Split Tunnel Policy
スプリットトンネルは特定のトラフィックをCato Cloud経由でルーティングするか、インターネットに直接アクセスさせるか定義する機能です。
基本的にSDP Clientの全てのトラフィックはCato Cloudにルーティングされますが、Catoで利用できない閉域網などの特定の通信をCato Cloudを経由せず宛先へ直接通信させることが可能です。
スプリットトンネルはユーザーごとに設定できます。
Access > Split Tunnel Policyから新規にルールを作成します。
・Rule Order
ポリシーのベースを設定します。
・Users/Group
ポリシーの対象とするユーザー/ユーザーグループを選択します。
・Platforms
ユーザーの使用するデバイスのOSを選択します。
・Countries
ユーザーの接続元の国を選択します。
・Split Tunnel
パイパスする通信の宛先と除外/包括の設定をします。
宛先の指定は事前にNetwork > IP Rangeで作成したサブネットのオブジェクトから選択します。
⚪︎Off:全ての通信がCato Cloudを経由します
⚪︎Exclude specific IPs:特定の宛先のみ直接通信され、その他のトラフィックはCato Cloudを経由します
⚪︎Include specific IPs:特定の宛先のみCato Cloudを経由し、その他のトラフィックは直接通信されます。
⚪︎End-user defined:スプリットトンネル構成をエンドユーザー自身で行います。
・LAN Access
デバイスのLAN(ブロードキャスト)通信も含めて全てのトラフィックをCato Cloudにルーティングします。
これはLAN上とCato Cloud上のサーバーでサブネットが重複する場合に、LAN上のサーバーへのアクセスをブロックし確実にCato Cloud上のサーバーにアクセスさせるオプションです。
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著者紹介
SB C&S株式会社
Cato Tech Team
ネットワークセキュリティのエキスパートチーム
Cato Networksの販売促進のため日々活動中