こんにちは。 SB C&Sの市島です。
【vExpertが語る! VMworld2019 報告会 セミナーレポート(前編)】から引き続き、「vExpertが語る! VMworld2019 報告会」の開催ダイジェスト後編をお送り致します。
セミナーにご参加頂いた方は内容の振り返りに、ご参加頂けなかった方は少しでもセミナーの雰囲気を感じて頂ければと思います。
後編では「Network & Security」「Digital Workspace」の領域と、VMworld2019のまとめについてお送り致します。
◆Network & Security
Network & Securityの領域は技術統括部 第1技術部 3課の千代田よりご紹介を致しました。
Network & Securityの分野は、VMworld2019で実施されたブレイクアウトセッション数が2番目に多くVMwareも重要視している領域です。また、VMwaorldの会場で実施されていたハンズオンラボでもNSXに関わるラボが開催期間中1番多く実施されておりユーザー目線でもとても注目されている領域であることをお伝えしました。
VMwareの提唱しているVirtual Cloud Networkingの中核を担うNSXに、新しい追加機能としてNSX Intelligenceが発表されました。NSX Intelligenceはすべてのパケットを詳細分析しアプリケーショントポロジレベルで可視化を行います。そして、収集したデータを元に機械学習を活用してL7ファイアウォールポリシーの提案とシミュレーション、自動適用が可能になります。今回の報告会セミナーでは千代田がVMworldの会場で実際に見てきたNSX Intelligenceの管理コンソールの写真を元に、どのような機能が実現されるかを解説しました。
Securityの領域では、VMwareが発表したセキュリティの重要なキーワード"Intrinsic Security"についてご紹介をしました。
Intrinsic Securityはセキュリティ機能をITインフラに内在した形で提供するものです。VMwareはvSphereやNSXを提供しておりIntrinsic Securityを実現可能なベンダーであることをお伝えしました。
そして、このIntrinsic Securityを実現する重要なコンポーネントとなるのが、VMworld前に買収を発表したCarbon Blackです。vSphereやNSX、さらにWorkspace ONEなどの製品と連携し、各製品に内在したセキュリティを提供する今後のビジョンについてご紹介をしました。
◆Digital Workspace
次に私、市島からDigital Workspaceを実現するWorkspace ONEやHorizonの最新情報をお伝えしました。
Workspace ONEのクライアントアプリとして提供されているIntelligent Hubに、今後様々な機能追加がされる予定です。そのなかでもGeneral Sessionで紹介されたユニークな新機能としてAIによるVirtual Assistant機能があります。ユーザーがIntelligent Hubに話しかける、または文字入力で問い合わせるとAIアシスタントが対応してくれます。これらの機能によりどのようなエンドユーザー環境が実現できるか、デモ動画でご紹介を致しました。
続いてHorizonに関する新しい発表として、AWS上で提供されるHorzion Cloud on AWS Desktop-as-a-Serviceのサービス提供についてご紹介をしました。今後、AWS上のHorizon仮想デスクトップもHorizon CloudによってDaaS利用できる予定です。
さらに、Horizon Cloudがマルチクラウド管理に対応しオンプレミスのHorizon 7も、DaaSのHorizon Cloud Desktopも、Horizon Cloudの管理プラットフォーム1つですべてを管理できるようになるコンセプトが発表されました。Windowsデスクトップイメージの管理やアプリケーションの管理、Horizonのライフサイクル管理がHorizon Cloudから統合管理できる予定です。報告会セミナーではHorizon Cloudのデモ画面をご紹介し、デスクトップイメージとアプリケーションのマルチクラウド管理のイメージをご紹介しました。
◆まとめ
最後に当社のエバンジェリストである大塚よりVMworld2019のまとめと、今後企業に求められるICT環境や運用について熱い思いを皆さまにお届けしました。
従来インフラ基盤が中心だったICT環境はソフトウェアが中心な世界に変わりはじめ、デベロッパーファーストな環境が求められています。VMwareは開発者がソフトウェア開発に集中できるデベロッパーファーストの環境を提供しながら、一貫した運用が可能なICT環境を実現していきます。
◆おわりに
いかがだったでしょうか?VMworld2019報告会で皆さまにお届けした情報をダイジェスト版でお送り致しましたが、本番のセミナーで当社のvExpertが語った内容はこんなものではありません。実は報告セミナー当日の資料は250ページ超えの大ボリュームでお届けしました。もし「どんな資料か詳しく見たい!」という方は当社の営業担当にご相談下さい。
※セミナー資料の期間限定WEB公開は終了しました。
そして、資料でもまだまだお伝えできない情報もたくさんありますので今年のVMworld報告会にご参加頂けなかった方は、ぜひ来年のVMworld報告会は会場にご来場ください!!今年ご参加頂いた方はもちろん来年もご参加よろしくお願い致します。
そして、ぜひサンフランシスコもご一緒に!来年のVMworldは2020年8月30日〜9月3日の予定です。皆さまカレンダーを開いてスケジュールの確保をよろしくお願い致します。
著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術統括部
第1技術部 1課
市島 拓弥 - Takuya Ichijima -
VMware vExpert