
みなさん、こんにちは。第2技術部2課の河上です。
今回は、Red HatパートナーがRed Hat 製品や技術について学ぶことができる「Red Hat Partner Training」についてご紹介いたします。
※当ブログは過去ブログ「Red Hat Partner Training Portalのご紹介」の最新版です。Red Hat Partner Trainingが何か知りたい方は、過去ブログをご確認ください。
Red Hat Partner Trainingの強化ポイント
※Red Hat Partner Training のご利用は、Red Hat Partnerアカウントを持っている方がご利用いただけます。
2025年からPartner Programが大幅にアップデートとされ、partner trainingで受講できるトレーニングの数および取得できる資格が大幅に増えました。2025年9月時点で、動画とコースを合わせて600を超えるコンテンツが用意されています。
以前は「Accreditation」という名前のPartner 向けの資格取得ができましたが、現在は「Credential」に名称およびコースの内容が変わっています。このCredentialは、営業・テクニカルセールスといった役割に応じた資格としてSeller ・ Technical Sellerというカテゴリーが用意されています。
現在、レッドハットPartner が取得できる資格については以下の3つです。
資格カテゴリー | 難易度 | 概要 |
Seller | 低 | 営業向け無償資格 |
Tech Seller | 中 | 営業・テクニカルセールス向け無償資格 |
Certification | 高 | エンジニア向け有償資格 |
※パートナーランク(Ready・Advanced・Premier)に応じて、必要となる資格取得数が設定されています。
次にPartner Trainingで取得できる「Seller」Credentialについてご説明します。
Seller のCredentialについて
2025年9月現在Seller のCredentialは6種類あります。コースによっては前提条件として事前に別コースを学習しておくことを推奨しています。前提条件のコースを実施した上でSellerのコースを進める方がレッドハット製品の概念や戦略などについて理解が深まります。※前提条件コースを受講せずに進めることも可能です。
2025年9月現在Seller のCredentialは6種類あります。コースによっては前提条件として事前に別コースを学習しておくことを推奨しています。前提条件のコースを実施した上でSellerのコースを進める方がレッドハット製品の概念や戦略などについて理解が深まります。
Credential 名称 |
対応製品 |
概要 |
AI Platform: Seller |
Red Hat AI |
AIプラットフォームおよびRed Hat AI Platform製品概要について学習できます。 |
Container Management: Seller |
Red Hat OpenShift |
コンテナ管理プラットフォームに関するセールスプレイおよびOpenShiftの製品概要を学習できます。 |
Application Platform: Seller |
Red Hat OpenShift |
アプリケーションプラットフォームに関するセールスプレイやOpenShift の製品概要を学習できます。 ※Application Platformに含まれるOpenShiftの製品概要コースはContainer Management: Sellerと同様です。 |
Mission Critical Automation: Seller |
Red Hat Ansible Automation Platform |
ミッションクリティカルな自動化:セールスプレイの紹介およびコースRed Hat Ansible Automation Platform: 製品概要について学習できます。 |
Server / Cloud Operating System: Seller |
Red Hat Enterprise Linux |
サーバー/クラウドオペレーティングシステム:セールスプレイおよびRed Hat Enterprise Linuxの製品が用について学習できます。 |
Virtualization: Seller |
Red Hat OpenShift Virtualization |
Red Hat のオープン仮想化に関するセールスプレイや戦略、Red Hat OpenShift Virtualization: 概要について学習できます。 |
Sellerの各コースには、3つのセクションの学習コンテンツが用意されています。各コンテンツボリュームは〜1時間程度となっており、1時間〜3時間ほどで学習を完了することができます。セールスプレイおよび製品概要セクションの最後にはAssignmentとして知識テストが用意されています。正答率が80%を超えることで合格となります。各セクションをクリアすることでSellerのCredentialを取得することができます。
Credentialを取得するとCredential BadgeがTraining Portalの右側の画面に表示されるようになります。取得したCredentialのデジタル BadgeはCredlyと連携することでCredlyで確認・管理が可能です。
留意点
2025年7月にCredentialのコース内容が一新され、VirtualizationやAIに関するコースも新設されています。そのため、提供されているコースの言語は英語のみです(2025年9月時点)。コースは英語ですがブラウザ翻訳で内容を日本語化することは可能です。ただし、セクションに含まれる動画はブラウザ翻訳が使えず英語で再生されます。英語が苦手な方は用意されている動画のトランスクリプト(英語)を必要に応じて日本語に翻訳しながら動画を視聴することをオススメします。
さいごに
今回はアップデートされた「Red Hat Partner Training」の活用として、Credential のSeller認定資格についてご紹介いたしました。Partner Trainingの学習コンテンツは随時アップデートされているので、定期的にチェックしてみてください!
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著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術統括部 第2技術部 2課
河上 珠枝