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UiPath Agentic Automation Associate 認定試験を受けてみた

UiPath
2025.12.01

こんにちは!山崎です。

今回は、UiPathが新たに開始した【UiPath-AAAv1】エージェンティックオートメーション アソシエイト資格 (UiPath Agentic Automation Associate資格) を受験し、無事合格しましたので、その体験記を書きたいと思います。

これまでのRPA開発者向け試験とは一味違い、「エージェント型オートメーション」や「生成AI」の活用に特化した内容でした。これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。

 


目次

1. UiPath Agentic Automation Associate資格とは
2. まずは試験の予約から
3. 勉強のポイント
4. 学習コース(どう勉強するのか)
5. 受験を終えて


1. UiPath Agentic Automation Associate資格とは

UiPathの認定資格に関する公式ページ

公式ページによれば、エージェンティック オートメーション アソシエイト資格は、プロセスオートメーションにおいてAIエージェントと協働するための基礎的なスキルを認定するものです。

この資格は、シチズンデベロッパー、ビジネスアナリスト、オートメーションデベロッパー、ソリューションアーキテクトなど、職種を問わず、意思決定の強化、複雑なプロセスの効率化、業務のイノベーション推進を目指す方に適しています。

昨今、UiPathから「Agentic Automation(エージェンティック・オートメーション)」というキーワードが頻繁に出るようになりました。

単に決まったルール通り動くロボットではなく、AIが状況判断して自律的にタスクをこなす「エージェント」。この概念とスキルを体系的に身につけられる試験内容となっていました。

 

試験の概要は以下の通りです:

試験時間  90分
合格点  70点以上
試験場所  テストセンター or オンライン
問題数  60問
合否結果  試験終了後にスクリーンに結果が表示されます
有効期間  取得から3年
受験料  ¥21,000(税込)

 

2. まずは試験の予約から

試験を受ける決心がついたら、まずは予約を済ませる所からスタートするのがおすすめです。

ピアソンVUE/ UiPath資格予約ページ

上記リンクからログインし、試験会場・日付・時間を選択して予約します。勉強が間に合わない場合でも、試験の48時間前までなら日程変更が可能です。

 

3. 勉強のポイント

勉強を始める前に、どのポイントを重視すべきかを考えることが大切です。
そのために、UiPathが提供している試験記述文書を読み、試験の傾向を理解することから始めました。

試験記述文書

ポイントは、P4~5に詳しく記載されている「試験項目」です。
長くなるので全部はここに載せませんが、一部抜粋すると、

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

エージェンティック AI ージェンティック オートメーションの概念


• ML (機械学習)、LLM (大規模言語モデル)、生成 AI を定義する
• エージェントを定義し、生成 AI と エージェンティック AI を区別する
• エージェントとロボットを区別する
• ロボットと人間だけで行われる従来型自動化の課題を特定する
• エージェンティック自動化の利点(インテリジェントな意思決定、適応性、目的意識にもとづいた
実行、マルチタスク間調整)を説明する
• エージェンティック・オーケストレーションの概念と、ロボット・エージェント・人間の相乗効果
を説明する


エージェンティック ディスカバリー


• 役割、知識コンテキスト、技術環境、現状を考慮し、業務プロセスのエージェンティック オートメ
ーションの可能性を特定・評価する
• トリガー、指示、コンテキスト、人間参加型 (Human-in-the-Loop)、連携ツールという 5 つの特性
に基づき、エージェントストーリーを設計する(ADD)
• 実現可能性と影響度を考慮し、エージェンティック自動化の機会を優先順位付けする

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
などといった試験の傾向が書いてあります。

これを読んで試験傾向を理解してから勉強を開始するのがおすすめです。

 

4. 学習コース(どう勉強するのか)

さあ、ポイントを押さえたら勉強開始です。
具体的な勉強の為の教材は、やっぱりアカデミーですね。

■UiPath Academy

残念ながら、すべてが網羅されているコースは英語版でしかまだ提供がされていません。

ただ、Academy は ChromeやEdge の翻訳機能で日本語にすることが可能です。
※ページが進むたびに英語に戻るので、翻訳ボタン押し直しの手間は発生します。
ですので、英語コースでも割と普通に勉強が進められると思います。

(英語コース) Agentic Automation Associate Training
 

日本語で試験範囲を学習できるUiPath アカデミーコースは下記となります。

以下のコースは日本語版近日発表予定です

ある程度勉強したらUiPath社が用意してくれているプラクティス テストを行います。

 

■プラクティス テスト

公式プラクティステスト (日本語)

このテストで何点とれたのか?
どういった問題が苦手だったのか?
などの結果次第で、再度アカデミーの一部コースを見直すなどしていきながら、仕上げていきました。

 

5. 受験を終えて

無事に合格することができました!

AIと自動化の融合はこれからが本番ですが、その第一歩として「Agentic Automation」の基礎を証明できる良い資格だと思います。これからAI活用プロジェクトに関わる方には特におすすめです。

AIエージェントに興味のある方なら、読み物としても面白く勉強できる内容だったと思います。

著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部
先端技術統括部
DXコンサルティング部 デジタルイノベーション課
山崎 佐代子