こんにちは、XR担当の河野です。今回はARの開発プラットフォームVuforia Engineの新バージョンがリリースされたのでその内容をご案内致します。
Area Targetsのアップデート:複数エリアを組み合わせられるように
Vuforia Engineで非常に人気のあるArea Targetsが機能拡張されました。これまでは一つのスキャンデータにしか対応していなかったのですが、複数のArea Targetsを組み合わせて一度に複数のターゲットをアクティブにすることができるようになりました。
Area TargetsキャプチャーAPI(パブリックbeta)
Area Targetsのキャプチャをアプリケーションに統合し、共有したり、すぐに使用したりすることができる機能がベータ版APIとして追加されました。ベータ版への参加をご希望の方は、vuforia-feedback@ptc.com までご連絡ください。ベータ版の詳細は下記のページよりご確認下さい。
外部リンク:Area Target Capture API - BETA
サポート終了
- HoloLens1
Vuforia Engine 10.3で非推奨となり、バージョン10.4のリリース時にはサポート対象外のデバイスとなります。(HoloLens 2のサポートは継続) - Vuforia Engine 9.8
2022年2月以降、サポートを終了します。最新のパフォーマンス向上とハードウェアサポートを体験するには、最新バージョンのSDKにアップグレードすることをお勧めします。
以上がVer.10.3のポイントのサマリーです。Area Targetsは他のAR開発キットでは中々実現が出来ない、Vuforia Engineならではの機能ですが、その機能がより強化されたバージョンアップでした。より詳細については下記のリリースノートをご確認下さい。
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著者紹介
SB C&S株式会社
クラウド・ソフトウェア推進本部
CAD&ドローン&AR事推課
河野 翔