皆さんこんにちは!SB C&SでCheckPoint製品のプリセールスを担当している河原です。
今年1/21~24にバンコクにて開催されたCheckPointパートナーカンファレンス「CPX 360 Asia 2019 in Bangkok」にパートナーさまと参加しましたのでその模様をレポートしたいと思います。アテンド頂いたCheckPoint Japanさま、各パートナーさまには改めてこの場をお借りしてお礼申しあげます。
イベント概要
CPX 360とは、イスラエルに本社を置くセキュリティメーカーCheck Point Software Technologies(日本法人:虎ノ門)が毎年開催しているパートナー向けキックオフカンファレンスです。毎年アメリカ、ヨーロッパ、アジアの3箇所で開催されており、今回参加したアジアではバンコクが開催地でした。
私個人としては2018年に続き二回目の参加ですが、昨年よりもインドから参加されているパートナー様が非常に増えているなと感じ、インドの著しい経済成長の雰囲気を垣間見る事が出来ました。
#会場内のランチビュッフェでは、インドの方々を考慮したカレーブースが全体の半分を占めていました(試しに食べたらなんとも辛い↘)
会場内エントランスの様子
General Session
CEOのGil Shwed氏から開会の挨拶と昨今のサイバーセキュリティが取り巻く環境について話しました。
そして設立25周年目を迎えた同社が、今後IoTを含めた様々な環境、業種の顧客に対して、セキュリティとAIの統合によるセキュリティプラットフォームの開発、新製品、Newテクノロジーについての展望を説明しました。
キーテーマ"クラウド"
今回、AWS、Alibaba Cloud、Microsoft Azureといった大手クラウドベンダーがスポンサーとなっており、"クラウド"がキーテーマとなっていました。
また、先日買収したDome9(本社:イスラエル)をクラウドセキュリティ製品郡のCloudGuardファミリーに加わえたと発表され、これによりパブリッククラウド環境における包括的なセキュリティ対策が提供可能になったと説明がありました。
同社が掲げるCheck Point Infinity(統合型セキュリティ・アーキテクチャ)
ロードマップとビジョン
Vice President of Products
Dorit Dor氏
そして、プロダクト担当最高責任者のDorit Dor氏から今後のロードマップと将来的なビジョンについて語られました。
ここで注目したいのは、増大するSSL通信の復号化処理に対応出来るハイパフォーマンスモデルの新アプライアンスを発表した事と、中小規模向けにクラウド型ネットワークセキュリティサービス(NSaaS)製品を新たにラインナップに加えた事になります。また、これまでオンプレミスで提供していたサービスをクラウド型サービスで提供するといったロードマップもありました。そして、SaaS型サービスの拡充を見据えた将来的なビジョンが語られて、同社の製品作りに新たな変革期の訪れを予感させる内容となっておりました。
EXPOブース
会場では、Expoブースが設置され、各スポンサーがブースを出展していました。
また、最新ファームウェアのトレーニングやハンズオンラボも設置されており世界各国のエンジニア同士でコミニュケーションを図っており、盛況な賑わいを見せておりました。
まとめ
今回のイベントでは全体で約1000名程。日本から参加された方は全体で約50名でした。
クラウドセキュリティ製品(CloudGuard IaaS, SaaS, Dome9)を3つの柱として考えており、そのテクノロジーを多くの顧客に展開したいとのCEOメッセージが印象的でした。
また、NSaaS、ZTP(ゼロタッチプロビジョニング)に対応したアプライアンスの販売を示唆しており、新たなカテゴリの製品をリリースする予定となっておりました。
最後に
空港からや市内での移動は、Glab(タクシー配車サービス)を利用しました。昨年は市内タクシー使った際、目的地を伝えるのになかなか手を焼きましたが、今回はGrabを使った事でスムーズに移動する事が出来ました。とても便利なので東南アジアに行かれる方を是非!
※Uberは2018年3月に撤退した為、Grabのみ利用可となります。
今回の出張の〆は、タイスキというタイの鍋料理でした。薄味のスープに、野菜、海鮮、肉などを入れてチリソース的なタレで食べる、日本で言う寄せ鍋的なものでとても不思議な味でしたが、美味しかったです。タイ料理の中でも辛くない部類なので、ご興味ある方は是非!
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著者紹介
SB C&S株式会社
C&S Engineer Voice運営事務局
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