みなさんこんにちは、Onshape担当の羽根です。
8/5(金)にアップデートがリリースされましたので内容をご紹介します。
一般的な改善
マージ対象を選択可能に
ワークスペースにブランチをマージする際、Part Studio、Assembly、Drawings、およびその他のタブで、どのタブをマージするのかを個別に選択することができるようになりました。
ベジェ曲線コマンドの追加
曲率と曲線の品質をより正確に制御することができるベジェ曲線が作成できるようになりました。ベジェ曲線は曲線を制御するポリゴンを使ってスケッチするコマンドです。
独立したスケッチポイントのトリミング
スケッチの[トリム]コマンドで、クリックまたはドラッグで独立しているポイントを削除できるようになりました。
エラーフィーチャが識別可能に
フィーチャーリストの上部に、エラーが出ているフィーチャがあるかどうかを示すアイコンが表示されるようになりました。
アイコンにカーソルを合わせるとエラーが出たフィーチャの数が表示され、クリックすると、フィーチャリストがフィルター処理されます。これにより、エラーが表示されない、またはフィーチャリストが長くてエラーが見つけにくいといった場合に、エラーがどこにあるのかを簡単に確認可能になります。
BOMの列のソートが可能に
BOMの列ヘッダーをダブルクリックすることで、数字またはアルファベット順に並べ替えることができるようになりました。
部分フランジオプションの追加
シートメタルの[フランジ]コマンドに、部分的なフランジを作成するためのオプションが含まれるようになりました。
ルールドサーフェスの終了条件を制御可能に
[ルールドサーフェス]コマンドで終了条件をより詳細に制御できるようになりました。「立方体補間を使用」オプションが有効にしてサーフェスをミラーリングすると、曲率を連続させることができるようになります。
アセンブリ直線パターンに中心揃えオプションの追加
Assembly[アセンブリ直線パターン]に中央揃え」オプションが追加されました。
このオプションを使うことで、元の形状を中心として対象に形状をコピーすることができるようになります。
ブール演算時にツール形状を残しておくことができるように
[ブール演算]コマンドに「ツールを保管する」オプションが追加されました。このオプションを使うことで、ブール演算時に使用したツールモデルを残しておくことができるようになります。
描画の改善
幾何公差シンボルの追加
連続形体およぼ浅座ぐりの幾何公差シンボルが追加されました。
フラグノート機能の追加
フラグノート機能が新たに追加されました。図面上にリスト形式で注記を書いておき、図面上のBOMバルーンに対して注記のいずれかを示す記号をつけることができる機能です。
フォーマットペインター機能の追加
フォーマットペインターは、すでにある寸法や注釈に対して割り当てられているスタイルを他の注釈にコピーすることができる機能です。
直径と半径の寸法スタイル
[寸法スタイル] メニューの下に、寸法線の表示方法を変更する新しいオプションが追加されました。直径寸法の場合、寸法線を二重矢印に変更することができるようになります。
半径寸法の場合、寸法線を中心点まで延長して、ジオメトリの内側または外側に矢印を付けることができます。
モバイルの改善
Android: 重心を表示できるように
グラフィックス領域に重心を表示できるようになりました。
Android: 表示状態の改善
表示状態を表示、作成、変更、または削除できるようになりました。
iOS:UIの改善
iOS でコンテキストメニューの表示方法が変更されました。
ラーニングセンターの改善
既存のラーニングコースの一部においてビデオアップデートが実施されています。
- Onshape Assemblies
- Document Management
- Frames Fundamentals
- Detailed Drawings
- Sharing and Collaborations
外部リンク:IMPROVEMENTS TO ONSHAPE - AUGUST 5TH, 2022
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著者紹介
SB C&S株式会社
クラウド・ソフトウェア推進本部
CAD&ドローン&AR事推課
羽根 隆嘉