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Pure//Accelerate Digital 2020 概要&最新情報レポート

ストレージ / HCI
2020.06.16
こんにちは、SB C&SのPure Storage担当の中田です。
Pure Storageの年次イベントPure//Accelerateが"Digital"の名を冠し、6/11にWeb上にて開催されました。
本イベントにて発表された最新情報をみなさまにいち早くお伝えすべく、レポートをお届けします。
 

Pure//Accelerate Digital 開催概要

Pure//AccelerateはPure Storageが本社を構えるアメリカで年次開催されているイベントです。昨今の新型コロナウイルスの流行といった情勢を鑑み、今年は"Digital"の名を冠しオンライン開催となりました。
今回オンラインで開催された本イベントは実際の会場を模した構成となっており、基調講演の行われるKeynoteページと、Pure Storageと協賛企業のセッションや、オンラインでのQAなどを行うことができるExpoページに分かれていました。
TOPページは実際のイベント会場の入り口を模したWebページのデザインとなっていました。
ここからは、Keynoteの内容および発表のあった最新情報について紹介させていただきます。
 

Keynote

Keynoteセッションは、Welcomeセッション及びCEOと各製品・サービスセクションの代表3人による最新情報の発表、そして事例セッション、という流れになっていました。
 
Welcomeセッションでは、COOであるPaul Mountford氏が登場しました。
Mountford氏は『データの俊敏性やデータ保護の重要性が増し、またデータ利活用の形も変わっていく昨今、Pure Storageの製品やサービスが提供する「Modern Data Experience」が企業で活躍している』と話していました。
※Modern Data Experience : Pure Storageが提供するサービスとしてのストレージのアプローチによって、インフラ管理の複雑さやコストを低減しながらデータを利活用する提案を指します。詳細は下記を御覧ください。
 
Paul Mountford氏
 
 
次は、会長兼CEOであるCharlie Giancarlo氏が登場しました。
Giancarlo氏は『新型コロナウイルスによって人々の生活は突然の変革を余儀なくされたが、このような状況においてもPure Storageの製品はPure-as-a-ServiceやPure1、そしてFlashArrayの新機能「ActiveDR」および「FlashArray File Services」により、クラウドライクに、セキュアで柔軟なデータの利活用ができる』と語っていました。
ActiveDRとFlashArray File Servicesについては、この後VPの方々の登場する部分で補足説明いたします。
※Pure-as-a-Service : Pure Storageの特徴的保守サービス「Evergreen」をベースとし、オンプレミスとクラウドを包括してサブスクリプションモデルとして提供することを指します。詳細については下記を御覧ください。
 
Charlie Giancarlo氏
新機能「ActiveDR」
 
新機能「FlashArray File Services」
 
 
続いて各製品・サービスセクション代表者の登場です。
Storage-as-a-ServiceのVP /GMであるRob Walters氏は「現在のように予測困難な時代においては、クラウドのようにコスト面と運用面での柔軟性を兼ね備えていることが重要である」こと、そして「Pure-as-a-Serviceはその要件を満たすサービスであると語っていました。
※Storage-as-a-Service : Pure-as-a-Serviceによって提供される、ストレージをクラウドサービスのように使えることを指す言葉です。
Rob Walters氏
 
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Pure-as-a-Service
 
FlashArrayのVP/GMであるPrakash Darji氏は、Pure Storageが昨年度買収したCompuverdeのファイルストレージとしての機能をFlashArray File Servicesとし、これをPurity//FAの既存機能と統合した「Purity //FA 6」としてリリースすること、そしてこれはPure Storageが常に最大原則としてかかげてきたModern Data Experienceを加速させるものであることを強調していました。
FlashArray File ServicesについてExpoで公開された情報を含め補足します。
FlashArray File Servicesは既存の機能と統合され、ブロックストレージのVolume同様にGUI,CLI,REST APIからの管理が可能のようです。
またデータ削減機能も統合されており、ブロックストレージとファイルストレージの機能を併用している場合でもストレージ全体のデータを対象とした重複排除が行われるようです。
Prakash Darji氏
Purity//FA 6でのファイルサービスの統合
 
 
Worldwide Systems EngineeringのVPであるShawn Rosemarin氏は、現在のエンタープライズ環境では、アプリケーションの可用性、災害やランサムウェアなどこれまで以上に多くのデータ保護要件が求められる世の中になっていること、そしてFlashArrayの新機能「ActiveDR」やFlashBladeの最新リリースPurity//FB 3.0に搭載されている各種データ保護機能は、多様化していくこれらの要件を満たす機能であることを語っていました。
ActiveDRは、RTO、RPOの最小化を目的とした、Podを使って構成されるレプリケーション機能のようです。スライドで"continuous replication"と説明されている通り、頻度高めに同期処理が行われるようです。
FlashArray File Servicesも含め、Purity//FA 6のリリースに期待したいと思います。
 
Shawn Rosemarin氏
Purity//FB 3.0のデータ保護機能
 
 
FlashBladeのVP/GMであるMatt Burr氏は、昨今のビジネスで利用されるデータは非構造化データが中心になってきており、年々増加していくこれらのデータの統合とパフォーマンスの維持をシンプルに行えるストレージこそがFlashBladeである、と語っていました。
matt-san.png
Matt Burr氏
 
 
また事例セッションとして、冒頭に登場したPure Storage のCEO Charlie Giancarlo氏とF1チームMercedes-AMGのCEOであるToto Wolff氏が登場しました。
Wolff氏は、Mercedes-AMGではレーシングカーの設計やデータ収集・選手のサポート等の基盤としてPure Storageの製品を導入しており、他チームとの競争における優位点であると語っていました。
Toto Wolff氏
Pure StorageとMercedes-AMGの協業
  

Expo

Expoでは実際の展示会場を模した各ページが公開されており、各企業のブースではPure Storageとの共同ソリューションの紹介や、説明や相談をチャットベースで行えるページが公開されていました。
 
イベントレポートは以上となります、いかがでしたでしょうか。
個人的にはPurity//FA 6のActiveDRの仕組みが気になる部分です。
今回発表された新機能については今後Engineer Voiceでご紹介する予定です。ご期待ください!

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著者紹介

SB C&S株式会社
技術統括部 第1技術部 2課
中田 浩嗣