RAIDとは
RAIDとは、Redundant Arrays of Inexpensive(Independent) Disksの略称です。これは、ハードディスクを複数台組み合わせる技術となっており、アクセス速度の向上やデータの損失を防いだり、データの信頼性を向上したりすることが可能です。RAIDにはさまざまな種類がありますが、代表的なものとしてRAID0,1,5,6があります。
RAIDができること
■RAID0
複数台のハードディスクに対して、同時かつ別々にデータを書き込みます。これによってデータを複数台から同時に読み出せるので、高速化が可能になります。一方で、どれか一つでも壊れてしまうとデータを復元することができません。
■RAID1
複数台のハードディスクすべてに、同じデータを書き込みます。どれかが壊れてしまってもデータは残っているので、信頼性が向上します。一方で、保存できる容量は少なくなりRAID0のような高速化は望めません。
■RAID5
RAID0と1の良いとこ取りをしたような構成です。3台以上のハードディスクに対して分散して書き込みますが、1つにはパリティという情報を書き込みます。パリティはデータごとに分散して書き込まれ、たとえ1つが壊れてしまってもパリティ情報を用いてデータを復元することができます。
■RAID6
4台以上のハードディスクに対して、パリティを2ヶ所に書き込みます。2つまでであれば、壊れてしまってもデータの復元が可能です
著者紹介
SB C&S株式会社
C&S Engineer Voice運営事務局
最新の技術情報をお届けします!