皆さまこんにちは。SB C&Sの井上です。
今回は、Azure仮想マシンの利用料金を削減できるプレビュー機能である「VM休止機能」についてご紹介します。
概要
Azure仮想マシンはAzureのサービスの中でも根幹となるIaaS VMを提供するサービスで、Azureデータセンター上にVMをデプロイしてその上で様々なサーバー機能やサービス、アプリケーションなどをホストすることができます。
そしてAzure仮想マシンでは様々なワークロードを実行できるように多種多様なシリーズとサイズが用意されており、ユーザーはこの中から利用したいSKU(シリーズやサイズ)を選択してVMをデプロイし、あらかじめSKU(シリーズやサイズ)ごとに決められた利用料金を利用した時間分支払う従量課金方式の支払い形態になっています。
また、Azure仮想マシンの利用料金は、AzureデータセンターのコンピュートリソースがVMに割り当てられているかどうかで発生するため、Azure Portalから停止操作を行うことで課金を一時的に止めることができます。
今回ご紹介する「VM休止機能」を利用すると、従来の停止操作と同様にVMの課金を一時的に止めることができ、さらにVM休止時にメモリの内容をOSディスクに格納してから停止するため、再度開始時に休止前のアプリケーションとプロセスを再開させることができます。
今回はVM休止機能の設定方法に加えて、休止状態と停止状態の比較もご紹介します。
なお、VM休止機能は現在プレビュー中の機能なので、本番環境への導入は非推奨となる点ご注意ください。