとして使うCohesity
第4回 バックアップサーバーとして使うCohesity
第5回 Cohesityによるバックアップの"活用"
第6回 Cohesityならコンテナも「かんたん」

番外編 Cohesityの裏側を知ろう
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※上記連載を予定していますが、変更・追加の可能性がありますこと予めご了承ください。

今回は第2回です。 前回はCohesityの製品体系やハードウェアについてご紹介しました。 今回からいよいよCohesityの機能や操作画面をご紹介します。 まずはC4000のセットアップの様子をご覧頂きたいと思います。 Cohesityはセットアップも「かんたん」です。

 

セットアップの前に知っておきたいこと

■Cohesity Cluster

前回、「Cohesityは複数ノードをクラスタリングさせる」とご紹介しました。 Cohesityにおける「クラスタ」では、全ノードのディスク領域をまとめて単一の「Partition(パーティション)」として扱います。
partition-image.png

「複数のノードをクラスタリングして単一のパーティションを作成する」というのがCohesityのセットアップです。

■Cohesityのホスト名

Cohesityでは各ノードが個別のホスト名を持つことはありません。セットアップ時に前述の「パーティション」に任意の名前を付与し、これをCohesityのホスト名として利用します。

hostname.png

■CohesityのIPアドレス

CohesityでどんなIPアドレスを持っているかを確認しておきましょう。 Cohesityノード1台につき Static IP / 仮想IP (vIP) / IPMI の3つのアドレスを持っています。 普段の運用ではvIPを利用してCohesityにアクセスします。 従ってCohesityをセットアップする際には「3つのIPアドレス × ノード総数」を用意します。 (1つのクラスタに対し1つのvIPのみ利用させることも可能ですが、Cohesity社はノード数と同数のvIPを利用することを推奨しています。)

例えば以下のようにIPアドレスを振っていたとします。Cohesityはクラスタリングされていますので、基本的にはどのノードのIPアドレスを使っても「クラスタ」に対する操作になります。
IP-1.png

vIPは普段はこのように各ノードに振り分けられていますが、必要に応じて別ノードへ移動することができます。 例えばCohesityのバージョンアップを行うために「Node D」の再起動がかかったとします。このような場合、vIPは別の稼働中のノードに移動します。
IP-2.png

vIPである 192.168.1.104 をターゲットに操作しているユーザーがいたとしても、別のノードで処理を継続しますのでユーザーがシステム停止の影響を受けることはありません。 (すなわち「無停止アップグレード」が可能です。)

Cohesityにアクセスする場合にはStatic IP / vIPのどちらも使えるのですが、上記のような背景からStatic IPではなくvIPを利用することをお薦めします。

 

Cohesityのセットアップ

Cohesityはセットアップもかんたんにできるようになっています。 作業の概要としては 「Cohesityをネットワーク機器に接続する」「Cohesityに接続したLaptopからセットアップ画面にアクセスする」「パラメータを入力する」「クラスタ作成完了を待つ」だけです。 以下、詳しく見ていきましょう。(本記事ではネットワーク機器との接続は割愛します。)

■CohesityとLaptopの接続

CohesityのNode AとMac(Laptop)を「USB to RJ45変換ケーブル」を使って接続します。
setup1.pngMacのWebブラウザ「Safari」を開いて指定のURLにアクセスすると以下の画面が表示されます。ログインすることで、Cohesityのセットアップ画面にアクセスできます。

Cohe-setup-login.png

なお、Macへの専用アプリケーションのインストールや、事前のIPアドレス付与は必要ありません。 BonjourというMacの機能によりシリアル番号でCohesityにアクセスできるようになっているためです。

■パラメータの入力

HTML5ベースのウィザードに従ってIPアドレスやクラスタ名称などを入力していきます。(以下はパラメータ入力画面の一例です。 )
cohe-set-1.png

■クラスタ作成が完了するまで待機する

入力されたパラメータに従ってCohesityがクラスタリングされます。ここでは特に手を動かす必要はありません。
cohe-set-2.png

クラスタ作成後、ライセンスキーを入力することでCohesityが使える状態になります。

 

Cohesityにアクセスしてみよう

Cohesityを操作する際にはDashboardと呼ばれるインターフェースを利用します。 WebブラウザのアドレスバーにvIPのいずれかを入力してアクセスします。
cohe-login.png

まずは管理者としてログインしてみます。
cohe-dashboard1.png
様々なグラフが表示されていますが、HTML5ベースのインターフェースですのでサクサク動きます。

操作は上部の黒いバーから行います。
cohe-dashboard2.png

NASやバックアップに関するメニューもこのバーに集約されています。

 

今回はCohesityのセットアップとDashboardについてご紹介しました。DashboardはHTML5ベースのインターフェースで、設定内容に基づいて次の設定項目が表示/非表示になったりとユーザーフレンドリーなつくりになっています。 また、最近になって日本語表示にも対応しました。

次回以降はCohesityがどのような役割を担えるのかをご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

 


※ サービスや製品の仕様ならびに動作に関しては、予告なく改変される場合があります。

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著者紹介

SB C&S株式会社
技術統括部 第1技術部 1課
中原 佳澄