System Settings
System
System SettingsではCatoアカウント全体の様々なシステム設定を構成します。
Administration > System Settings > Systemから設定します。
・Default Acceleration Settings
Cato Cloud上でTCPトラフィックを高速化する設定です。
インターネット宛トラフィックとWAN宛トラフィックでそれぞれ有効化できます。
機能が有効になっている場合は各Cato PoPがTCPプロキシサーバーとして動作します。
クライアントとPoP間、それぞれのPoP間でプロキシを確立することで、TCPウィンドウの拡大、パケット損失の抑制しスループットを向上させます。
この機能はデフォルトで有効化されています。
・Static Range Translation
スタティックレンジ変換はサイト内のホストのIPアドレス範囲をCato PoPで異なるIPアドレスに変換(NAT)する機能です。
この機能を有効化することで異なるサイト間のホストでIPアドレス範囲が重複している場合でもサイト内ネットワークIPアドレスの使用を継続できます。
機能を有効化すると、Network > Site > Site Configuration > Networkのソケットのネットワーク設定にStatic NATの設定が表示されます。
実際のIPアドレス範囲と変換後のIPアドレス範囲を設定します。
・Configuration Valisation
機能を有効化するとサイト内でパブリックIP範囲の使用を禁止します。
・IP Overlapping
※注意:
- アカウント内でこちらの機能を有効化すると、無効に戻すことはできません。
- Static Range Translationを使用していない場合のみ機能を有効化できます。
機能を有効化するとアカウント内でIPアドレス範囲の重複を許可できます。
ホストへのルーティングは最短のIPアドレス範囲で決定されます。
・Site Degraded Status
機能を有効化するとソケットまたはポートに障害が発生した場合に接続のステータスが劣化(Degraded)と表示されます。
オプションにより障害の検出から30日以上経過したサイトは接続済み(Connected)と表示することができます。
・Working Hours
アカウント全体のデフォルトの就業日と就業時間を設定できます。
サイトへの適用やインターネットファイアウォール、アプリケーション制御のポリシー等に利用できます。
Socket Maintenance Window
Administration > System Settings > Maintenance Windowソケットに自動アップデートが適用される曜日と時間帯を設定できます。
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著者紹介
SB C&S株式会社
Cato Tech Team
ネットワークセキュリティのエキスパートチーム
Cato Networksの販売促進のため日々活動中