SB C&Sの最新技術情報 発信サイト

C&S ENGINEER VOICE

SB C&S

【Cato Networks】System Settings

Cato Networks
2024.09.30

System Settings

System

System SettingsではCatoアカウント全体の様々なシステム設定を構成します。
Administration > System Settings > Systemから設定します。

画像1.png

・Default Acceleration Settings

Cato Cloud上でTCPトラフィックを高速化する設定です。
インターネット宛トラフィックとWAN宛トラフィックでそれぞれ有効化できます。
機能が有効になっている場合は各Cato PoPがTCPプロキシサーバーとして動作します。
クライアントとPoP間、それぞれのPoP間でプロキシを確立することで、TCPウィンドウの拡大、パケット損失の抑制しスループットを向上させます。
この機能はデフォルトで有効化されています。

・Static Range Translation

スタティックレンジ変換はサイト内のホストのIPアドレス範囲をCato PoPで異なるIPアドレスに変換(NAT)する機能です。
この機能を有効化することで異なるサイト間のホストでIPアドレス範囲が重複している場合でもサイト内ネットワークIPアドレスの使用を継続できます。
機能を有効化すると、Network > Site > Site Configuration > Networkのソケットのネットワーク設定にStatic NATの設定が表示されます。
実際のIPアドレス範囲と変換後のIPアドレス範囲を設定します。

画像4.png

・Configuration Valisation

機能を有効化するとサイト内でパブリックIP範囲の使用を禁止します。

・IP Overlapping

※注意:
- アカウント内でこちらの機能を有効化すると、無効に戻すことはできません。
- Static Range Translationを使用していない場合のみ機能を有効化できます。

機能を有効化するとアカウント内でIPアドレス範囲の重複を許可できます。
ホストへのルーティングは最短のIPアドレス範囲で決定されます。

・Site Degraded Status

機能を有効化するとソケットまたはポートに障害が発生した場合に接続のステータスが劣化(Degraded)と表示されます。
オプションにより障害の検出から30日以上経過したサイトは接続済み(Connected)と表示することができます。

・Working Hours

アカウント全体のデフォルトの就業日と就業時間を設定できます。
サイトへの適用やインターネットファイアウォール、アプリケーション制御のポリシー等に利用できます。

画像8.png

Socket Maintenance Window

Administration > System Settings > Maintenance Windowソケットに自動アップデートが適用される曜日と時間帯を設定できます。

画像9.png

著者紹介

SB C&S株式会社
Cato Tech Team

ネットワークセキュリティのエキスパートチーム
Cato Networksの販売促進のため日々活動中