
みなさまこんにちは。SB C&S 岡村です。
先日第14回目の開催があったAA de Knightの様子をこちらでレポートいたします。
今回はA360.24のアップデート情報に加え、Tipsや実演デモもあり、技術者には有益な情報が多かったのではないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
□目次
- アジェンダ
- 当日の振り返り
 ・AA Tips -レコーダーを使いこなそう!-
 ・A360へのマイグレーション効率化から見えた可能性
 ・Automation 360 v.24 What's New
 ・Live the Knight
- 当日のQA
- 次回予告
アジェンダ
2022年4月22日(金)
| 時間 | プログラム | 
| 18:30~18:35 | ご挨拶 | 
| 18:35~18:55 | AA Tips -レコーダーを使いこなそう!- オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 広瀬 雄治 様 | 
| 18:55~19:15 | A360へのマイグレーション効率化から見えた可能性 SBテクノロジー株式会社 我妻 純一 様 緒方 誠 様 | 
| 19:15~19:35 | Automation 360 v.24 What's New オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 岩名 健二 様 | 
| 19:35~20:15 | Live the Knight #7 SB C&S株式会社 鈴木 陽介 | 
| 20:15~20:20 | クロージング | 
当日の振り返り
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AA Tips -レコーダーを使いこなそう!
 -オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
 広瀬 雄治 様
前回よりシリーズ化している開発Tipsですが、今回はレコーダー機能についてご紹介いただきました。
レコーダーを使って一連の動作を記録することができるのはとても良いですね。より効率的にBotを作ることができます。
クリック、左クリックの違いや、高速処理など応用な内容もお聞きできて大変勉強になりました。
Automation Anywhereにはたくさんの便利な機能があるからこそ、改めて学んでいただき、開発スキルアップに努めていただければと思います。
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A360へのマイグレーション効率化から見えた可能性
 SBテクノロジー株式会社
 我妻 純一 様
 緒方 誠 様
マイグレーションについてお話いただきました。
毎度アンケートでも要望が多く、これからマイグレーションを検討されている方、進行中の方にも大変有意義な内容となっておりました。
アイデアによってはいくらでも可能性がある!とのことで、続編がお聞きできることを楽しみにしております。

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Automation 360 v.24 What's New
 オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
 岩名 健二 様
先日リリースされたバージョン24について、ご説明いただきました。
今回もたくさんのアップデートがあり、明日からすぐ使える機能もありましたね。
特にAISenceの日本語化対応されたとのことで、ご参加の皆様もぜひ試していただけたらと思いました!
 
Whats newA360.24
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Live the Knight #7
 SB C&S株式会社
 鈴木 陽介
毎回人気の高いLive the Knightでは、RPA HACKATHONの課題に沿って実際のAAのBot開発をご覧いただきました。
実際に他の方が開発されている様子を見る機会はなかなかなく、新鮮で勉強になったのではないでしょうか。
皆様の中にも明日から使えるテクニックがたくさんあったかと思いますのでぜひ実践ください!
 
Live the Knight#7
 
当日のQA
ご質問をいただいた内容を抜粋する形で掲載いたします。
- O1)V.23のレコーダーアクションはEdgeに対応していましたでしょうか?
 現在、V11からの移行作業を始めたところなのですが、V11(IE)で取得できていたクライテリアの情報がA360 V.23(Edge)ではほとんど反映されていない印象です。
 A1)Chromium ベースの Microsoft Edge (バージョン 79 以降) Microsoft Edge は Recorder package、バージョン 2.0.9-20201105-164103 以降でサポートされています。
 Microsoft Edge の場合、A2019 プラグインをインストールし、Task Manager で実行されていることを確認する必要があります。
- Q2)レコードでは、オブジェクトで認識しているので、PCが変わっても問題ないとのことでしたが、ウィンドウのサイズがかわったりディスプレイが変わっても問題ないでしょうか?
 A2)問題ありません。 「オブジェクトのプロパティ」のところで、オブジェクトの認識の根拠として使う項目/使わない項目を選べます。
 一般的には、位置などの情報は(レコーダーは認識はしているものの)実行ごとに変わりやすい項目であるため、認識の根拠としては選択されません。
 かわりに、オブジェクト名(ボタンの名前など)のような不変の項目を選択しますので、ウィンドウのサイズなどには影響を受けずに処理を続行することが可能です。
- Q3)他RPAツールからA360への変換とは、AA以外のRPAからの変換も可能ですか?
 A3)現モデルでは未実装。 対応はこれからになります。
- Q4)移行ですが、エラー処理部分は移行部分から外して最初から作り直されたのでしょうか?
 A4)イチから作り直しはしませんでした。 変換ツール適用後、エラー箇所の修正を実施するイメージです。
- Q5)修正ツールは外販されているのでしょうか?
 A5)外販はしていません。
- Q6)ご紹介のあったTeamsと連携するA360のボットですが、ボットの実行ライセンスはUnatendedとAtenndedどちらのタイプになるのでしょうか?
 A6)Teamsとの連携ボットはUnatendedとAtenndedどちらでも利用可能に実装しています。
- Q7)Agentのアップデートですが、初回のメッセージを飛ばした場合、任意のタイミングでアップデートできるでしょうか?
 A7)任意のタイミングでの更新は可能となります。
- Q8)監査ログのエクスポートのアップデートはクラウド、オンプレどちらの環境も可能でしょうか。
 A8)はい、いずれの環境でも可能です。
- Q9)Excel(セルやリボン内のボタンなど)もオブジェクトとして認識しますか?
 A9)Excelのリボン内のボタンやフィルターのダイアログなどをオブジェクトとして認識します。
 Excelのセルに関しては個別のセルをオブジェクトとして認識することはできません。
 個別のセルに対する操作は、Excelアクションがレコーダーとは別にあります。
 Excelアクションを利用することで、セル移動やセルの値の読み込み/書き込みなどを行っていただくことができます。
- Q10)OCR機能はオプションでしょうか?(使うために別に購入しないといけないか、ということを気にしています)
 A10)OCRアクションは標準搭載されており、Community Edition でもお使いいただくことが可能です。
 OCRアクションではABBYYのエンジンが利用されており、OEM提供されております。別途ライセンス費用が掛かるものではありませんのでご安心ください。
次回予告
今回も大変多くの方にご応募、ご参加いただき、誠にありがとうございました。
オンライン開催と言うことで、全国ユーザーの皆さまへ情報発信できるこの場に大変意義を感じております。
7/29(金)にオンライン開催
を予定しております。
ますますお役立ていただける情報を発信できるよう努めて参りますので、次回もぜひご参加ください!
窓口:SBCASGRP-rpa-developers@g.softbank.co.jp
過去のレポートはこちら♪
著者紹介

先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
岡村 尚紀
SAPエンジニア、データアナリティクスを経てRPAエンジニアへ







