こんにちは!SB C&Sの高橋です。
前回の記事では【CAD】をテーマに
Solid EdgeやNXといった製品についてお伝えしてきました。
(前回までの記事はこちら)
【SIEMENS】 -Solid Edge編- 設計探索の鍵となるCAD Solid Edge / NX
【SIEMENS】 -NX CAD編- 設計探索の鍵となるCAD Solid Edge / NX
今回のテーマは【PLM】です!
これまでデジタルスレッドについてもお伝えしてきましたが
今回はPLMとしてシーメンス製品の重要な役割を果たす
Teamcenterについてお伝えしていければと思います。
まず。。。。。
PLMとはなに???
という方もいらっしゃるかと思いますのでご説明させていただきます。
PLM(Product Lifecycle Management)の略で 製品ライフサイクル管理のことを指します。
具体的には製品を作り始めた段階から完成もしくは廃棄されるまでの全てのプロセスを指す言葉です。
PLMは自社製品の一連の流れを管理することで合理的かつ効率的な製品ライフサイクルを実現しています。
先日まで説明していたSolid EdgeやNXも製作する段階でCADデータが作成され、
その製品を作る為の部品表や文書なども生み出されます。
そうしたデータもPLMを使用して誰もが見れる状況下で、情報の共有を行うことで、
その製品がどういう状態なのかを瞬時に把握すること可能です。
これにより製品情報の一元化がされるためより効率的な業務が可能です。
SIEMENSでいうPLM製品は
Teamcenter
といい、この製品がSIEMENSが目指すデジタルスレッド
実現に大きな役割を持つ製品になります。
主な特徴として以下が挙げられます。
1.データの管理
一元管理:製品データ・設計データ・文書、CADデータを一元管理可能
バージョン管理:データのバージョンを管理し、変更履歴を追跡可能
BOM管理:部品表(BOM:Bill of Materials)を管理し、製品の構成を管理。
2.情報の共有
社内の情報共有:異なる部門や地域にいる社員とリアルタイムに情報の共有が可能
パートナーとの連携:開示する情報を絞ったうえでパートナー様ともデータ共有が可能
3.作業の可視化
タスク管理:各部門、従業員のタスクを明確にし、進捗を管理可能
また適切な人員配置にも役立ちます
4.品質管理
品質保証:製品の品質標準書や検査結果のデータの管理と手順書管理をサポート可能
1つのデータという点の状態から、誰もが見れる線に変えるには
このTeamcenterの存在は不可欠なものになります。
Teamcenterは製品のライフサイクル全体を通じでデータとプロセスを統合管理することで、
製品の品質向上、コスト削減、TTM(Time to market)の短縮を実現するPLM製品です。
次回はTeamcenterの製品によりフォーカスした内容をお届けいたします!
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回の記事もご期待ください!
著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部クラウド・ソフトウェア推進本部
ビジネスソフトウェア推進統括部
インダストリーソリューション推進部 販売推進課
高橋 健児