SB C&Sの最新技術情報 発信サイト

C&S ENGINEER VOICE

SB C&S

【Cato Networks】Browser Access

Cato Networks
2024.09.30

Browser Access

ブラウザアクセスはSDPクライアントをインストールしていないユーザーでも内部システム/アプリケーションにアクセス可能なブラウザポータルを作成する機能です。
ブラウザポータルを利用する事でクライアントレスでリモートアクセスを実現できます。

Settings

Access > Browser AccessからSettingsのEnable Remote Accessからブラウザアクセス機能を有効化します。

図1.png

  • Portal URL
    ユーザーがブラウザアクセスするポータルのURLです。
    デフォルトではサブドメインを元に設定されますが、Access > Single Sign-OnのCato Subdomainからサブドメインを編集する事でURLの変更が可能です。
  • Authentication
    Allow login with Cato user credentialsを有効にする事でCatoのUser Directoryに登録したSDPユーザーでブラウザポータルの認証が可能になります。
  • NAT IP Range
    ブラウザポータルから社内アプリケーションにアクセスする際のプライベートIPアドレスレンジを設定します。
    アプリケーションによっては特定のIPレンジからのみ接続を許可する場合があるため、NAT IPアドレスレンジを定義してからアプリケーション毎にNAT IP Rangeを有効にすることができます。
  • Allowed Domains
    ブラウザアクセスでSSO認証を利用する場合は、認証に使用するユーザーのドメインをリストに追加する必要があります。

Applications

Browser AccessのApplicationsから内部アプリケーションを登録します。
ここでは例として内部Webサーバーの情報を追加します。

図2.png

URL Prefixよりアクセスブラウザで公開される内部アプリケーションの外部URLプレフィックスを設定します。
またWebサーバーの内部IP/ホスト名とポートを設定し、HTTP/HTTPSを選択します。

Access Policy

最後にAccess Policyからユーザー/ユーザーグループごとにブラウザアプリケーションのアクセスを制御します。
ユーザーは割り当てられたアプリケーション以外にアクセスできません。

図3.png

実際にブラウザにてポータルURLにアクセスすると以下のログイン画面が表示されます。
Cato資格情報、あるいはSSOにてログインします。

図4.pngポータルにはユーザーに割り当てられたアプリケーションが表示されます。

図5.png

著者紹介

SB C&S株式会社
Cato Tech Team

ネットワークセキュリティのエキスパートチーム
Cato Networksの販売促進のため日々活動中