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【Arista】第1回 Arista Networksの紹介

ネットワーク
2026.07.02

■ はじめに

SB C&Sは2026年3月11日より、「Arista Networks(アリスタネットワークス)」のディストリビューター契約を締結し、製品の取り扱いを開始いたしました
ネットワークベンダーといえば、真っ先に思い浮かぶ老舗企業があるかもしれませんが、現在のハイパースケール環境や大規模データセンター領域において、高い存在感を示しているのが「Arista」です。特に近年では、生成AIなどの進展に伴い、800GbE対応などの高性能と低消費電力を両立した製品を展開し、AIワークロードにも適したネットワーク基盤として注目されています。
本記事では、Aristaというブランドをまだ詳しくは知らない方向けに、成り立ちと国内外での立ち位置、そして現在の注力分野について解説します。
 
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 【引用リンク先】

■ Aristaとは?

Arista Networksは、2004年に前身となるArastraをルーツとして始まり、2008年にArista EOSと最初の商用スイッチ製品を出荷したネットワーキングベンダーです。現在は、大規模データセンター、クラウド、AI基盤、キャンパス、WANなどの領域に向けて、データドリブンなネットワーキングソリューションを展開しています。
Aristaの中核となるのが、独自のネットワークOSである「Arista EOS(Extensible Operating System)」です。EOSはLinuxベースのモジュラーなOSで、デバイスの状態情報、テレメトリ、フロー、アラートなどのネットワーク関連データを活用し、一貫した運用、自動化、可視化を実現しやすい点が特徴です。また、Aristaは「Data-Driven Cloud Networking」という考え方のもと、EOSとNetDL(Network Data Lake)を中心に、ネットワークの状態をデータとして扱い、AI/MLを活用した運用高度化やセキュリティ強化にも取り組んでいます。MicrosoftやMetaをはじめとする大規模クラウド/AI事業者の環境でも採用実績があり、ハイパースケール領域で高い存在感を示しています。

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■海外でのシェア・ポジショニング

米国市場、特にMicrosoftやMeta(旧Facebook)などの大規模なハイパースケールデータセンター環境において、Aristaの技術は高く評価され、採用実績を重ねています。
市場シェアを見てもその躍進は明らかです。10GE以上のデータセンタースイッチ市場、とりわけ100G/200G/400Gといった高速ポート領域において、Aristaは高い存在感を示してきました。メーカー提供資料では、100G/200G/400Gの高速ポート市場で約45%のシェアを獲得しているとされています。
ソフトウェア面では、EOSの一貫したアーキテクチャも大きな特徴です。LinuxベースのモジュラーなOSとして設計されており、状態情報とプロトコル処理、アプリケーションロジックを分離することで、運用の安定性や自動化との親和性を高めています。EOSについての詳細は下記リンクもご参照ください。
 
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■ 国内での導入事例と評価ポイント

日本国内においても、クラウド事業者だけでなく、大学や研究機関、一般エンタープライズ企業への浸透が進んでいます。従来のネットワークにありがちな「ベンダーロックイン」を抑制/低減し、独自機能に依存しないオープンで TCO最適化を図りやすいネットワークを構築できる点が評価されています。頻繁に拡張や構成変更が行われる環境でも、マルチベンダー対応と単一OSによる運用効率化は、日本の現場でも評価されやすいポイントとなっています。
国内の公開事例としては、国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)におけるスーパーコンピュータ「富岳」の外部接続ネットワークがあります。同事例では、Arista 7280R3シリーズを活用し、SINET6との400Gbps回線を複数構成し、総帯域1.2Tbpsの大容量接続を実現しています。
研究機関やHPC領域においても、Aristaの高速・高密度なネットワーク製品やCloudVisionによる運用管理が評価されていることがうかがえます。

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【引用リンク先】
https://www.arista.com/assets/data/pdf/CaseStudies/Arista_RCCS_CaseStudy_jp.pdf

■ 注力分野、今後の展開

2026年現在、Aristaが主要な注力分野の一つとして位置付けているのが「AIネットワーキング」の領域です。AIの学習ワークロードを処理する大規模GPUクラスタ向けに最適化されたネットワークの構築を進めており、「Ultra Ethernet Consortium (UEC)」の創設メンバーとしても貢献しています
また、Arista Etherlink AIプラットフォームでは、RDMA-awareな負荷分散や輻輳制御などにより、非最適化の従来型Ethernetシステム比で最大65%の性能向上をうたっています。
今後は、Jericho3やTomahawk5といった次世代の超高速汎用シリコンの採用を進めつつ、AIクラスタ向けの消費電力削減や液冷データセンターへの対応など、次世代インフラの課題解決を牽引していく展開が期待されます。

gazou5.png出典:Arista Networks提供資料

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著者紹介

SB C&S株式会社
技術本部 技術統括部 第3技術部 1課
矢野 隆規